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14少女漂流記  作者: shiori


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登場人物紹介③その他の登場人物

※今後のネタバレを含む内容が記載されています。

 お気を付けくださいませ。


1、稗田(ひえだ)博士


 稗田黒江の夫で次世代ネットワーク技術、生体ネットワークの研究者。

 アリスプロジェクトのメンバーである。

 舞原市に取り残された妻の黒江と一人娘の凛音を心配している。

 黒江の10歳年上のまだ見た目の若い研究者。


2、赤津司(あかつつかさ)(旧姓:新田 司)


 赤津羽佐奈の夫。

 昔からの本好きで小説を書いている、羽佐奈の著作本の編集もしている。

 未だに夫婦で一緒のベッドで寝てお風呂も一緒に入るラブラブ夫婦。

 羽佐奈の一つ年下で舞原市で発生した厄災当時は24歳。


3、清水沙耶(しみずさや)


 守代蓮の婚約者。凛翔学園の卒業生で美術部員だった。

 学生時代当時に描いた絵画が全日本学生美術展の受賞作に選ばれ、その後就職せず画家の道へと進む。

 元々、霊感がありゴーストと遭遇する機会が多く羽佐奈の世話になりながら一緒に仕事もするようになる。

 蓮との交際は学生時代から続いており、卒業を機に婚約者となった。


 沙耶は羽佐奈との仕事と蓮との暮らしで充実な日々を過ごしていたが上位種のゴーストを封じるために自分の身体を犠牲にしてしまい、長い眠りから覚めない事態となった。


 沙耶の中に封じられたゴーストの除霊は困難でより強い魔法使いによる儀式が必要となっている。

 最も好きな画家ジョン・エヴァレット・ミレーの影響を受けており、彼女が眠る病室には今もハムレットのヒロインの一人を描いた『オフィーリア』の複製画が彼女の絵画と共に飾られている。


 『時系列』

 2057年3月、18歳の沙耶が卒業して東京に向かう。羽佐奈と出会う。

     12月、19歳の沙耶、ゴーストに襲われ眠り病になる。

 2058年4月 二年生の奈月、アンナマリーとクラスメイトになる。

     10月頃奈月とアンナマリー、海辺の病院で眠っている沙耶と出会

         う。

 2059年4月 奈月とアンナマリー三年生に、稗田黒江が赴任する。

      9月 厄災の始まり、厄災当時沙耶は20歳  


4、内藤房穂ないとうふさほ


 内藤医院の院長。内藤医院近くに庭園のある自宅を構えている。

 超能力研究施設で苦しんでいたアンナマリーを引き取り、日本に連れ帰って治療にあたった。凛翔学園にも通えるようになり、今では一緒に暮らす家族で、治療の甲斐があり精神も安定している。

 超能力研究施設から連れ帰り、欧米人でもあり孤独だったアンナマリーに寄り添ってくれている奈月と蓮に感謝している。

 彼の死後、内藤医院は息子が引き継いでいる。


5、凛翔学園学園長


 アリスプロジェクトの出資者の一人で超能力を持った魔法使いの存在や人類の敵、ゴーストについても認知している。

 厄災を混沌としたものにさせている上位種のゴースト達を退治するため守代蓮と稗田黒江の力を借りる。

 彼自身はゴーストが視えるほどの霊感を持っていない。


6、手塚金義(てづかかねよし)巡査


 異変が始まってから対応に奔走している警察官。

 舞原市内に駐在する警察官のみでは対応が困難な状況であった。


7、望月実椿(もちづきみつば)


 望月家三姉妹の末っ子。まだ小学生で幼さの残る甘えん坊な少女。

 将来は望月家の家業を継ぐために修行中の身。

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