11月10日号 『同情しちゃう』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
本日の「むだぶん」のベースを拾うのにかかった時間はたったの15秒でした。
いつもこんな軽い感じで「むだぶん」の話題が出てくれば、
焦燥感に駆られる事なく指も軽やかに動いてくれます。
これぐらいの頻度での毎日話題を拾っていかないといけないようですね。
という事で、連日のスチャラカ路線をお楽しみいただければと思います。
15秒といえば…もうお分かりだと思いますが、とあるコマーシャルからです。
お腹を空かせている男衆の目の前に料理が皿に盛られました。
料理の主役は焦げ目も鮮やかな「餃子」が輪になって登場します。
そのビジュアルに待ち焦がれていた男衆が歓声を上げます。
流石に焼きたての餃子が持っているポテンシャルというべきでしょうか、
己が食欲の赴くまま餃子を掴み、白米を片手に箸が進みます。
みるみるうちに姿を消していき、残り3個に対して男衆は3人。
穏便に済ませるなら1人1個で丸く収めるのでしょうが、
ここで見た目がぽっちゃりの男性が荒業に打って出ます。
「ここで…2個食べ!」見事な箸捌きで2個掴んで白米の上に置きます。
残すは1個。遅れを取ってはいけないと思ってか慌ててその確保に動き、
見事に争奪戦を勝ち抜き、その余韻に浸りながらも若干口惜しそうに戦利品を貪ります。
空になった途端、もうひとりの男性が大き目のフライパンを両手に登場します。
恐らく彼がこの部屋の主で餃子パーティーの主催なのでしょう。
熱々のフライパンからひっくり返されて出てきたのは、
こんがり色のついた真新しい餃子の輪。
男性陣から再び歓声が上がり、第2ラウンドのゴングが鳴る前から一斉に箸を伸ばし、
再び争奪戦の幕が上がりました。
ここで商品の画像が流れ、僅か15秒のコマーシャルがフェードアウトし、
違う商品のコマーシャルへと切り替わっていくわけですが…
さて、ここで問題です。
このコマーシャルの設定上、最も損な立ち回りとなっているのは誰でしょう?
そう。結局餃子にありつけていない部屋の主でしょう。
1度目は2度目の餃子を焼くために登場していませんし、
2度目もお客さんの勢いでスタートダッシュが切れていなかった様子でした。
餃子パーティーの主催として客人をおもてなしをする以上、
餃子も主催が用意していたものでしょう。
客人が餃子を用意するというのなら若干立場はイーブンへと傾きますが、
全て主催が用意するとなると、その負担は増えていく一方です。
好評でなければ、恐らく2度目が開かれる可能性は低いでしょう。
負担だらけの餃子パーティを進んで開こうと考えた心の広い部屋の主に、
少々同情の念を持ってしまうのです。




