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異世界編「俺オンライン ~中学三年生だったカズヒロはMMOの中で二刀流剣士ミドガルドとして生きていく~」その1

「俺オンライン ~中学三年生だったカズヒロはMMOの中で二刀流剣士ミドガルドとして生きていく~」その1


作・鶏糞たべ太郎




 俺、カズヒロは、気がつけばMMOの中にいた。


「ここは、MMOの中? ブレファン(ブレードファンタジーオンラインRPG)の中にいるのか!?」


 しかも、スタート地点の草原だ。見たことのある景色が、どんなCGよりリアルな景色として広がっていた。しばらくすると雑魚モンスターのスライムが襲ってきたので、剣で斬った。

 MMOと同じく一撃で殺せたが、手にはスライムを剣で斬った手ごたえを感じていた。


「やっぱりブレファンの中だ! しかも、この姿……。俺、ミドガルドになってる!」


 ミドガルドは俺のMMO内での名だ。

 戦闘クラスは剣士でレベル67。このゲームの上位ランキングキャラクターであり、ゲーム内世界に五八人しかいない【ブレードマスター】の称号持ちだ。

 しばらく立ち止まっていると、頭の上にステータスが表示された。うん、間違いない。この表示はブレファンだ。頭の上に浮いてる文字だから読みにくかったが、名前は『ミドガルド』、レベルも67だった。大量のレア装備や金も持ったままだ。

 間違いない。俺はMMOの中に入って、自分のキャラクターになったんだ。


「キターーー! 俺、MMOの中に入ってる! ブーン!」


 俺は喜びのあまり、ブーンのポーズでそのあたりをぐるぐると走り回った。



 母親はいつも言っていた。

「ゲームなんかやめて学校に行ってちょうだい。ゲームなんて社会に出たときなんの役にも立たないのよ」と。

 何度俺が、

「学校なんか行かなくてもブレファンが勉強になる」

「こうやって将来のためにコネを作ってるんだ」

「俺がいないとパーティーのみんなが困る」

「今の時代ニートや引き篭もりなんて普通だ、ギルドには三〇代のニートがたくさんいる」

 と説明しても、少しも理解してくれなかった。自分もファミコン世代だったくせに。もとオタクで小説の同人誌とか書いてたくせに。

 だが、ざまあみろ。

 俺は社会になんか出ない。MMOの中に入ったのだ。



 ある日突然、部屋に乱入してきた両親にPCを捨てられた俺は、怒りと絶望のあまり国道に飛び込み自殺した。

 次の瞬間、俺はMMOの中にいた。

 俺はこのMMOの世界で幸せに生きてやる。それが俺の両親と世間に対する復讐だ!






【作者より】

 皆さま、はじめての人ははじめまして。鶏糞たべ太郎です。(といっても、ほとんどの人にとってははじめましてでしょうが(爆))

 大昔、グーハーの超ピコ手(核爆)サークル『うんパク』で主催を務めさせていただいた鶏糞です。諸般の事情により長らく同人業界から離れておりましたが、はずかしながら戻ってまいりました!(横井さん?)

 皆さま、十何年かぶりの新作、よろしくおねがいいたします。


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