表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/50

あとがきと【鏡の悪魔考】

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。

作者はフィードバックに大変飢えておりますので、

感想をいただけるととても嬉しいです。

文章での感想でなくとも、

あなたにとって「この作品が星いくつだったか」

をお知らせいただけるだけでも、指針になりますので、

ご面倒でもログインして、評価を付けて貰えましたら幸いです。




本作は、

「自信を持って投稿した作品も、全然読まれないなぁ」

「読者層のニーズに合ってないのかぁ」

「じゃあこちらから迎合してみるかぁ」、

という極めて打算的な発想で取り組み、考えた作品となります。


「巷では令嬢モノが流行ってるらしいぞ」

「婚約破棄された子が逆に幸せになって復讐するやつとか?」

というぐらいの、極めて粗い解像度で、

どうしたら自分にもそのフォーマットで書けるだろうかと頭を捻りました。


結果、自分の大好物である

『男女の入れ替わりによる淡く秘めやかなドタバタ劇』

を織り交ぜれば、自分でも興味を保てそうだという目途を付け、

物語をプロットしていきました。


コンセプトはとにかく軽く、軽くです(当初はそうでした)。


結果、無茶苦茶テンポ感良く、ダイナミックで起伏に富み、

かつ、一個の作品としてしっかり綺麗にまとまったエンタメ作品に

仕上がったなと大変満足しております(自画自賛)。


……が、やはり読まれない。

誰の目にも留まらない。

「やはりネット小説を読む層と

 自分が面白いと思う作品のベクトルは

 根本的に異なっているのかぁ……」

と肩を落としている次第であります。


もし、ここまでこの作品にお付き合いいただいた人の中で、

「確かにこれはウケないわ」

「他の人気作と違ってこういう部分がイケてないからだよ」

という要所が分かるご慧眼の持ち主がおられましたら、

是非ともご教示を賜れないかと考える所存です。




えーさて、【鏡の悪魔考】についてですが、

実は、本作の数少ない読み手のかたから、投稿の途中で

「43話の悪魔の言動が唐突過ぎて意味不明である」

という貴重なフィードバックをいただきまして、

急遽その部分の加筆修正と42.5話という追加エピソードを書き加えました。


一応その改稿によって、唐突感と、意味不明感は、

大分緩和されているのではないかと思っているのですが、

小説的に敢えてボカして書いている部分もあります。

多分蛇足なんですが、

ここで本作における“鏡の悪魔”という存在が

いかなる設定であったかを開陳させていただこうと思います。


正直、本編だけを読む場合、

以下の全てを読み手に分かってもらう必要はなくて、

薄っすら、そんな背景があるのかなー、

と想像できる程度でも良いと思っているのですが、もしも、

「そういう設定だとしたら全然伝わってなかったよ。

 そこが伝わらなかったから全然楽しめなかったよー」

という方がいらっしゃいましたら、

今後の研鑽のために、その旨お知らせいただけましたら幸いです。




【鏡の悪魔の(裏)設定】


1.実は悪魔じゃない


アシュリーからはずっと「悪魔」呼ばわりされていますが、

いわゆる一般的にイメージされる「悪魔」ではありません。

初登場時 (2話)でもアシュリーに向かって、

「お前がそう思うならそれでいいよ」みたいなことを言ってるように、

本人は何と呼ばれるかに、さほど頓着していないようです。


実際はおそらく太古の昔に人工的に生成された魔法生物、

俗に言うホムンクルス的な存在なのでしょう。

魔法道具 (鏡)を機能させるために造られたインターフェイスで、

それが長い年月を掛け、人と交流することで自我を持ち、

いろいろなことが考えられるようになったものと思われます。


ただ、それ故に、周囲に人がいない長い時間を

孤独と感じる感情を持ってしまったことは彼の不幸でした。


魔法道具であるが故に死ぬこともできず、

また、無知であるが故に、かつては多くの人間たちに騙され、

裏切られということが続き、性格が歪んでいったものと思われます。



2.人間と交わした約束を破ると死ぬ

3.鏡の悪魔自身はそのことに気付いてなかった


鏡の悪魔は、現在に伝わる魔法技術では不可能な不思議で強力な魔法を扱えます。

アシュリーにヘンテコな呪い(本当は呪いではなく、単なる魔法効果の一種)

を施せたぐらいなので、結構色んなことができるようですが、

ただ、無限に自由自在に行使できるものではなく、

「所有者自身に働きかける魔法であること」や

「所有者を害さない限り」という縛りがあるみたいです。


問題なのは鏡の悪魔自身、

その誓約 (縛り)がどんなものかを正確に、

また詳細に理解していなかったところです。


なにしろ創造主から言い付けられたのは記憶も定かでなかった大昔のこと。

本当は「誓約を破ったら自らが消滅してしまう」という仕組みだったのですが、

鏡の悪魔自身はそもそも人間を害すること(裏切る行動)は

そもそも「実行できない」と()()()()()しまっていました。


その勘違いと、長い孤独に対する恐れから、42話で「魔が差して」しまい、

アシュリーを道連れに泥沼の中に引きずり込もうとしたわけですね。


作中でこれまで悪魔がアシュリーにしてきたことも、

所有者 (アシュリー)に直接危害を加えるものではなく、

むしろ彼女を守ったり、彼女を利する形に働いていたため、

誓約には引っ掛からなかったのでしょう。


ただ、最後は、アシュリー自身が明確に裏切られたと自覚したことで、

予め定められた縛めが、鏡の悪魔を滅ぼす結果になりました。

鏡の悪魔が明確にこの仕組みを理解したのは、

彼女から「嘘吐き」と言われて、力の衰弱を感じたときです。


アシュリーを鏡の中に引きずり込んだ悪い悪魔が、

突然後悔し始めたわけなので、

読み手の皆様にはそこで大分混乱をさせてしまったかもしれません。


改稿後も依然そのように読める、という場合は申し訳ございません。

自分の力量不足です。


ちなみに作品タイトルにもしている「呪われてしまった!?」というのも、

実際には(鏡の悪魔が創られた当初の目論見からすれば)呪いなどではなく、

守護を賜ったような状態と言えます。

ひねくれた間抜けな悪魔 (守護精霊)が「呪ってやったぜ」

と勝手に息巻いて騒いでいるだけですのでご安心を。



とりあえず、こんなところでしょうか。


作者的には自明のことでも、描写が足りないばかりに、

読み手に伝えられていないということは多々あり得ると思います。

一人で孤独に執筆しているので、

そういったズレに自力で気付くのは大変難しいです。

もし、このあとがきを読んでもなお、

分かり難い点などが残っておりましたら、

感想コメントなどでお知らせいただければ幸いです。


自分としては、この作品よりも、さらに

『姫ティック・ドラマチカ』という一つ前に書いた作品の方が

面白く完成された作品だと自負しておりますので、

もしも、この作品を気に入っていただけた方がおられましたら、

是非そちらの方もお試しください(文庫本3冊分くらいの分量がありますが)。


最後に、改めて謝辞を。

自分の孤独な空想にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ