033.『好き』を語る理由(2019.01.12)
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。
私、心がけて『好き』を語るように心がけております。まあ実行できているかどうかは周囲のご判断に委ねるとして、少なくとも気構えは「『好き』を語る方が何かと良かろう」と持っております次第。
なぜか。
『好き』を並べて語ったならば、自然と楽しそうな空気が醸されます。逆に『嫌い』を語ったなら、棘のある空気が漂うでしょう。
そして、場には空気に合ったヒトが惹かれてくるものです。好きなことで盛り上がりたいヒト然り、叩きたいヒト然り。
ここで、私達は創作者であったりその応援者であったり――要するに作品を肯定してもらいたわけです。では、どうせなら『好き』に惹かれて来た方のほうが共に盛り上がれてお得というもの。
もちろん他にも理由はありまして。
実は私、ネットは需要と供給を繋ぐ“マッチングの場”としては革命的と考えている節があるのですね。
と申しますのも。
紙やメディアに関わる初期コスト(印刷やプレスなど)が限りなく安く上がり(電子データとしては)。
陳列スペースもほぼ取らず(無限大の会場と同等)。
会場を押さえる必要もないので、ほぼ年中無休。
そんなわけで「いつでもどこでも」訪れることができ。
移動費用に至ってゼロ同然。
同人誌も商業誌も、従来の“イヴェント”や“市場”ではこうは簡単に行きません。ネットは“地理的障壁を取り除く”のです。
あとは需要と供給を結ぶ“マッチングのシステム”ですが、これはまだ課題を残すとしても。“どんなニッチでも需要と供給が繋がる(Long Tail現象)”という“理想に近いマッチングの場”はすぐそこの所まで出来ていると考えるのです。
で、閑話休題。
その“理想に近いマッチングの場”で出会いたいのは、果たして『好き』と言ってくれる相手なのか、それとも『嫌い』を共にしたい相手なのか。
私の場合は『好き』を共にしたいので、ならば『好き』を叫べばいい――という考える私なのでありました。
よろしければまたお付き合い下さいませ。
それでは引き続き、よろしくお願いいたします。




