219.ムカつく天使
ルシフェルと目隠しチェスをした。
結果、俺の全勝。
「いやぁ、お強いですねぇ」
結界内部、理事長室にて。
シルクハットを被った、ルシフェルがにちゃりと気持ち悪い笑みを浮かべる。
「ユリウスくんは全てにおいて強いですねぇ。まるで神様みたいですねぇ」
「思ってもないこと言うんじゃあねえよ。神のパシリのくせに」
うふふ、とルシフェルが笑う。
「神なんて、あなたと比べたらカスですよ」
「おい天使……」
チェスに飽きた。
「次何するよ?」
「では脳内マリオカ●トでもしますか」
この世界では魔法でやるゲームというものがある。
映像魔法を応用しており、映像のなかのキャラクターを、コントローラーを使って操作するというもの。
「どこにゲームなんてあるんだよ?」
「ですからぁ、脳内でぇ」
「んなもんさすがにできるかよ。ほい」
俺は指を鳴らすと、目の前に画面、そしてゲーム機が出現する。
「ほぉ! これはすごい! 結界でこの中で魔法・能力を無効化してるのに! ゲーム機を作り出してしまうなんて!」
わざっとらしい驚き方しやがってよ。
「結界術を応用してるのですね」
「せーかい」
能力を使うと、無効化されてしまう。
だから、ここに貼られてる結界の術式を書き換える。
結界とは空間魔法。
区切った領域の中に、外と中という二つの世界を作る。
空間魔法を応用し、結界で区切られた空間のなかでなら、なんでも作り出せる空間へと、変えたのだ。
「相手の結界術の主導権をうばい、自らの都合のいいように作り変えてしまうなんてぇ。さすがですねぇ」
……さすがなんて一ミリも思ってないことが伝わってくるので、まあ、普通にムカついたね。
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