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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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228/248

228.正解

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 ガイアスは八宝斎はっぽうさいの工房にいた。

 進化の樹とよばれるものの前に立っている。

 樹の枝には無数の、輝く果物がなっている。

「不思議な果物ですね……宝石みたいにきらきらしてる」

「くんくん……うまそーなにおいでやがるです! 食べてもいいです?」

「だめだよ、ミカちゃん」


 エリーゼがミカエルを止めようとする。

 

『いや、別にいいよ』

「ええんかい……」


 サクラが八宝斎はっぽうさいにツッコミを入れる。


『この木の実を見て、どう感じたか。どれが、いいと思ったか。それらの選択が、感性が……君たちにぴったりの武器を作るんだ』


 ……ガイアスは改めて進化の樹を見やる。

 どうみても、ただの果物にしかみえない。


 こんなのでどうやって、邪竜帝に対抗する武器が手に入るのだ……と。

 前のガイアスなら、ブチブチと文句を言っていたはずだ。


 しかし。


「まずは、ボクが選ぶ」


 ガイアスは誰よりも先に、自分が前に出ることにした。

 彼の思い描く勇者あにとは、理不尽な力を持つこともそうなのだが、どんな困難にぶちあたっても、まずは……ためらうことなくぶち当たっていく。


 そんな、勇気ある人だ。

 自分が真っ先に選ぶことで、他の皆に安心と、そして……考える時間を与えたい。


 ガイアスはそう考えたのだ。


「…………」


 ガイアスは飛翔魔法で浮かび上がり、樹、全体を見回す。

 ガイアスは実を、一つ一つ見ていく。


 色や形、つやなど……。

 それらを見ていく。


 全部を見て、ガイアスは言う。


「ボクは……選ばない」

「? どういうことです? えらべねーじゃなくて?」

「うん。選ばない。それが……ボクの答え。ごめん、皆。何の情報も与えられなくて」


 するとミカエルは首を振る。


「だいじょーぶです。ぼくはもうこれって決めたです」

「わたしたちもっ」


 そんな中で、八宝斎はっぽうさいが言う。


『では……勇者よ。おまえは進化の実は選ばないということでいいんだな?』

「ああ。全部を見た上で、感じたんだ。ボクが使うべき武器はどこにあるのか」


 ……ガイアスは八宝斎はっぽうさいに背を向けて、魔王のもとへむかう。


「ヴェノムザードさん。貴女だ」

「わ、我……?」


「ああ。ボクが手にすべきは、魔王剣ヴェノムザード。つまり……貴女です」


 八宝斎はっぽうさいはその様子を見て、うれしそうに『正解』というのだった。


【☆★おしらせ★☆】


先日の短編

好評につき連載版はじめました!!

ページ下部にリンクがございます!!


【連載版】転生幼女は愛猫とのんびり旅をする~「幼女だから」と捨てられましたが、実は神に愛されし聖女でした。神の怒りを買ったようですが、知りません。飼い猫(最強神)とともに異世界を気ままに旅してますので


または、以下のULRをコピーしてお使いください。


https://book1.adouzi.eu.org/n2793jy/



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