「YAZAWA号」に3回も遭遇した話。あと、一番すごいと思った俳優さんの話。
「3年でサクセスできたけど、ハッピーになるには15年かかったよ」(by矢沢永吉さん)
先日、通勤途中にリアガラスにでかでかと「YAZAWA」というステッカーが貼ってあるステップワゴンの後ろを走りました。
車のナンバープレートはもちろん「830(やざわ)」
以前、テレビでナンバーに関しては知っていたので「あ、これガチのファンだ」と思いながら後ろを走っていました。
僕の勤務地は自宅からけっこう離れてるのでその車とは途中で別れたのですが、なんとその日の帰りにまたもやその「YAZAWA」号と遭遇。しかもまたもや僕の真ん前。
さすがにちょっと興奮してしまいまして、思わず矢沢永吉さん本人じゃね? と思ってしまいました。
まあ、そこまでは単なる偶然かもしれませんが、なんと次の日も「YAZAWA」号が私の前に現れまして。
完璧に「矢沢永吉さんが僕を誘ってる」と思いました(笑)
冒頭のセリフはそんな経緯があってからの矢沢永吉さんの名言です。
こうして矢沢さんについて調べたりしてるのも、あの「YAZAWA」号の影響です。
ファンの働きって凄いね。
ちなみに、その後「YAZAWA」号とは遭遇できていません。
「B'z」のステッカーを貼った「松本ナンバーの178(ギターの松本さんとボーカルの稲葉さんにちなんだナンバープレート)」は遭遇しました(どんだけwww)
それはそうと、世の中にはたくさんの素晴らしい俳優さんがいらっしゃいますよね。
本当にその役の人にしか見えない演技をたくさんされています。
香川照之さんはお騒がせなニュースになったりもしてましたが、悪役の顔をすると本当に憎たらしくなるし、松重豊さんは『孤独のグルメ』のように一人でフラッとお店に入って黙々と食べてそうなイメージが定着しちゃってます。
そんな中でも個人的に「この人すごい!」と思ったのが高倉健さんです。
1999年公開の『鉄道員』のあるワンシーンが非常に印象的でした。
それは主人公の乙松(演:高倉健さん)の妻・静枝(演:大竹しのぶさん)が亡くなって、霊安室で眠っているのをじっと見つめているシーン。
実は乙松は仕事人間で、鉄道員一筋。
奥さんが亡くなる直前も鉄道員の仕事をしており、最期を看取ることはできませんでした。
代わりに最期を看取った同僚の奥さんが、霊安室で無言でたたずむ乙松に言うんです。
「どうして泣かないのよ」と。
「泣いてやってよ」と。
そう言って責め立てる奥さんに対し、乙松はこう返しました。
「おら、ぽっぽや(鉄道員)だから。身内のことで泣くわけにはいかんでしょ」
そう言って、ツーっと一筋の涙を流すんです。
もう鳥肌が立ちました。
ここでこういう涙流せるのか! って。
けっこう長いワンカットだったので、目薬なんて指す暇もありません。
それに高倉健さんは一発撮りが基本スタイルなので撮り直しもなく、まさにこのシーンは本番で出た涙。
最後の最後で涙を流す高倉健さんの演技力は本当に素晴らしかった!
高倉健さん、本当に尊敬する俳優さんの一人です。




