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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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203/248

203.信頼



《ユリウス視点》


 突如として上空に現れた、もう一つの世界。

 二つの世界がぶつかり合い、消滅しかけている。


 俺は世界崩壊を食い止めるべく、仲間と行動を開始。


「おんやぁ~? ユリウス君、いいんですかぁ?」

「またあんたか……」


 空を飛ぶ俺の隣に、ルシフェルがいきなり現れたのだ。

 ほんといつ見ても、うさんくさい顔をしてやがるぜ。


「どうもどうも。で、ユリウス君。今から君は天へ昇り、世界崩落を阻止しようとしてるわけですがあ」


 状況を把握ししすぎててキショい。

 つーか、こいつが犯人だろ。勘だけども。


「こっちの世界をほっといていいんですかぁ? 現在、あの世界から魔神とかやばいのが、こちらの世界に降り注いでるわけですがぁ?」


 俺もそれは感知してる。

 魔神。俺がやっつけた、まあそこそこ強い敵だ。


 現地人が対処するのは、ちと難しいだろう。

 いつもだったら俺が真っ先にいくところだが……


「いいんだよ」

「どうしてですかぁ?」

「んなの、ガイアスたちがいるからにきまってんだろ」


 我が弟、ガイアス。

 彼はもう立派な勇者だ。彼ならば、仲間とともに、この窮地を鮮やかに救ってみせるだろう。


 もう彼にはそれだけの力があるって、俺にはわかっている。

 

「だから信じて進むと?」

「ああ。悪いか?」

「いんやぁ、賢明なご判断で♡」


 どこかルシフェルはうれしそうだった。

 なんかそれがなぁ、自分の予想が当たってるみたいな感じがあって、むかついた。やっぱこいつが犯人だろう。


「あとでぶん殴る」

「どうぞどうぞ♡」


 俺はルシフェルをほっといて、天へと向かうのだった。

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