読まなくてもいい閑話
姫さん編でメンタルがやられたのでくだらないことが書きたくなりました。
本編を真面目に読んでくださってるかた、ホントすみません。
ク→クリストファー
ノ→ノア
影→影さん(そのまんまや)
ク「影、私はお前にどうしても一言いいたい」
影「なんですか?俺もう終業時間なんですけど」
ノ「残業で言うなら俺のほうがとっくに上限超えてるぞ」
ク「まあ待て、仕事の話じゃない。個人的な事だ。お前、あの時なんでマリーを抱っこしていたんだ?」
影「え?報告書だしたじゃないですか。マリーさんの大ピンチだったんで、殿下は間に合わないし仕方なく俺が助けたって。殿下は手を出すなって言ってましたけど、俺が助けなきゃマリーさん大火傷でしたよ?」
ク「待て待て、助けるなと言った訳じゃない。確かに私は隠密の存在が姫に知られてはならぬと思い、俺に報告だけしろと言ったさ。でもあの場合は助けろと思ってるさもちろん」
影「じゃあいいじゃないですか。もういいですかね?この後用事あるんで」
ノ「殿下そろそろ仕事してください」
ク「違う違うそうではなくて、何故抱っこしていたかが重要なんだ。よく考えると、あの侍女や騎士を無力化すればいいだけで、影のお前が顔を晒すことなかったろう?なんでわざわざ出てきたのかって話だ」
影「……」
ノ「ん?なんで無言?」
影「いえ、ついうっかり。女が拷問されそうになってて冷静さを失いました。隠密失格です。ホントすみません」
ク「い、いやそこまで言ってるわけでは…マリーを助けてくれた事は感謝している。
ああそうだ、あの侍女と騎士達は、隣国が身柄引き渡しを求めないので我が国で刑に服す事になるだろう」
ノ「えー生かす意味もないでしょう。隣国では殺人容疑もあるんですよ?」
ク「まあそうだが、あれ以来人が変わったように反省の言葉を述べてるそうだ」
影「あ、でもあの騎士はマリーさんをゲンコで殴って気絶させたヤツですよ」
ク「よし殺そう」
ノ・影「「まてまてまてまて」」
ク「冗談だ。生まれてきてごめんなさいと思わせる程度で済ませるつもりだ」
ノ「王太子自ら拷問とかシャレになんないんでやめてください。ていうかそろそろ仕事を…」
ク「分かっている。仕事仕事言うな。あ、影よ。そういえばマリーの具合はどうなんだ?」
影「まだ熱が高いみたいですね。殴られた傷のせいもあって、あの時の事はあまり覚えてないみたいですよ」
ノ「あの時もそういやグッタリしてお前にもたれてたもんな」
ク「影はあんなにぎゅっとマリーを抱き寄せなくても良かったと思うぞ?」
影「いやあ彼女も怯えていたんで。俺にしがみついていたからしょうがないですよ。ちなみにスゴイいい匂いがしました」
ノ「何に、ちなんだの?!もう余計な事言うなよややこしくなるから!」
ク「………」
ノ「ホラ殿下落ち込んじゃったじゃん!ホントは殿下、自分が助けたかったのに!あの時は緊急事態だったとはいえさあ、もっと気を利かそうよ影くんは!」
影「ホントすみません」
ク「…いやいいんだ、引き止めて悪かったな。用事があるんだろう?もう下がっていいぞ」
ノ「仕事以外引きこもりのお前が珍しいな。飲みにでも行くのか?」
影「あっ違います。マリーさんとこです。彼女、このあいだの事がフラッシュバックして怯えることがあるんですけど、俺の顔見ると安心するんですよね〜やっぱりピンチの時助けたから、これって吊り橋効果ってヤツですかね?」
ク・ノ「「ねえ、ホントにわざと顔出したんじゃないよね?!」」
影さんキャラこんなんだっけ?て思いますが、これはまあふぃくしょんなので…ご容赦ください。




