表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/138

逝く準備はオーケーですか☆

「……エヴァーさんの種族いつからゾンビになった?」




え?昨日から?




じっくり慣れさしましたヨ☆

これで今後は大丈夫じゃないかなっ!



疲労困憊なエヴァーちゃんは生ける屍状態で準備中だよ!


何かって?生還おめでとうな歓迎会の準備です。

俺等も歓迎会終了後にあった立食パーティーのね!


準備って言ってもテーブルとか食器類を用意して食堂のおばちゃんが作った料理を置くだけっすけどね。


今年も貴族さん方の性格矯正されちゃうのかなっ☆


楽しみですね。






――――――――――






「ふひょひひひぃっ!やっぱり火を纏わせるならぁ!このデザイン良くねっ?ここから火がぶわってひゃっほーいだぜぇえええ!?くふっ!」


どうしよう、何言ってるか分からないって顔でこっち見ないで。


透かし彫りっつーの?デザイン綺麗で見た目も良いじゃん。

穴が気になる?穴開き包丁って切れ味良いらしいよ?

薄くて軽くて頑丈らしいから良くない?



ところで何で俺、売店への買い物に付き添いさせられてんの?




結局クラウスは店主オススメの剣にしました。

ルナも買いに行こうか迷っていましたがグランツさんからの餞別ナイフをプレゼントしておきました。


グランツさん……良い仕事してます。


クラウスの剣を購入して教室戻ったらルナがナイフを眺め惚れ惚れしていました。


……あれ、ちょっと危ない人になってね?


エヴァーまだゾンビ……あ、寝てる?凄い寝言言ってね?

手もバタバタ動いてますね!ゴーストとゾンビに襲われる夢かなっ!


「私も何かパワーアップ出来れば良いんですけどね……」


とイナンナ嬢がしょんぼりなさった。


矢はどうしても使い捨てになる場合が多いからね、鉄の魔力通せる矢を一本使い捨てになんて出来ないってか勿体なさすぎるわ。


まあでも、あれだよ!《神聖魔法》には攻撃魔法もあるんだから!

その内覚えてガンガンホラー系魔物倒せるよ!(多分)


「そうですね!頑張って覚えます!」


暫く敵はホラー系な気がすからね。

五階蟻で十階蝶で十五階蜂で二十階カマキリと、虫系だったから……四十階までホラー系かしらん☆


エヴァー、強く生きろ!


まあそんなワケで(どんな)

対ホラー強化クエストでっす!イエイ!


「やる気満々なイナンナさん達に素敵なクエストがあるんだよねっ!」


にっこり笑って用紙を懐から出したらエヴァーが突然飛び起きた。


おや、さっきまでゾンビだったのに……おはよう☆

そんな涙目で見つめられたらオニーサン照れちゃうなぁ……ふふふ……



「さあ!エヴァーちゃん?張り切って





逝ってみようか☆」



森の中の洋館なんてホラーの定番だよね!


「オーリさんがイキイキしてる……」


「あれ確実に行くじゃなくて逝くだよな」


「エヴァー様……強く生きてくださいませ」


外野陣が好き勝手言ってる気がするが誰も止めないからオーケーって事だよね♪


楽しみだなぁ……


ほら、墓場でゾンビと運動会☆じゃなかっただけマシだと思いなよ!




おや、エヴァーが床に崩れ落ちた☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ