表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/248

26.魔神、復活するが勇者にワンパンされる



 転生勇者ユリウスが、この世界に来て数日が経過したある日。


 辺境のとある洞窟の中にて。


 聖職者の集団が、ひとつの【像】の前で、必死になって神聖魔法を唱えてた。


「駄目です大司教! もう持ちません! 【邪神】の封印が解けてしまいます!」


 部下のひとりが、泣きそうになりながら言う。


「持ちこたえるのじゃ! こやつは2000年前に生きていた最強の邪神【ガンデスブラッド】! 封印が解ければ人類に……勝ち目はない!」


 大司教に発破をかけられ、聖職者達が神聖魔法を使う。


「お父様……わたくし、もう……」


 彼の隣に立つのは、赤髪の美少女。

 純白の衣装を来た彼女が、汗をびっしょりにしてつぶやく。


「耐えるのじゃ、【メアリ】! おぬしは四聖【セイファート】様の聖女の力を受け継いだ存在! おぬしが倒れたら終わりじゃ!」


 邪神復活を阻んでいるのは、聖女メアリの貢献が大きかった。


 彼女がいなければ、邪神はもう少し早く復活してしまっただろう。


 だが、どんな人間にも限界はある。

 聖職者達がこの邪神像のもとへやってきて、3日。


 寝ずに魔法を使い続けたが、ついに……。


 ドサッ!


「メアリ! くっ……!」

「大司教! 邪神像が壊れます!」


 バキィイイイイイイン!


 像が粉々になった瞬間、凄まじい量の【瘴気】が噴出した。


「なんという瘴気! 年々なぜか瘴気の濃度が濃くなってきているとは学者達から聞いたが、ここまでのものは初めて見た!」


 吹き上がった黒いガスは、やがて【人間】へと形を変えた。


【あーっはっはっは! やったぞ! 2000年ぶりの地上だ!】


 邪神は高らかに笑う。

 それだけで、周囲に衝撃波が走る。


 数多いた聖職者達が吹っ飛び、壁に体をぶつけ気を失う。


「邪神が復活しよった。終わりじゃ……もう……」


「まだですわ!」


 メアリが果敢にも立ち上がり、世界最高峰の神聖魔法を発動させる。


「【聖光フォトン】!」


 光が、邪悪なる存在を焼き殺そうとする。


【なんだ、この軟弱な魔法は?】


「そんな……! 聖女わたくしの力を、振り絞って使った魔法が……」


 ガンデスブラッドは瞬間移動。

 メアリの首を掴み、持ち上げる。


「や、やめろぉ! 娘を離せぇ……!」


 大司教が邪神の足に掴みかかる。


【触れるな、ゴミが】


 バシュッ……!


「ひっ! お、お父様ぁああああ!」


 邪神の手から発射されたのは、魔力でできた弾丸だ。


 それは目にもとまらぬ早さで、大司教の上半身を粉々にしたのである。


【そぉら! このおれさまが復活した祝砲だぁ!】


 ガンデスブラッドは手を天井にかかげる。

 そこから、雨あられのように、弾丸が発射された。


 ドガガガガガガガガガガガガッ!


 聖職者達は今の攻撃で全員死亡。


 天井にはぽっかりと穴が空いている。


「お父様……みんな……」


【おまえはおれさまの飯だ。女の肉は美味いからな】


 邪神はメアリを持ったまま、ダンッ……! と飛び上がる。


 洞窟から飛び出て、地上へと降り立つ。


【良い感じに世界の瘴気が濃くなっているではないか! 邪神の復活を契機に、各地で眠っていた魔の物たちが復活するだろう!】


 メアリは絶望の表情を浮かべる。

 魔王の生きていた時代とは違い、今は太平の世。


 戦うすべを持つ者は非常に少ないのである。


【わが魔力を感じとり、目を覚ませ同胞たちよ! 再び地上を阿鼻叫喚の……】


 と、そのときだ。


「おーい、そこのあんた」


 ガンデスブラッドの眼前に、黒髪の少年が、突如現れたのだ。


【あぁ? なんだ貴様は……?】


 小柄で、目つきの悪い男。

 それ以外に特徴は無く、どう見ても弱そうだ。


「女の子を乱暴に掴むのはよくないぞ?」


【人間ごときが命令するとは……万死に値するぞ!】


 邪神の体からは、莫大な魔力が噴出される。


「お逃げくださいまし! この者はガンデスブラッド! 2000年前に猛威を振るった魔神の一柱ですわ!」


「へぇ、そう」


 メアリは困惑した。

 目の前の少年が、この荒れ狂う魔力の嵐を前に、落ち着いていたからだ。

 

【死ねぇ!】


 ガンデスブラッドは、魔力の銃弾を撃ち出す。


「よっと」


 パシッ。


【なっ!? つ、掴んだだとぉおおおお!?】


 邪神は、驚愕のあまり、メアリを落としてしまう。


【馬鹿な! 目で追える速さではなかった! それをどうやって!?】


「え、普通に見えてたぞ?」


【あ、あり得ぬ……何かの間違いだぁ!】


 バッ……! と邪神は両手を前に出す。


 ドガガガガガガガガガガガガッ!


 弾丸が豪雨のように、少年のもとへ降り注ぐ。


 しかし彼は一瞬で、消える。


「おまえ、大丈夫か?」


 メアリは、空の上にいた。

 少年が彼女をお姫様抱っこしている。


「ちょっとここで待っててな」


 少年がメアリを離す。


「空を飛んでますわぁ!? いったいどうやって!?」


「え、空中浮遊の魔法だけど?」


 対象を空中に浮かせておく、超高難易度の魔法だ。


 メアリを残して、地上へ降り立つ。


「よっ、続きやるか」


 少年の瞳にぞくりッ……! と悪寒を感じた。

 

【こ、このおれさまが、こんなガキに怯えることなど! あってはならんのだぁあああ!】


 邪神は超至近距離で、魔力の銃弾を速射砲のごとく撃ち出す。


 一撃で地形を変える威力のある弾丸。

 無数のそれを受けても……しかし、彼は平然としていた。


「もういいな。そんじゃ【聖光フォトン】」


 カッ……!


 その瞬間、大陸全土を、聖なる光が包み込んだ。


 邪神は断末魔の叫びをあげる暇もなく消滅。


 小型の太陽かと錯覚するほど、強烈な光は、数分間消えることはなかった。


 ややあって。


 少年はメアリを回収し、地上へ下ろす。


「ケガはないか?」


「え、ええ……」


「ほかにケガ人、いるな」


 少年は穴から飛び降りる。

 死体となった聖職者達の前に立つ。


「お父様達は……もう……」


「【死者蘇生レイズデッド】」


 その瞬間、純白の強烈な光が、洞窟内を包み込む。


「生きてる……生きてるぞ!」

「お父様ぁ……!」


 メアリは穴の縁に手をかけて、中を見やる。


 父だけでなく、他の聖職者達も復活していたのだ。


「失われた死者蘇生の秘術……聖女であるわたくしでも使えないそれを、大人数相手に使うなんて……」


 メアリは少年を見やる。

 そこで、彼はこちらを見上げて、ニコッと笑った。


 ドキッ。


「な、なんですの……この、胸の高鳴りは……?」


 少年は浮かび上がると、穴から飛び出てくる。


「ケガ無くてよかったよ。そんじゃ」


「あの! お待ちになられて!」


 止めるまもなく、少年は去ってしまった。


「メアリよ……今の彼は、いったい……」


「わかりませんわ……ただ、彼の着ていた制服は、わたくしと同じ【学園】のもの」


 頬を紅潮させながら、メアリはつぶやく。


「わたくし、あの御方に会って、お礼を言ってきますわ!」

【※読者の皆様へ とても大切なお願い】


「面白い!」

「続きが気になる!」

「3章もガイアスとヒストリアはもっと酷い目に会え!」


と思ったら、

下の【☆☆☆☆☆】から作品への応援おねがいいたします!


面白かったら星5つ、

つまらなかったら星1つ、素直に感じた気持ちで全然かまいません!!!!!!!!


なにとぞ、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 無し [気になる点] 文章全体が幼稚過ぎる。 [一言] はっきり言ってつまらない。
[一言] まああんまり深く考えずに最強キャラが無双するスカッと話って思えばこんなものかなと 某無双ゲームとかで「いや、武器の一振りで人間が数十人も吹っ飛ぶ訳ないじゃん」とかそんな野暮な事言ってもしょう…
[気になる点] は?w なんか急に魔神が出てきたんだけどw魔神の扱い雑すぎそこら辺のゴブリンと同程度の扱いやん、適当すぎるだろwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ