88.【武闘大会本選:頭脳戦の部】失われた栄光は戻らない
皆様は覚えておいででしょうか。
かつて勇者様(黒ver.)の痛い中二病真名を感想欄にて募集したことを……
自分のネーミングセンスに自信がなかったので、皆様の力をお借りした訳ですが。
中々に素敵なお名前ばかりがズラリと寄せられまして。
本当にありがたい限りです。
という訳で、どんな名前が寄せられたのか此処でご紹介したいと思います。
・黒銀の断罪者
・闇の賢者
・明けの明星
・失われし白銀の栄光
・『混沌の大地に舞い降りた漆黒の堕天使《と、書いてルシファーと読む》』
・漆黒の闇に包まれし破壊の救世主
ところで肝心の採用についてですが。
この中でも特に名前の由来が素晴らしく小林のツボをついてくれたお名前を選ばせて頂きました。
何を選んだのかは、本文にてお確かめ下さい。
ちなみに今回は勇者様の出番なし。
団体戦が行われていたのも、既に昔のこととして野次馬の皆さんの記憶からも薄れてきた昨今。
今となっては、みんな未来のことにばかり夢中です。
未来……そう、これからの試合のことと、誰に賭けるのか。
それが皆の話題を大きく占めました。
そして新たな部門の試合が、滞りなく始まろうとしています。
これから始まる部門は、一つ一つの試合にとても時間がかかります。
勝ち進めば進むほど、試合も大掛かりになることでしょう。
一瞬で、とかあっという間の決着は有り得ない。
試合時間はどうしても間延びしてしまいます。
多分、全部門の中で一番時間を食う試合になるんじゃないかな?
他の部門は大体一ヶ月くらいで決勝まで消化できるのに、この部門は参加人数の多いか少ないかによって試合期間が二ヶ月くらい伸びることもあるって話ですから。
何しろこれから始まる試合は、知略と思考力を競うモノ。
優勝者に与えられるのは、魔王の軍勢の【参謀役】を意味する位。
そう、つまりは……【武闘大会本選:頭脳戦の部】の始まりです。
ちなみに前回大会の優勝者は、現職宰相閣下を務めるりっちゃんのお父さんです。
りっちゃんも前回の大会の時は良いところまで行ったらしいんだけど……なんでもお父さんと試合で当たって惨敗してしまったらしく。
今年こそはと雪辱を誓うりっちゃん。
お陰で今年一番のやる気に満ちています。
「今大会こそ、父から一手奪って見せます」
「おお……リーヴィルが燃えとる」
「武闘大会とはいえ、やはり私の本領は頭脳の方ですからね。私自身、直接戦闘向きのタイプじゃありませんし」
「……え?」
「陛下、ヨシュアンも、妙な顔をしてどうしました」
「あー……うん? そうだったか?」
「リーヴィル、戦闘向きのタイプじゃないって……本気?」
「何を言うのですか、本気かなどと。私は元々術師タイプですし、それも攻撃系というよりは、補助系に特化した死霊術師ですよ? やはり直接戦闘を行う部門の方では成績不振にならざるを得ません」
「そういや、そうだったような……」
「ようなも何も、そうなんですが。そもそも黒山羊一門は直接戦闘より搦め手を得手とする一族ですし」
「あれ? でもラヴェラーラは格闘技の方が得意じゃなかったっけ」
「あれはラヴェラーラ個人の資質です。一族としてみれば、私達は光系の補助魔法に特化した死霊術師の一族ですから」
「あっるぇー……釈然としないんだけどー……」
首を捻る、ヨシュアンさん。
その隣で、まぁちゃんが諦めろとでも言うように緩く首を振っていました。
「…………そんなリーヴィルに時々腕砕かれる軍人の立つ瀬って一体?」
考えてはいけません、ヨシュアンさん!
脳筋ばかりかと思われがちな、魔族さん達ですけど。
それでも頭脳戦に秀ででたり、そっちの方が好きって方も実は一定数が存在します。
思考を置き去りに魔法や武器でちゅどーんとやっちゃう派手な皆さんに紛れて、存在が埋没し気味ですけどね?
そんな彼らが大々的に日の目をみるということで、この部門はちょっと毛色が違う……と見せかけて、全然そんな訳もなく。
この部門はこの部門でかなり派手なことになるので、観衆の皆様も楽しみだと笑顔で溢します。
脳筋系戦闘狂の皆様は直接試合には関係ないかと思いきや、実は間接的に試合に関わることになっているので、そっちもそっちでそれなりに盛り上がってるんですよねー。
今日も試合会場前、受付のところで【駒登録】のカウンターには腕に覚えのある強者や、既に予選や他の部門で敗退して暇を持て余している猛者が列を成しています。
頭脳戦の部本選は、今日から。
駒の数も最初は軽い人数から始める予定なので、すぐに定員いっぱいになってしまったようです。
これは、中々見応えがありそうですね!
「ところでリアンカ?」
「なあに、まぁちゃん」
「確か今日は……勇者も参加すんだろ? どこだよ彼奴、いねぇの?」
「勇者様に何か用だった?」
「いや、試合前にどんな仮装してんのか確認して、思っくそ笑ってやろーかと」
「それが勇者様の順番、どうも今日の第一試合らしくって……もう控室に行っちゃったよ」
「チッ……見逃したか」
「勇者様の試合まで見逃さないように、早く席を取りに行こう?」
「あー……一般席が埋まっちまったら貴賓席に行くしかなくなっちまうしな。やっぱ臨場感と会場全体の一体感を味わうなら一般席だろ」
「そうそう、周囲の大興奮に身を浸すのも気持ちいいよね!」
まぁちゃんは魔王だから、本当はわざわざ席を取らなくっても貴賓席のど真ん中に豪華な特等席があるんだけど。
そんな理由で、私達は今日も一般席を掻き分けて自分の力で特等席を確保します。
「あ! そういえば勇者君のリングネームって?」
「あれ、画伯知らないんですか?」
「特に聞いてなかったし。ちょっと教えてよ☆」
「 『失われし白銀の栄光』 です」
「え? 失われちゃったの?」
「はい、失われちゃったんです……まぁちゃんの、お爺さんの髪の毛が(笑) ふふっ」
「おいおいリアンカ、吹き出してやんなよ(笑) 爺さんも本望だろうぜ? 若い奴の頭をキラキラ飾れるんだからよ……」
「まぁちゃん、まぁちゃんの顔も笑ってるよ……!」
「……ああ、失われしってそういう(笑) そういえば勇者君、先々代の魔王陛下の御髪で作ったヅラ被ってたっけ!」
「ぶはっ(笑)」
「ふふふっ(笑)」
ちなみにまぁちゃんのお爺さんの名誉の為に、言っておきますけど!
禿げてませんよ(笑)!
まぁちゃんのお爺さん、禿げてませんからね!
ただお爺さんが無精して髪切りを百年くらいサボっていたら、頭髪の長さが半端ないことになってしまったことがあるそうで。
それでも本人は特に問題がないと放置していたら、とうとう側近の方が鬱陶しいとブチキレて、魔王城を上げての毛刈り祭が開催されたそうな。
髪を刈り取る側から適度な量を束ねていく作業は、さながら農作業を連想する光景だったと聞きます。
宿った魔力も美しさも、誰もが認める魔境一級品。
世界最高峰といっても過言じゃない白銀の糸素材。
……が、確保し放題だったそうです。
側近の人は当時魔王だったお爺さんの髪を整えながら、いっそ禿げろと呪いの言葉を呟き続けていたとか。
それから暫くの間、余った魔王の毛髪を素材に色々な製品が魔王城で作られたそうです。
ただ捨てるのは勿体ないからと、再利用を決めたのはまぁちゃんのお婆さんだったそうな。
そして急に髪の毛が超ロングから短髪へと変わったお爺さんは、頭が軽すぎる……! とバランスを崩して一週間くらい何もないところで転びまくったそうです。
「ええと、『失われし白銀の栄光』……白銀の栄光…………ああ、Aブロックの第一試合ですね。私はB ブロックなので、暫くは当たりそうにありませんね」
「二人が試合でぶつかるには、順当に勝ち進んでも準決勝じゃない? その前にどっちかが負けてるかもだけど」
「勇者のAブロックの方には優勝候補の一人がいるしな」
「あ、本当だ。りっちゃんのお父さんの名前が…………あれ、これ第二試合で当たらない?」
「「「…………」」」
「成仏しろよ、勇者」
「どうやら彼と試合で見える機会はなさそうですね」
「良かった、勇者君に賭ける前に気付いて!」
「わぁ。みんな戦う前から勇者様の負けを予見してるー」
「そういうお前は、試合の勝ち予想どっちに賭けんだよ」
「俺はリーヴィルに賭けるよー。リアンカちゃん、どうする?」
「え? りっちゃんのお父さん……は本命だから、大穴狙いで他の人にしようかな」
「ほほう……そこで勇者、とは言わねぇ訳だ」
「うん、お小遣いは大事に賭けないと!」
「結局お前も負けると思ってんじゃねーか!」
「そもそもその前に、勇者さんが第一試合を勝ち抜けるかどうかも定かじゃありませんけどね」
「あ? 第一試合くらいは勝てるだろ。じゃねぇとあの御大層な、仰々しい格好だぜ? あんな目立つ姿で堂々参加して第一試合敗退するとか」
「滑稽だね!」
「リアンカちゃん、言い切った! いや衣装に関しては俺にも責任あるけどね」
「だって衣装のテーマが『黒歴史』だったんだもん。黒歴史と言えばってことで意見を聞いたらヤマダさんが……!」
「まず意見を聞く相手を間違ったんじゃね?」
「いやー……でも見事なモノに仕上がったよ? 俺も大いに今後の参考にさせてもらおうと思ったし☆」
「わあ、画伯の作品がグレードアップ宣言」
「程々に、程々にして下さい。ヨシュアン、貴方がやりすぎると魔王城の綱紀粛正に疑問視の声が上がるんですからね?」
「上がってもすぐ、画伯の信奉者に握り潰されるんだよね?」
「……その通りです。頭が痛いことに、この馬鹿を崇拝する大馬鹿者が到る所にいて困っています。一つひとつ潰していくのも一苦労ですよ」
「…………最近、やたら謎の重傷で医療棟に運び込まれる官僚が増えてるって報告来てんだけど。リーヴィル、お前、まさか……」
「最近は何かと物騒ですね」
「お前なぁ……各方面で仕事が滞ったら、皺寄せが俺に来んだろ。お前が責任もって調整しとけよ」
「責任を取るのはヨシュアンでは?」
「間接的にはヨシュアンの責任でも、直接的には手前ぇの仕業だろ」
空っとぼけているのか、何なのか。
しらっと何事もなさそうに淡々と、世間話の態で。
魔王城のお役人さんやお偉いさんが闇討ちに遭いまくっているそうですが、一応は魔王城の役人であるはずのりっちゃんは無関心顔です。
そしてヨシュアンさんの顔は引き攣っていました。
「……リーヴィルが直接戦闘不得手とか、絶対嘘だって」
少なくとも魔王城に勤める人達は高い実力を持つ筈なので、そんな猛者達を容易く潰して回っているらしい某闇討ち実行犯は、間違いなく魔境でも屈指の実力者なんじゃないかと私も思います。
うん、怖いですね。
誰でしょうね、某闇討ちの人。
りっちゃんの試合は明日の午後だ、とのことで。
一緒に勇者様の試合を観戦です。
頭脳戦部門は、直接的な強さじゃなくって頭の強さを競います。
予選の頃はクイズだの計算だの、単純な頭の回転や機転に関して試される機会が多かったそうですが。
本選に進むと、此処からが勝負になっていきます。
主に、ボードゲームとかで。
心理戦や駆け引きも絡む、壮絶なゲーム合戦。
どのゲームで戦うかは、試合ごとに籤引きで決めます。
でも大体は、ボードゲーム。
それも軍略の練習なんかに使われてきた起源を持つモノ。
異なった役割をそれぞれに持つ駒を盤面で戦わせるモノ。
それも、本物の戦士を駒にして。
試合運びで指定された駒通りに、戦士達は動きます。
そしてかちあった敵味方の戦士達は簡略ルールで戦いを始める。
実際に、マジで戦い始めたら時間が幾らあっても足りませんからね。
ぶつかった戦士は両者互いに一発ずつ殴り合い、その結果を見て勝敗を審判が見極める。
この殴り合いも、避けて良し、カウンター狙って良しの無法ぶりです。
だから盤面の駒だけでなく、実際の駒として動く人達の能力や状態、特性なども自分で見極め、判断して運用を考えねばなりません。
そんなので試合を、となれば時間を食うのも当然ですよね!
私だったら、絶対に参加したくありません。
だって物凄く面倒臭そう。
見てる方は楽しいんですけどね、見ている方は。
「……そう言えば、疑問なんですが」
「どうしたの、りっちゃん」
「いえ、勇者さんは…………その、魔境のボードゲームのルールを御存知で?」
「「あ」」
さあ、問題です。
色々独自で特殊過ぎる文化形態を誇る、この魔境。
……当然、ゲームの類も魔境独自のモノがかなりあります。
魔境にしかないゲームもあれば、人間の国から入って来たゲームもあり。
というか大陸各地から拾われてきた子供の持ち込んだ地方ルールや独自ルールもごった煮に熟成した結果、人間の国々で遊ばれているゲームも高確率で別モノに進化している筈で。
そんな状況で、魔境に来て日の浅い勇者様は対応できるのでしょうか?
「大丈夫だろ」
これはもしや、ルールブックでも用意して差し上げるべきだったか、と。
私がおろおろしていたら、まぁちゃんが私の頭にぽんっと手を置きました。
大きな掌が、私の頭をぽんぽんってしてきます。
「まぁちゃん、大丈夫って……なんで? 勇者様は魔境ルールにきっと不慣れですよ? いくら勇者様が賢くても、そもそもルールを知らなかったら……」
「いや、大丈夫だろ。だって勇者、ここ一年ばっかし俺とゲームしまくってたし」
「なんですと?」
「人間の国々旅してた頃は現地のゲームで遊んでたけどよ、魔境にいた頃は魔境のゲームで色々遊んでやってたし。美味しく鴨にしてやったぜ?」
「ずるい!」
「あ?」
「まぁちゃんばっかり、そんな楽しそうなことしてたなんて……! 私も仲間に入れてほしかった! 仲間外れ反対!」
「あー……けどお前、延々駒を戦わせてばっかりとか、あんま好きじゃねーだろ」
「それでも声をかけるくらいしてほしかったー! 誘われて断るのと、そもそも誘われないのとじゃ大きな差があるんだから!」
「あ、悪ぃ」
言われて、考えて、まぁちゃんもマズかったと思ったのか。
気まずそうな顔で、ご機嫌を取るみたいに私の顔を覗きこんできます。
だけど私の方は、仲間外れにされていたショックでそれどころじゃありません。
身を屈めたまぁちゃんの髪の毛を掴んで、ぐいぐいと引っ張りました。
「私も勇者様がルール覚えていない内くらいは、きっと圧倒できたのに! 勇者様がルール覚えちゃった後じゃ、もうカモに出来ないじゃないですかー! 勇者様、あれで賢いんですから!」
「ってそっちかよ!」
まぁちゃんの顔が一気に呆れたモノになりましたが、偽らざる本音です。
勿論、仲良く和気藹々と遊びたかった気持ちも本物です。
それでも勇者様をカモにする絶好の機会を逃した!という残念な気持ちも本物なのだから仕方ありません。
まぁちゃんが勇者様から何を巻き上げていたのかは知りませんが、一人ばっかりずるいです!
そんな気持ちを込めて、私はここぞとばかりにまぁちゃんの髪を引っ張りました。
まるで雑草を根こそぎ引っこ抜くみたいに、無造作な手つきに似合わぬ微妙な力加減。
薬草畑の管理で鍛えた、草むしりの秘儀を見よ……!
「止めろ、髪を引っ張るな……! 抜ける抜ける抜ける、抜けるから!!」
「まぁちゃんなんて一部ハゲちゃえ!」
「お前……なんて恐ろしいことを!」
「ハゲちゃえ! ワンコインサイズにハゲちゃえ!」
「止めろ、呪詛るな。本当に禿げたらどうしてくれる!」
「その時は微妙に良く効く毛生え薬作ってあげますよ!」
「この年で毛生え薬の世話になって堪るか……! お前、マジで効能『微妙』に調整する気だろ!」
自分の髪を押さえて、まぁちゃんは「痛いから離せ」と言います。
でも、どうせ本気で痛がっている筈がありません。
まぁちゃんは魔王です。
大陸最強、ここ数代の内では最も実力の高い魔王陛下なのです。
そんな魔王なまぁちゃんの毛根が、私如き凡百の村娘に引っ張られたくらいで音を上げる訳もない。
本当に禿げる筈ないんだから、ちょっと強引にぐいぐい引っ張っても許されるはず!
私がまぁちゃんに甘えるのは、いつものこと。
まぁちゃんが私に甘いのも、いつものこと。
だからいつものじゃれ合いと判断して、止める人もなく。
私はまぁちゃんから真顔で詫びを入れられるまで、まぁちゃんの揉み上げをぐいぐいと引っ張り続けたのでした。
リアンカちゃんとまぁちゃん、じゃれじゃれ喧嘩中(笑)
先々代の魔王
まぁちゃんの祖父にして、某女魔王セネセネ様の長男。
母親の血が濃く出たのか、母親にかかっていた呪いが影響したのか成長が遅く、大人になるのに二百年近い時間をかける。
彼が魔王を継いで間もない頃、魔王城に乗り込んできた猛者がいた。
人間の国々に認定を受けた正式な勇者ではなかったが、その暴挙ともとれる言動の数々や凄まじい度胸から、いつしか魔境で『勇者』と呼ばれるようになっていた魔族公認(あだ名が)勇者。
彼は、異なる世界から迷い込んできたのだという。
そして魔王の噂を聞くなり、己を顧みず魔王城に突撃した!
この世界にやって来て、己の望みを実現させる為に一から鍛えて習得した裁縫の技……技能を駆使して完成させた、ロリ☆巫女服を携えて……!
彼は並いる魔族の兵達を滾る情熱で押しのけ、振り切り、玉座の間にダイブした!
そして玉座に退屈そうに座る魔王を見て、叫んだ!
「……合法ショタきたー!」
「帰れ」
合法ロリの噂を聞いて突撃した、そこにいたのは合法ショタでした☆
後に勇者とあだ名された猛者は、魔境に様々な文化をもたらしたらしい。
人間の国々に持ち込めば、人々の良識をクラッシュしてしまいそうなオタ☆文化の数々を。←文化汚染
特にその中でも有名なのは、彼が自らの手で作成した衣服の数々。
中でも心血を注いで縫い上げられた衣装のことを、製作者はこう呼んでいたらしい。
スクール水着……と。




