28話、天文20年12月27日
色々ありまして、投稿の間がとても空いてしまいました。申し訳ありません。
ーーーーー天文20年12月27日ーーーーー
’藤三郎様’
「ん、小猿か。尼子が仲間割れしよったか?」
’その通りにござる。晴久が、新宮党の粛清を開始。尼子国久・誠久父子が居城を攻められ自刃。それに反発した新宮党残党2500が謀叛。尼子は内乱となっております。’
「ん?2500?新宮党は3000騎いたはずだろう?500騎はどうしたんだ?」
’誠久と確執のある、尼子敬久が兵を挙げず、日和見にございます。’
尼子敬久というと、新宮党の中でも随一の将だ。兄、誠久との間に確執があったとは。
「御屋形様と父上に今こそ尼子を討伐すべしと、お伝えしろ。」
’承知。’
「そして、敬久殿にも書状を。誰か、筆を持て!」
敬久がこちらの要求通りに動いてくれれば良いが、、、
ーーーーー天文20年12月30日早朝ーーーーー
義隆から出陣の許可が降り、父上も俺に合わせ出陣するとの事だ。
「陣触れだ!!兵を集めよ!!!」
直下兵100、農兵400、工作兵50、末武父子の兵100。合計550の兵がずらーっと並ぶ。
「若、降松兵550揃いましてございます。忍衆は、各地に散らばっておるとのこと。」
「揃ったか。じい。」
500を越す兵の前に進みでる。
「皆の衆!!!時は今なり!!!!尼子を食わねば我らが食われる。生き残るため、尼子を攻めるぞ!!!」
「「「「おぉ!!!!!!」」」」
日頃の軍事演習の甲斐あって、農兵を含めた兵たちの顔が自信に満ちている。
父が待つ、若松城に、兵を率い向かう。
ーーーーー天文20年12月30日・昼頃・富田若松城ーーーーー
「藤三郎、参陣致した!!!開門!!!開門!!!!」
「若様!!殿が本丸に待っておられます!!!!開門せよ!!!!!」
ギギギギーーーーー若松城の城門が開けられる。じいと、甚太郎、弥左衛門、新衛門を伴い若松城へと入城する。末武(父)は、甚次郎と共に留守を守る。
「父上、藤三郎、参上いたしました!!!!」
「待っておったぞ!藤三郎!!!!にっくき尼子を討ち滅ぼすため、共に戦おうぞ!」
「殿!!!!山口より、御援軍が到着しました!!!!」
遂に今作初の戦となります。
僕も楽しみです。
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