228.正解
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ガイアスは八宝斎の工房にいた。
進化の樹とよばれるものの前に立っている。
樹の枝には無数の、輝く果物がなっている。
「不思議な果物ですね……宝石みたいにきらきらしてる」
「くんくん……うまそーなにおいでやがるです! 食べてもいいです?」
「だめだよ、ミカちゃん」
エリーゼがミカエルを止めようとする。
『いや、別にいいよ』
「ええんかい……」
サクラが八宝斎にツッコミを入れる。
『この木の実を見て、どう感じたか。どれが、いいと思ったか。それらの選択が、感性が……君たちにぴったりの武器を作るんだ』
……ガイアスは改めて進化の樹を見やる。
どうみても、ただの果物にしかみえない。
こんなのでどうやって、邪竜帝に対抗する武器が手に入るのだ……と。
前のガイアスなら、ブチブチと文句を言っていたはずだ。
しかし。
「まずは、ボクが選ぶ」
ガイアスは誰よりも先に、自分が前に出ることにした。
彼の思い描く勇者とは、理不尽な力を持つこともそうなのだが、どんな困難にぶちあたっても、まずは……ためらうことなくぶち当たっていく。
そんな、勇気ある人だ。
自分が真っ先に選ぶことで、他の皆に安心と、そして……考える時間を与えたい。
ガイアスはそう考えたのだ。
「…………」
ガイアスは飛翔魔法で浮かび上がり、樹、全体を見回す。
ガイアスは実を、一つ一つ見ていく。
色や形、つやなど……。
それらを見ていく。
全部を見て、ガイアスは言う。
「ボクは……選ばない」
「? どういうことです? えらべねーじゃなくて?」
「うん。選ばない。それが……ボクの答え。ごめん、皆。何の情報も与えられなくて」
するとミカエルは首を振る。
「だいじょーぶです。ぼくはもうこれって決めたです」
「わたしたちもっ」
そんな中で、八宝斎が言う。
『では……勇者よ。おまえは進化の実は選ばないということでいいんだな?』
「ああ。全部を見た上で、感じたんだ。ボクが使うべき武器はどこにあるのか」
……ガイアスは八宝斎に背を向けて、魔王のもとへむかう。
「ヴェノムザードさん。貴女だ」
「わ、我……?」
「ああ。ボクが手にすべきは、魔王剣ヴェノムザード。つまり……貴女です」
八宝斎はその様子を見て、うれしそうに『正解』というのだった。
【☆★おしらせ★☆】
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