表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鳥籠の花嫁  作者: 寝子
幼少編
10/22

第7話 過去の夢(後編)

この章は残酷な描写があります。

苦手な方はお気をつけくださいm(__)m

どうして・・・どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!!



お父様は私を認めてくださらないの!?  様もどうして私を見てくださらないのですか!?



銀の髪を振り乱し発狂している女がいた。女の周りには物が散乱しており、割れたカップや切り刻まれたドレスがあった。



あの男と女のせいよ!!



女が思い浮かべたのは自分の義理の兄と、最近きた異世界の勇者。父親が自分を認めないのは義兄がいたから。いつもいつも褒めるのは義兄。父様は私が何をしても私のことは見てくださらない・・・。



  様だってそうだ。あの女が来てから腑抜けになった!!私を見下すような顔をした!!あの女のせいだ!!



そうよ・・・あの男確かあの女が・・・。



女は顔を上げると持っていたナイフで人形を刺した。人形の腹部からは綿が見え、女は不気味に笑った。




***********************




嫌!!近寄らないで!!



女の周りには裸の男達が厭らしく笑いながら、女の服を破いた。



側にはその光景を冷たい目で見る男がいた。



暴れた女は男達に殴られ、涙を流した。



なんで・・・どうしてこうなったのよ・・・。



涙を流す女に|男(兄)はおもむろに近寄ると、ナイフを|女(妹)の目に刺した。



悲鳴を上げる妹を構わず、更に奥に刺し左右に動かす。



しばらくそうしていたが、兄は男達に顎をしゃくった。




――男達が出したのは赤く燃えた焼き鏝。




片目からそれが見えた妹は泣き叫びながら逃げようとしたが、男達が押さえた。



焼き鏝を肌に押し付けられ、泣き叫ぶ中最後に妹が見たのは、サラサラと揺れる銀色の髪とどこまでも冷たい緑色の瞳だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ