25話、バーサーカー登場!
ん?何だこのタイトルは。
まだまだみせません。まだまだ見せません。
昨日の遅れを取り戻します。
ーーーーー大内家屋敷・評定ーーーーー
今回の大内家の評定だが、俺が元服し成人となったことで、評定に出されている。
父や伯父②、養父相良武任を初めとする重臣のお歴々が前に座り、俺のような平の平は末席の末席に座らされる。
少し待つと小姓を伴い、御屋形様が前に出てきた。
「これより、評定を始める。」
皆が、頭を下げるのに合わせて俺も頭を下げる。
「まず、皆に改めて紹介じゃ。そこの末席に座るのが、先日元服を済ませた、陶藤三郎隆護じゃ。」
「陶藤三郎隆護にございまする。若輩者で、分からぬことも多いですが、皆様のお役に立てればと思います。」
「うむ。わしからも皆、藤三郎を支えてやってくれ。」
「で、本題じゃが、大友は、当主がわしの甥に変わり、完全に西の憂いが無くなった。であるから、先の尼子との雪辱を晴らしたく皆に集まってもらったのじゃ。」
「「「「おぉ!!!!!!」」」」
やっと、大内義隆が重い腰をあげたか。
「であれば、御屋形様!!!この隆房に先の戦の汚名返上をさせて頂きたく!嫡子、隆護を元服を済ませております。陶一族に先鋒を任せて頂ければ万全磐石にございます!」
え、先鋒?聞いてないよ?
「武任からも、御屋形様なにとぞ。」
え?武任さん、パパのこと嫌いじゃないの?あ、そうだ。俺の義父なんだった。仲良くしときたいよね、、、
「うむ。尾張守ならば、先鋒を任せられるな。藤三郎は、初陣か。そなたの兵は、強者揃いと聞く。しっかり、父を支えよ!」
めっちゃ期待な目で見られてるよ。俺戦なんてしたことないよ!!!
死にたくないよ、、、、
いや、大内家臣の皆さんもそんなきらきらした目で俺を見ないで〜!!!!!
「初陣ではございますが、宿敵尼子との大一番に参陣でき、我が嫡子藤三郎も幸せ者でしょう。のぉ、藤三郎。」
「は、はい、、、」
「何をそんな弱気になっておられる、藤三郎殿!!震えておるぞ?そんな弱気ならこの左衛門少尉に先陣の誉ゆずってほしいわ!」
ん、この重心の席に座る男はバーサーカー冷泉隆豊だ。俺はお前とは違う。バーサーカーなどでは無い。
「む、武者震いでござる。どう尼子を叩こうか考えれば考えるほど、気持ちが昂りまする。」
「はっはっはっ!そうか、藤三郎殿!それは良い心構えじゃ!!!」
「亀童丸の代にこんな有能な者がいて、わしも嬉しいぞ、藤三郎!!!」
あ、あはははは、、、、、
戦の予感、、、
冷泉隆豊さん。この忠臣僕は好きです。もし、自分が戦国武将になって家臣を選べるとしたら隆豊さんと島津豊久さん、槍大膳さん連れていきますね。無双します。
やっぱ辞めます。摂関家の次男になって比叡山のなまぐそぼうずになります。
感想、評定お待ちしております。
ご助言やご指摘もドシドシ!
誤字訂正も本当に助かります!




