自分のスタイルは「キャラクター重視派?」「ストーリー重視派?」
突然ですが、お笑い芸人の又吉さんが「火花」で芥川賞をとった2015年。
その時、又吉さんと一緒に芥川賞をとられた方をご存じでしょうか。
そう、「スクラップ・アンド・ビルド」の羽田圭介さんです。
恥ずかしながら、僕は又吉さんばかり気にかけてて羽田圭介さんという方を存じ上げておりませんでした。
メディアでも又吉さんばかり取り上げてましたし、多くの人が又吉さんに注目していた気がします。(羽田さん、ごめんなさい)
そんな羽田圭介さんの器の大きさを物語るこんな話があります。
しばらく又吉フィーバーが続いてた頃、羽田さんはメディアからこんな質問を投げかけられました。
「又吉さんと一緒の受賞についてどう思われますか?」
普通の人なら「なんでそんなこと聞くの?」とカチンと来ますよね。
だって、みんなして「又吉さん、又吉さん」て言ってるんですもの。
もしかしたら聞いた記者の方は羽田さんの嫉妬の言葉を聞きたかったのかもしれません。
けれども羽田さんはこう答えました。
「又吉さんが一緒に受賞してくれたおかげで、今も芥川賞が話題になってる。メリットしかないです」
嫉妬や恨みなんてまったくないどころか、感謝すら感じられる言葉ですよね。
事実、「僕も芥川賞とったんですよ」と自虐ネタで著書をPRしてました。
この人すげー! という思いとともに、羽田さんの器の大きさに惹かれました。
こんな人物に、僕はなりたい(宮沢賢治風に)
さて。
話は変わりますが、みなさんは小説を書く時、
①キャラクターを大事にするか
②ストーリーを大事にするか
どちらでしょうか。
これ、実際に編集者さんが若手の作家20人に聞いた質問です。
その際、「キャラクター」と答えた人が12人。「ストーリー」と答えた人が6人。「その他」と答えた人が2人だったそうです。(その他とは、「どちらが大事とか聞くこと自体おかしい」と答えた人=この話題を提供してくれた作家さん)
後に「その他」と答えたその作家さん、その編集者さんと会って当時の話をしたらしいのですが、「キャラクター」と答えた作家さんは今なお現役で書き続けてると教えてくれたそうです。
逆に「ストーリー」と答えた作家さんは、ほとんどが途中で書くのをやめてしまったんだとか。
「やっぱりキャラクターは大事ですね」
そんな編集者さんの言葉に、作家さんも「その通りだな」と思ったそうです。
全部が全部そうではないとは思いますが、やっぱり「キャラクター重視」のほうが書いていく上でモチベーションが維持しやすいのかなって思いました。
※あくまでライトノベルに限った話 & 個人的意見です。ストーリーがダメってわけでもないよ!
ちなみに僕はキャラクター8割、ストーリー2割くらいの「キャラクター重視」派です(ほんとかよ)
ホラーはストーリー9割ですけどね!
ジャンルによって違いはあるのは仕方ない! とは思います。
みなさんも「ストーリー」が思いつかなくて悩んだら「キャラクター」から考えてみてはどうでしょうか。
作家でもないお前が何言ってんだよ! という話でした。




