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使えるものは何でも使ってね!

「よし、それじゃあ泳ぐわ!」


「泳ぐの!?」



儀式はちゃんと終了し、大人しくお礼して住み家から出たお姫さんの第一声です。


「ノイン様、今戻らなくては野宿する事になるのですが……」


そだね、門閉まっちゃうし、夜中に移動は色々大変よ?


「大丈夫!一度野宿してみたかったのよね!それに折角の海よ?泳ぐ機会よ?」


野宿してみたかったんか、そして泳ぐ気満々だったから下に水着だったんね。


てか儀式はついでだった……?


「せめて妖精種の所に泊めてもらうとか……」


いや、人サイズの泊まる場所無いし……神殿はイケるかもしれんが宿泊は……


てか食料が無いんじゃね?

妖精種さんの食料大量に消費する事になっちゃうよ!祝福してもらった上にご飯食らいつくしたらアカン!


つーか、あれ?


騎士さん達野宿経験あんの……?



……あ、無さそう、すっごく困惑中☆



つまり……必然的に迷宮学園組がサバイバリャーな色々云々をせねばならんのか……。


えぇ……めんど(ry


まあ仕方ない……一番の問題はご飯ですよね!


ご飯ですよね


騎士にご飯が作れるか……こいつ等作れ、無さそう☆

お姫さんは除外な。

で、クラウスとジェネス……あ、無いですねサーセン


つまり俺がご飯の準備しなきゃならないのかな……


すまないが食事の潤いは諦めてください。

イナンナさんが居なくては……イナンナさんが居なくては潤い何て無いんだ!(床ドン)


お肉切って焼く感じでヨロシイか!


騎士連中に獣狩りと食べれそうな野草……は、ジェネスくんの鼻を頼りに見つけてもらおう。

騎士連中に野草が見付けられる気がしない(真顔)


毒草採ってきそう。


「よし、それでは騎士さん訓練でーす。森で獣狩ってきて下さーい。」


にっこり笑う。


「「「「「え」」」」」


訓練ですからね!

ちゃんとイナンナさん経由で副団長にお伝えしたよ!

上司命令だもん!拒否出来ないよね☆



心配だからアイナとテトラも食べれそうなの狩ってきなさい。






――――――――――






このお姫さんノリノリである(野宿)


調味料になる実とか草が少し手に入ったのでお肉に使えました。やったね!

まあでも……美味しくもなく不味くもなく……

何とも言えない顔で食いました。


お姫さん以外


何か凄く楽しそうに食べておった。

お姫さんなら高価な美味い飯食えるのにな。


「冒険とか迷宮とか凄く興味あるんですよね!」


と、冒険者生活や学園生活に興味津々でジェネスや俺にもガンガン話しかけてきたんですが。


野宿と言いなんつーか、お姫さん逞しい……


「迷宮学園……通ってみたい……」


……それはどうなんだろう……?

出来るのか……?




さすがにお姫さんを外で眠らせるワケにはいかないので、不満そうなお姫さんを馬車に押し込み森で一泊。


夜中に出た魔物は森従コンビに狩ってもらい(騎士仕事しろ)何事もなく野宿を終え獣王領に帰ってきましたーひゃほー!


ん?何々、貴族様辺りが?口を割らない?

あの謎の玉について?



……教えてくれるか分からんがお馬鹿そうな騎士が二人ほど、


「身ぐるみ剥いで捨てたんだが使えないかな」


忘れてたけど。


「おま、お、ちょ……そう言う話は最初に言えよおおぉぉぉおお!!?」


「あ……そう言えば何か、騎士を名乗る身元不明の男を牢にぶち込んだって同僚が……」


いやあ、重要じゃないかなって(真顔)


まあこれで問題解決だよね!

適当に言って上手く信用させるんだよっ☆


信用させればベラベラ余計な事まで話してくれると思うんだ(ニコッ)


「オーリ、黒い」




え?どの辺がですか?

おっかしいなぁ?

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