26年1月19日号『こんな所に縁がある』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
互助会と言っても
参加される顔触れは
片や比較的世代が若かったり、
片や諸先輩の方々に囲まれたりと
場によって大きく異なり、
若者なのかベテランなのか
臨機応変の立ち回りが求められます。
それでも肝要になるのは、
年齢の上下に関係なく
敬語と感謝の言葉を忘れないこと。
基本、年輩よりも若輩の方が
優秀なのは変わりません。
例えば、スマートフォンを
新たに買い替えたとしましょう。
私の世代までは使いこなせたとて
結局使うのは基本操作や
使い慣れたアプリばかりで、
新しいアプリを導入しても
全く使わないまま放置なんて
ザラにありますが、
若い方は説明書を読まずとも
簡単にコツを掴んで
平然と使いこなせている。
教えてもらっても
中々理解が難しく、呆れられる
世代になっているかもしれませんし、
高齢者の方々に向けた
スマホ教室が盛況なのも頷けます。
少し話がズレました。
今日の互助会の参加者は
参加者の方が多いのですが、
横のネットワークが広いのが特徴で、
いい話を小耳に挟んだり、
掘り出し物に巡り合う
機会も豊富にあります。
先日、青嶋コートが見つからないと
頭を抱えておりました。
その時も、そろそろ
冬物の割引セールが来るから
目を光らせておけばいいかと
先延ばしの結論に落ち着きましたが、
今日の互助会は
フリーマーケットも兼ねており、
独自のネットワークで
手に入れた商品や
手芸を得意にされている方が
作られた小物類も取り扱われます。
そんな中、ラインナップに
新しいものが仕入れられました。
それが緑のハーフコート。
フードも付いておらず、
冬用と言いますか
スプリングコートに近いのですが、
とにかく軽さを重視した
ライトダウンが冬用アウターの
メインになっている中、
この逸品、重量感たっぷりで
如何にも逸一般人好み。
出品の経緯を尋ねますと、
袖を通したのは1,2回で
もう着なくなったからだそうで、
試着したみた所、
生地がぎゅっと詰まっているのか
肩回りが少々窮屈ですが、
着こなせない違和感はない。
価格も決めていないので
言い値で売りますよと言われます。
「チャンスの神様は前髪しかない」
常に言っている言葉が浮かびますが、
財布の中には3000円。
迷った結果、2000円で手を打ち、
折角ですから着て帰り、
着てきたダウンコートは
紙袋に詰めて持って帰る
不思議な出で立ちの出来上がりです。
帰宅後、コートを調べますと
表示されていたタグにはsteinbock、
オーストリアで1937年創業の
老舗ブランドであり、
素材はローデンクロスと
ウールを縮絨させた
高密度な伝統生地ですから
重いのは当然でして、
価格帯を調べてみますと
中古の最安値でも7000円。
中には平然と5桁を超えており、
「これを2000円で買えたのか」と
自身の無知さに顎を落としつつ
こんな所にも縁があるものだと
吊るされているハーフコートから
漂ってくる格式感に
少し気圧されています。




