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第一章1-8 8日目の発見 ◆

――――キルア――――



最初の村から8日経った朝。


ユリアの代わりに今は馬車を操っている。


馬も連日の長距離移動に疲れているようだ。


ユリアは昨夜も不寝番をしていたので、今は眠っている。




食料と水が少なくなってきた。




まだ、王都はまだなのだろうか?


ユリアに聞こうにも今は眠っているし・・・。


そう言えば道が広くなってきた。


最初と比べて随分広い。



2時間ほど馬車を進めていくと道の先に門が立っていた。


門の上に板が貼ってあり、なにかが書いてある。



グラール・・・?



門の奥には、最初の村で見たような土などで出来た家が建っていた。


たぶん、人間の町か村だろう。


まさか王都なはずはないだろう。


父上に昔たずねたら、王国は死の谷よりも大きいと聞いたからだ。


最初の村よりはだいぶ大きくなっているが死の谷と比べるとだいぶ小さい。



人間の住処か・・・。



これからが不安だ。


ユリアの話では、黒竜とばれたら殺される危険があると聞いた。


人間は黒竜を解剖とか、実験とかする人間もいると聞いた。


言葉遣いでばれないように今までずっとユリアに躾けられた。


不安だ。ばれないように、ばれないようにしないと・・・。



もうすぐ、門だ。



ユリアを起こそう。


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