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第41話 神槍ラジュネイト

物理的思考が頭をもたげている最中にモンスターに気づかれた。

慌てて、シルに『鉄壁の乙女』をかけてもらう。


とりあえず、サンドマンとストーンマンをルシェの『破滅の獄炎』で消失させる。

少し余裕が出たので再び思考を開始する。

残りの金属系の1体はルシェに倒してもらうとして問題はもう1体のモンスターだ。

俺が盾役で突っ込んで、どうやって仕留める?

シルの『神の雷撃』を試してみるか?

いや、効かなかった時に隙が生まれてどうなるかわからないな。

ルシェに『破滅の獄炎』を連発してもらうか。

これも3連発は試したことがない。

ルシェだし、ちょっと不安だ。

うーん。

あれを試してみるか?

いや、でもなー。

俺が盾役しっかりやれば大丈夫か?

うーん。

悩んではみたが、これが一番いいような気がする。


「シル、神槍で攻撃することってできるのか?」


「えっ。もちろん出来ますよ。」


「じゃあ俺が抑えてる間に攻撃頼む。」


「はい」


「ルシェはもう1体に『破滅の獄炎』頼む。」


「ああ」


『鉄壁の乙女』の効果が切れる瞬間、俺はブロンズマンめがけて特攻した。


「グワーン!」


ストーンマンを受け止めた時以上の衝撃が来た。 押し返しながら


「シル、たのむ」


「はい」


「我が敵を穿て、神槍ラジュネイト」


シルの聖句のような声が聞こえた途端 俺の後ろが発光した。

よく見えないが多分、シルの槍が光っている。

次の瞬間


「ドバガガーン」


目の前のブロンズマンが消失した。


「えっ!?あー。まー、ねっ」


シルだし、神槍だし、こうなっても何も不思議なことはないのだが。

今までシルに神槍を使用させなかったのは、俺なりに理由がある。

ヴァルキリーとはいえ幼女。

前衛に立たせて戦わせるのには抵抗があった。

そこには俺なりの騎士道精神があった。

もちろん騎士などという高尚なものではなく、ただのモブに過ぎないがモブなりの矜持がある。

実際には守られてばかりなのだが、幼女は、俺が守るものと勝手に思っている。

前衛に立つのは俺でありたいと勝手に思っている。

そんな思いがあるので、神槍がすごいのはわかったが、できることなら今後も後衛でスキル中心に戦ってもらい前衛には立たせたくない。


「おなかがすきました」 「腹減った」


いつものように シルとルシェに魔核を摂取させるが、なぜかシルが悲しそうにこちらを見てくる。


「どうしたんだ?」


「これだと足りません。」


「え?いつもと同じだけど」


「神槍を使用したので、いつもよりお腹が減りました。」


「あのー。神槍ってお腹減るの?」


「はい。神具ですから。使用するだけでもお腹は減りますよ。」


「あーそうなんだ。そうだよね。へーっ。」


やっぱりシルの燃費は異常に悪い・・・


シルの神槍が十分に通用するのがわかったので今度は『神の雷撃』が通用するか試してみたい。


「シル、今度金属系のモンスターにあったら、最初に『神の雷撃』を放ってくれるか。」


「はい、かしこまりました。」


その後もシルに感知してもらいモンスターを何組か倒したが、なかなか金属系のモンスターと遭遇しない。

もしかしたら、金属系の個体数は少なめなのかもしれない。

俺でなければ、金属素材でもドロップするのかもしれない。


そんなことを考えながら、探索しているとようやく、ブロンズマンとサンドマンのペアに遭遇した。


「シル、頼んだぞ。」


「はい。 『神の雷撃』 」


「ズガガガガーン」


「あっ。」


ブロンズマンに轟音と共に雷撃が命中した瞬間・・・


ブロンズマンは跡形もなく消えていました。

物理的法則とかは関係ないのか?


ないんだろうな。


気がつくと、もう1体のサンドマンは、あっさりルシェが倒していた。


「シル。『神の雷撃』って金属系のモンスターにも効果あるんだな。」


「はい。それはもちろん『神の雷撃』ですから。」


「うん。あー。そうだよねー。『神の雷撃』だもんねー。」


真面目に考えてた俺がバカだった。

モブの浅い知識など、なんの意味もなかった

シルはやっぱりシルだった。


この瞬間、いままで通り、前衛は俺。

シルは後衛でスキルを使ってもらうのが決定した。


いつもありがとうございます。

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