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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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237/248

237.大いなる試練

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

 


 ガイアスは、神眼を使いこなすために――

 魔王ヴェノムザードとともに、訓練へと向かっていた。


 彼らがやってきたのは、ゲータ・ニィガにある、とあるダンジョン。


「ここは……なんじゃ? ダンジョンかの?」


 ヴェノムザードが目を細める。


「ここは《七獄セブンス・フォール》の一つ――高慢のダンジョンです」


「……なるほど。世界最難関のダンジョン群、その一角というわけじゃな」


 この世界には、無数のダンジョンが存在する。

 その中でも特に凶悪な七つを、人々は“七獄”と呼ぶ。


 ここは、その一つ――“高慢のダンジョン”。


「このダンジョンには、挑んだ者の“五感”を奪う特性があります。さらに、隠しルートを使えば……最下層からスタートできます」


「……つまり、五感を奪われた状態で、最難関を単独で踏破するつもりか?」


「ええ。それと……ヴェノムザードさん。ボクに【弱体化レベル・ドレイン】を限界までかけて、レベル1状態にしてください」


 ヴェノムザードが、一瞬だけ訝しげな顔をする。

 その提案は――常識的に考えれば、自殺行為だ。


 五感を封じ、レベルを初期化し、最下層からスタートするなど――正気の沙汰ではない。


「……なにか、考えがあるのじゃな?」


 ガイアスは馬鹿ではない。

 かつてユリウスの側にいたヴェノムザードだからこそ、彼の本質を理解していた。


「はい。ボクは一度、全部を捨てる必要があるんです。いまのボクを支えてる“獲得物”を、いったん……ゼロに」


 それだけで、魔王には十分だった。

 うなずき、黙って手を掲げる。


 ヴェノムザードの魔力がガイアスを包み、彼のレベルは――1へと落ちた。


 そしてガイアスは、黙ってダンジョンの奥へと歩き出す。

 地図をたどり、隠されたルートを進み……やがて、一つの巨大な穴の前に辿り着いた。


 それは、ダンジョンの“最下層”へと直通する、抜け穴。


「では、行ってきます」


「うむ……武運を」


 ガイアスは、迷いなく飛び込んだ。

 神眼の真価を引き出すために。さらなる強さを得るために――

 すべてを脱ぎ捨てた彼は、いま、“己そのもの”で試練へと挑む。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『現代最弱の退魔士、異世界を行き来できるようになり、最強唯一の魔法使いとなって無双する〜霊力のない無能は要らぬと実家を追放された俺、異世界で魔法を習得し現代に戻る。今更土下座されても戻りません』



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リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



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