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夏の白昼夢

これは、頑張る人への応援ソングです。

イメージソング集は基本的に物語がベースにありますが、今回はどちらかというと制作側をイメージした曲です。

心を壊して、体を壊して、それでも頑張るしかないって、思っていたんです。

どうして頑張るだとか、理由は必要なくて、頑張らなくちゃ、生きているのも駄目なような気がして……

夢の中、眠っている時間が、一番楽かなって。だって、夢なら悪い夢でも夢で終わるから。

だから、だから……

頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ

前を向かなきゃ、前に進まなくちゃ

将来の夢叶えるために

前だけ見てなくちゃ

振り返らない。

意味がないことをしてる暇はない。

「本当にそう?」

問いかけるあなたは

一体誰なの?

ああ、あの夏の日煌めいた誰かが言った。

「夢なんてなくても生きてけるよ」

そんなことはない、そうじゃなきゃ一体どうやって、

生きていくの?

頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ

少し……疲れた


頑張らないで、頑張らないで

後退りして、逃げてもいいの

誰も責めない。なのに何故君は、

そうも頑張り続けるの?

振り向いていい。

後悔すること、決して恥じることはない。

わかっているの。

間違ってたこと、気づいたならそれでいい。

ああ、あの夏の日閃いた、誰かが消えた。

「夢を持って勇気で羽ばたけ」

どうしてそんなに君は生き急ぐ真似をするの?


誰も見えない場所では泣いていた。

夢がない虚無の方が怖いんだ。

あの夏の日に滲んで消えていった。


君は何処?

僕は此処。


ああ、あの夏の日煌めいた、自分が言った。

「白紙のままでも夢は夢のまま」

それでいいの

そうやって無理にこじつけ、生きるより、

それが楽だった。


ああ、あの夏の日、終わり行く空に別れを

自分で答えを見つけただけでも

偉いんだ、と笑うように青空が

胸に沁みた


頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ

前だけ向いて頑張るのはいいよ

追い詰めないで、追い詰めないで

明日を気長に待てばいい


春の夜の夢、という言葉はよく聞きますが、人が一番頑張って疲れるのって、夏じゃないでしょうか。

私は夢がなくて、夢を持て、と強要されて、結果、見事に転落しました。

でも、間違えたとは思っていないんです。私のやりたいことはちゃんと、ここにあった。

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