とうとう明日か……
すいません以前主人公のレベルアップ時の能力値ポイントを『8』としましたが、『9』に修正します。
前回までのお話もそれにともなって数値を直しておきます。
それから俺達は遺跡調査の日が来るまでの日程を消化していった。
ほとんどを『イフリートの炎爪』の支部のメンバー、特にエンリさん達と共に過ごした。
遺跡調査自体の話や遺跡調査に向けて連携を高めるために俺達とエンリさんのパーティー合同で依頼を受けたり、エルフ達の気晴らしに彼女達を連れて一緒に買い物をしたりで2週間なんてあっと言う間に過ぎて行った。
とうとう明日か……。
その間にまたレベルは上がった。
俺とシアとエフィーは1ずつ、カノンは2上がった。
シアのレベルが31になり、俺と同様にポイントの上昇値が増加した。
能力値ポイントは7、スキルポイントは4上がるようになった。
これではっきりしたな。
レベル31からはポイントの上昇値が増える。
エフィーとカノンも恐らくは同じように上昇するんだろう。
……皆どんどん逞しくなっていくなぁ。
名前:カイト・タニモト
種族:人族
身分:冒険者 所有者(奴隷:シア エフィー カノン・ファーミュラス)
性別:男
職業:1.剣士 2.魔導師 3.クレリック
年齢:16歳
Lv.34
HP:128/107(+21)
MP:145/124(+21)
STR(筋力):57(+19)
DEF(防御力):47(+17)
INT(賢さ):56(+19)
AGI(素早さ):50(+17)
LUK(運):1(+5)
『能力値中上昇』、『異世界言語(会話)』、『異世界言語(筆記)』、
『生活魔法』、『剣術』、『ステータス操作』、『全魔法素質解放』、
『無詠唱』、『鑑定』、『偽装』、『レベルアップ時ボーナス』、
『パーティ恩恵(リーダー)』、『パーティ恩恵(メンバー)』、
『火魔法』、『水魔法』、『土魔法』、『風魔法』、『治癒魔法』、
『職業操作』、『隠密』、『経験値解放』、『氷魔法』、『雷魔法』、
『????』、『????』、『闇魔法』、
『索敵』
スキルポイント:42
名前:シア
人種:獣人族(狼)
身分:奴隷 所有者:カイト・タニモト
職業:1.剣士 2.獣狂戦士
性別:女
年齢:15歳
Lv31
HP:126/107(+19)
MP:61/46(+15)
STR(筋力):74(+22)
DEF(防御力):50(+17)
INT(賢さ):25(+15)
AGI(素早さ):68(+20)
LUK(運):21(+5)
『経験値蓄積』、『ステータス鑑定(自己)』、『剣術』、『身体能力小上昇』、『二刀流』
スキルポイント:40
名前:エフィー
種族:ハーフエルフ族
身分:奴隷 所有者:カイト・タニモト
性別:女
職業:1.魔導師 2.プリースト
年齢:13歳
Lv.27
HP:66/51(+15)
MP:162/125(+37)
STR(筋力):34(+16)
DEF(防御力):30(+15)
INT(賢さ):75(+19)
AGI(素早さ):26(+15)
LUK(運):21(+5)
『火魔法』、『風魔法』、『水魔法』、『治癒魔法』、『弓術』、『魔力操作』、
『支援魔法』、『MPチャージ』、『MP中上昇』
スキルポイント:22ポイント
名前:カノン・ファーミュラス
人種:魔族(サキュバス)
身分:奴隷 所有者:カイト・タニモト
職業:1.影使い 2.戦士
性別:女
年齢:14歳
Lv.23
HP:97/80(+17)
MP:160/125(+35)
STR(筋力):43(+17)
DEF(防御力):40(+17)
INT(賢さ):44(+17)
AGI(素早さ):41(+17)
LUK(運):21(+5)
『闇魔法』、『魅了』、『モンスター言語(会話)』、『MP中上昇』
スキルポイント:46
明日はとうとう遺跡調査、つまり計画当日。
エンリさんはもちろんだが、『イフリートの炎爪』のメンバーをちゃんと守らないと。
アイリさんにも何事も無ければいいが……。
===== ????視点 =====
ナギラの街より北にある作戦本部、第一会議室
「……であるからして、今回の作戦は我等『ノームの土髭』を襲いに来る『破壊の御手』を他3クランの方々と合同で倒すことが最終目標となります。……以上で団長代理である私、テリムからの話を終わらせていただきます」
話を締めて着席するテリムと言う男。
団長代理になる前から面識はあったが、私には頭が回ることと必要以上に気が弱いということ以外特段取り柄があるようには思えなかった。
こいつはクレイ、つまり失踪した団長の捜索を主張していて、自分を団長に据えるよう多方面に働きかけているギリム、今回は副団長として後ろに控えている捜索打ち切り派の頭とは真っ向から対立している。
こいつについてはいい印象も悪い印象も今のところは無い。
とりあえず今は様子見でいい。
……私はクレイとは個人的にも親交があっただけに今回の失踪は衝撃だったし、辞表まで見つかったとなると、今後会う機会というのも無いかもしれない。
残念ではあるが彼女にも事情があるんだろう。
……仕方ないのかもね。
今ここには私を含めた4クランの団長(団長代理)とその側近数名、それと各クランの参謀が一同に会して作戦の最終確認を行っている。
『破壊の御手』は発足当時より問題ある行動を取っていて、最近急激にその勢力を伸ばしている。
今現在の人員は全部で200人強。
パッと出の新参クランではあり得ない数だ。
時に奴等は違法紛いなことをしてまで依頼を達成しているという噂まで聞く。
噂は噂だから確証が持てない以上はそれを理由にどうこうすることはできないが、それでも目に余ることをしているということには疑う余地もない。
道徳・倫理感なんて存在しない。
最早考えることを捨てた野獣だ。
今回は奴等が自分達が力をつけてきたことをいいことに、『ノームの土髭』のお家騒動の隙を狙って七大クランの席を奪い取ろうとし、強襲を仕掛けようとしているという情報を得たことからこの計画が打ち出された。
つまり本来『ノームの土髭』以外の私達3つのクランにとっては問題とはならないのだが、『ノームの土髭』が抜けて代わりに『破壊の御手』が七大クランの一つになるというのはなんとも我慢できない問題だ。
だから私達3クランも話し合いにおいてほとんど問題なくこの合同計画を実行することになった。
七大クランの残り3つは1つを除いて、どちらのクランもどのクランが七大クランになろうがわれ関せずを貫くところだ。
相談したところで時間の無駄だろう。
その除いた一つと言うのは『ノームの土髭』とはまた違った問題を抱えている。
時期が今でなく、もっと落ち着いた時に頼めばあるいは一緒に戦ってくれたかもしれない。
だが彼らは今それどころじゃない。よくは知らないが国の一大事に巻き込まれているらしい。
一応団長は今現在も在籍中。団員も意見が割れて対立しているということもない。
だから『破壊の御手』は『ノームの土髭』をターゲットに選んだんだろう。
でもそのせいで一時的にせよ『ノームの土髭』の足並みが揃ったというのは……なんとも言えないわね。
「それで、アイリ、お前は本当に今回の作戦内容でいいんだな?」
グレイスが訪ねてくる。
今は団長としての意見を聞かれているのか。
イラッとはするが、名前のことには反応しない。
……今までだって何度もやってきたことよ、大丈夫。
「……ええ、妹のことで迷惑かける分は私が一人ででも何とかするわ。余計なお世話はいらない」
「アイリよー、あんま神経質になりすぎなくてもいいんじゃねえの?クラン1つで対抗するならまだしも4つが相手すんだ、大将があんま気張ってたら部下にも移んぜ?」
ヴィオランが軽口をたたく。
……この男は。
「ヴィオラン、あまり油断していると足元掬われることにことになるぞ。お前のクランだけならまだしも他のクランの団員の命もかかっているのだ。気を引き締めろ」
「グレイスの旦那は相変わらずお厳しいねぇ。へいへいわかりましたよ~」
「……あの、皆さん、いつもこんな感じなんでしょうか?」
テリムがおどおどと私達に話しかけてくる。
「こんな感じってどういう感じ?」
ヴィオランが尋ね返す。
「その、あの、何と言いますか、皆さん、結構自由に話されますよね?……普通クランの団長でしたらもっとお互い牽制しあったり情報の探り合いなんかしたりなんかして……」
「あぁー、なるほどねぇ。ま、普通ならそうだわなぁ。『ルナの光杖』の団長さんが一緒だったら絶対無理なことだろう。これでも結構グレイスの旦那やアイリに遠慮して抑えてんだぜ、俺」
「そうだな、個人的にだったらこいつはもっとうるさい」
「そりゃないぜ旦那!俺も一応空気を読んでだな、その場その場でテンション変えてんのよ。それなのにうるさいと思われてたなんて」
……うるさいのは事実じゃない。
今でも十分うるさいけど。
テリムはこんなやりとりをただただ呆然と見ている。
「……まぁあんたもおいおい慣れてけばいいんじゃないの?……ところでクレイの姐さんはどうなの、まだ見つかんないの?」
「そ、それは……」
「あぁ、わりーわりー、別にこれも他のクランの内情知りたいとかじゃなくて純粋に姐さんの行方知りたいだけだから。まぁ気にすんなら全然答えなくても大丈夫だから」
「……今はこの計画を第一としてクランの意見は一致しています。で、ですから捜索は今は行っていません。……今現在もクレイ団長は……行方不明です」
テリムは落ち込んでいる。どうやら個人的にも彼女が失踪したことにショックを受けているらしい。
そこに捜索反対派の筆頭、ギリムが乗り出してくる。
「テリム団長『代理』は今クレイ『団長』とおっしゃいましたが、今現在クレイさん自筆の辞表が発見されています。ですから今クレイさんは『元団長』であって『団長』ではありません。そこをお間違えないように」
「ギリムさん、今はそこはどうだっていいでしょう!」
「いいえ、よくありません。そこを履き違えていただいては困ります。テリム団長『代理』」
「くっ、ですから……」
「あー、あー、ストップストップ!内輪もめはそこらへんにしといてくれや。姐さんのことは今はどうしようもないんだし、それはこの作戦が終わってからにでも、な?」
「……すいませんでした」
「……失礼いたしました」
ギリムも後ろに戻って行く。
ヴィオランは自分が仲裁をできて満足げだ。
……元はあんたが言い出したからこうなったんでしょ。
「まぁでもクレイの姐さん滅茶苦茶強かったもんなぁー。一人でドラゴンとやりあったなんて噂もあった位だし」
「だがお前は苦手だったんじゃないのか、ヴィオラン?」
「ははは、苦手っつうかなんつうか、姐さん口数メッチャ少なかったっしょ?俺もう姐さんと二人っきりになったら間が持たないもん」
「確かにあいつはあまりしゃべる方では無かったな。ヴィオランとは対極といったところか」
「それどう意味だよ、旦那!?」
「……うるさいってことよ」
「アイリまで!?酷いぞ!!俺は皆を気遣ってだな……」
「……落ち着いたところで最終の意思確認をしたい。……どのクランもこの作戦で問題ないな?」
「ちょ!スルーかよ!!……はぁ、まぁ今更じゃねえの?今までに何度も議論を重ねてこれにしたんだから。……うちのクラン、『シルフの風羽』はもちろん大丈夫だぜ」
「……私達『イフリートの炎爪』も問題無いわ。今回の計画はクランの総意よ」
……エンリの、あの子の意思を聴いてないのに『総意』、なんて。
エンリ、ごめんね、我儘なお姉ちゃんで。
「もちろん俺達『ウンディーネの水涙』もこの作戦に賛成だ。……『ノームの土髭』はどうだ?」
「……今回は私達のクラン内部の揉め事に付け込まれる形で起きたことだと思います。それを過程はどうあれ他の3つのクランの方々に助けていただくのです。ですから元より、私達に異論などございません。『ノームの土髭』も大丈夫です」
「テ、テリムさん、そんなことを言ったら後で……」
「ギリムさん!こんな時だからこそ本音じゃないと伝わらないことだってあるんです。委縮して縮こまっていたら何もできなくなります。それが一番怖いことだと僕は思います」
「……へっ、言うじゃねえの、新しいの」
ヴィオランも興味深げにテリムを眺める。
「……よし、では以上で最終の作戦会議を終了する。……皆、明日は必ず成功させるぞ!」
「ああ!」
「……ええ」
「はい!」
その後、会議室を後にする。
皆休む部屋がある方向は一緒だから同じ方向に帰っていくはずなのになぜかヴィオランは逆方向へと向かおうとする。
それをグレイスが呼び止める。
「おいヴィオラン、どこへ行く!?帰る方はあっちだろう」
「あぁ、皆は先に帰っててくれ、ちょーっと野暮用が」
「明日は大事な作戦の決行日だぞ、あまり勝手な行動は慎め」
「まぁまぁそう怒んないでくれよ旦那、直ぐに終わるんだって」
「ちょっと来い、お前に説教してやる。そういう勝手な行動は他の奴の士気を下げることになるからな」
「あぁ、ちょっと、旦那、引っ張らないで、い、痛い、痛い!」
「ふん、全く……」
そう言ってグレイスはヴィオランを引っ張ってどこかへ連れて行った。
……それも作戦前の勝手な行動にはならないのかしら。
まぁどうでもいいけど。
その後、私は『イフリートの炎爪』の休息地に向かった。
団員や今まで一緒にクランを支えてくれた古参のメンバー達も集まって来てくれる。
「皆、待ってないで休んでくれて良かったのよ、明日は忙しいんだから」
「アイリさんより先になんか寝れませんよ!」
「アイリさん、お疲れ様です!どうでした、最後の作戦会議?」
「お疲れですよね、アイリさん、これどうぞ!疲れが取れる栄養ドリンクです!」
「こらこら、皆、アイリが困ってるでしょう?一端離れた離れた!」
「「「はーい」」」
パーティーメンバーの一人、発足当時からついて来てくれた双剣士のリクが皆を窘める。
「ふふ、別に構わないのに」
「アイリは皆に甘すぎ!ビシッと言うときは言わないと」
「いいじゃない、ちょっと位」
「またそうやって膨れる!ダメ、そう言うの、可愛いけど!……それで、会議はどうだった?」
「ええ、今から話すわ。……皆、聴いて。今回の計画については変更なし。打ち合わせ通り行くわ。だから準備や編成等もそのままよ。……それと、エンリのこと、協力してくれてありがとう。私の我儘で皆に迷惑かけるけどその分ちゃんと私が頑張るから。計画が終わるまで私に力を貸してくれる?」
私は頭を下げる。
「アイリさん!頭を上げて下さいよ!」
「そうですよ、今回のことは皆で決めたんじゃないですか!」
「エンリのことは皆大好きなんですから!こういう戦局から外したいっていう気持ちは皆同じです!」
「ですからアイリさんが最前線で戦うことは無いんですよ!今からでも配置を……」
「皆、一端落ち着こう!……アイリも、ほら、一度、頭を上げたら?」
「リク……ええ、……皆、あのね、今回のことは確かに皆で話し合って決めたし、皆がそれに協力してくれた。それでも他のクランからしたら私の我儘で戦闘できる団員を外すことになるの。それも団長の妹なら尚更身内贔屓として見られるわ。だから私が最前線に立つことは必要なことなの。そりゃ普通だったら総大将自らが最前線に赴くなんてほとんど無いだろうけど、その分皆の士気も上がるし、私が一番前にいるってことはそれだけ状況を把握して後ろに伝えることが早くもなる。悪いことだけじゃ無いわ」
「でも……」
「私が強いってことは皆が一番よく知ってくれてるんじゃないの?それとも私の強さが信じられない?」
「そんな訳無いじゃないですか!」
「そうですよ!このクランで一番強いのはアイリさんなんですから!」
「近接戦闘でトップのリクさんとタメ張って戦えるのはアイリさんしかいませんもん」
「魔法だってクラン内の専門の魔法使いと実力変わりませんし」
「でしょ?だから皆、安心して。絶対こんなところで皆を放って死んだりしないから。……それにエンリのことも大丈夫、安心して。一応頼りになりそうな用心棒を見つけたから」
「ああ、それなら皆知ってますよ、エンリが夢中なあの『カイト』って男性なんでしょう!?」
「キャー、エンリうらやましい!!」
「だねー!自分の王子様に守ってもらえるなんて!」
「どんな人なんだろうね!?あのエンリがべた褒めする男なんて今までいなかったもんね!」
「ゼノもその『カイト』って男に惚れてるらしいよ!?」
「えっ、そうなの!?どうするんだろう、主人と従者が男の奪い合いに発展するかも!?」
「どうするんだろうね!」
「「「ねー!」」」
「それにしてもよく男嫌いのアイリさんのお眼鏡にかなったものね」
「だよねー、もしかしたらアイリさんもその『カイト』って男のことを……」
「「「キャー!!」」」
ごめんなさい、頭が痛くなってきた。
あれ!?おかしいわね、私が護衛を頼んだあいつは確か名前を……風来坊とかアホみたいなこと言ってた。
……確かに名前は名乗ってないわね。
で、でもた、確かエンリの話じゃ……
~回想~
「姉さん、カイトさんは他の無神経な男性とは全く違うの!カイトさんはとても礼儀正しくてご自分の奴隷の女の子3人もとても大事に扱っていらっしゃる。その女の子たちも皆カイトさんのことが大好きで、そんなこと、主人がちゃんと奴隷を大切に扱ってないと無いことよ!それは姉さんも分かるでしょう!?」
「エンリ、男なんて碌な奴はいないわ。今すぐにそいつとは離れなさい」
「姉さん、ちゃんと聴いて!だからカイトさんは……」
「ごめんなさい、これから大事な用事があるの。話はまた帰ってから聴くわ」
「姉さん!待って!姉さん!……」
~回想終了~
……やらかしてしまった。
エンリの、あの子の話は絶対全部聴いてるから覚えてはいたけど……
『礼儀正しい』、『奴隷の女の子3人』、『皆そいつのこと大好き』。
アイツ全部当てはまってる~!
何で、どうして気づかなかったの、私!?
いつもならこんなヘマやらかすはずないのに!!
くそ~、アイツ、ってことは知ってて黙ってたってこと!?
これだから男は信用できないのよ!!
……ふん、でも、
じゃあ私の男性嫌いってことも最初から知ってて……
ふん、やっぱり生意気ね。
……帰ったら問い詰めてやるんだから、覚えときなさいよ!
……カイト。
===== ????視点終了 =====
「へっくしゅん!」
「ご主人様、風邪でもお引きに!?」
「ああ、シア、大丈夫、心配するな。誰かが噂でもしてるんだろう」
……こう言っといてなんだが俺のことを噂してくれる知り合いなんてこの世界にいんのかな?
「ん?噂、ですか?どうして風邪のお話に噂が?」
「えっ!?こっちでそれは通用しないの!?」
……異世界での新たな発見だ。
アイリさん回でした。
もう批判でも何でもどんと来い、です!
アイリさんと心中覚悟で行きます。
最後の部分のアイリのセリフを『お仕置きしてやるんだから』→『問い詰めてやるんだから』に変更しました。
違和感ありますもんね!




