3月9日号 『Erosion』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
昨日は【GOCHA】という造語にしましたが、本日は正真正銘の英語です。
英和辞典で引いてみますと【名詞:侵食】と出てくるでしょう。
私の世代ではL'Arc〜en〜Cielが思い浮かびます。
地理の世界だと反射のように出てくるのは、リアス式海岸と併せて出てくるフィヨルド。
現地に行こうとしなくとも、何故か頭の片隅に残っています。
調べてみますと、語源はノルウェー語から来ているようで、
普段触れる機会がないからこそ、斬新に耳に届くのでしょう。
今回はそんな侵食をテーマにしたスチャラカ路線をお届けします。
そうは言いつつも、侵食という言葉が持つイメージはプラスとは言い難いものです。
ついて回りそうなニュアンスとして『コンピュータウィルスの侵食』といった、
悪いモノが身体やシステムを侵して悪影響を及ぼしている様子を表現します。
とはいえ、どんな人間であろうとも侵食からは逃れられません。
与えられた24時間の空欄から、
睡眠・食事・仕事・家事・その他諸々の工程が空欄を侵食しているのですから。
そんな中、プライヴェートな時間帯というものはあるでしょう。
趣味・寝室・トイレと極力必要となっている時間帯です。
個人的に最もプライヴェートな時間帯といえば、バスタイムだと思います。
その他の時間帯は、少なくとも衣類は身に纏っていますが、
この時間帯だけは格好は全裸(もしくはそれに近い)でしょうし、
貴重品を持って入る事はありませんから、真の無防備な状態と言っても過言ではないでしょう。
湯船につかりながら全身を伸ばして、疲れを取る事だけに専念する。
何の邪魔も入らない空間ですから、本当の意味で呆然とできる時間帯でもありますし、
全裸でいられる非常識な空間だからこそ、使っていない脳の部分が活性化され、
机に向かっている時よりも、妙案や斬新なアイディアが浮かぶ契機となるのでしょう。
何処かで読んだ本の中に、
新たなアイディアを生み出す空間にトイレやバスルームの割合が多いのも頷けます。
ですが、その空間までも侵食しようとするモノがいるのです。
それがスマートフォン。
どうやら防水機能の高い商品を紹介するために、
モデルさんのバスタイムにスマホを操作している様子を宣伝しています。
情報は新しければ新しいほど強力なソースになるというのは理解できますし、
それこそ1分1秒を大切にするトレーダーさんにとっては嬉しい材料かもしれませんが、
本当にリラックスしたい時や、
浮かんできた奇抜なアイディアに驚きたい時にスマホを操作する。
そこまでして寛ぐ時間を侵食させたいのかと、少々複雑な印象を持ってしまうのです。




