特別話 これが俺の緊張を解く方法なの!
=6年後= (草華:24歳 菖:25歳)
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【今話題の声優・薄雪草華にインタビュー!】
今年の声優アワードにて、新人賞を受賞された薄雪草華さんに独占インタビュー。恋愛やファンタジーといったジャンル問わず数多くの作品に出演し、様々な声で私たち視聴者を驚かせている薄雪さんに声優に対する思いのほか、薄雪さんの幼少期や今、そして今後についても教えてもらいました!
ー新人賞受賞おめでとうございます!今のお気持ちを教えてください。
薄雪「有難うございます!小学生の頃から夢だった声優という職業に自分はなれたんだと実感できた気分で…もうとにかく嬉しい気持ちでいっぱいです!ただ、この賞を頂くことが長年憧れてきた声優という道のゴールではないので、これを糧にそしてバネにしてさらに活動していきたいと思っています。」
ー声優という職業に小学生の頃から憧れていたとはとても長いですね。声優になろうと思ったきっかけは何ですか?
薄雪「声優という職業に憧れを抱いたのは、小学生の頃、原作の大ファンだったトゥビボ(総称・To the beautiful you (トゥーザビューティフォーユー))を映画館で観た際に、感動したことがきっかけです。大好きなキャラクター達が動いている姿、そして声を聞いたあの時の感動は今でも覚えています!そこから、声優になるためにどうすべきかを自分なりに考えセリフ練習をしたり、実際に声優の方が投稿している動画で発声方法や筋トレをしたりしていました。自分じゃ無理なのではと諦めかけたことは何度もあったのですが、今振り返ると諦めないでがむしゃらにやり続けてよかったと思います(笑)」
ー諦めようと思ったことが何度もあるとおっしゃっていましたが、アニメ愛としても知られている薄雪さんが諦めなかったのは、やはりアニメに対する愛の強さからですか?
薄雪「そうですね(笑)それもあると思います。でも一番諦めず頑張り続けようと思ったのは高校の時に出会った友達のお陰だと思っています。今でもその友達には感謝してもしきれないなという思いがあります(笑)」
ーそこまでおっしゃるほど薄雪さんにとってご友人の方は大切な存在なのですね!
薄雪「はい!友達の言葉そして友達の中にも私のように夢を幼少期から追い続けている人もいてその人の頑張っている姿などから影響されて私も諦めず小さいことから挑戦していこうと当時の私を今の私へと変えさせてくれました。」
ー高校卒業後、大学入学と同時に養成所へと入られたとお聞きしましたが高校を卒業してからもご友人とはご連絡を取られているのですか?
薄雪「はい!大学はお互い自分の夢に向かう為にお互い違うところを選んだので簡単に会うことはその凝りから難しくなってしまったのですが、今でも連絡は取っています。日常会話に限らず私が出演した作品があると見たよといった報告メールもくれので、今でも応援してくれているんだと思うと嬉しさとともに、もっと頑張らなくてはと…
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「おい、菖!何読んでんだよ!今日大事な試合ってわかってるのか?アップは終わったのか?」
「ちょっ、圭ちゃん。いいじゃん、邪魔しないでよ!これが俺の緊張を解く方法なの!それに、ちゃんとアップ終わった状態で休憩として読んでるからいいんですー!」
「てか何読んでる…ってまたこの雑誌か!こっちにきてからずっとそれ読んでるじゃん!もう、どんだけ好きなんだよ。もはやこっちが照れるわ!」
「っフ、何で圭ちゃんが照れるの!いいじゃん、彼女からパワーもらうくらい!」
「彼女さんからというよりかは俺には雑誌からもらっているようにしか見えない…。ってそういえば、来週だっけ?菖のお兄さんの結婚式。海外でって聞いたけど、休みとれたの?」
「あーとれたよ、多分!てかもう来週になるんかー。この前どうしても行きたいって相談したらオフ期間に入れたら、いいよって。本当、今まで自分の親友だったのに俺の家族になるってなんか不思議な感じだわ!しかも俺の兄貴のパートナーだし。」
「てことは、もし休み取れたら彼女さんも一緒に行くの?」
「マネージャーの方に相談してくれたっぽくて行く!って張り切ってた。」
「最近特に忙しそうなのによくとれたね。」
「まぁ場所も海外だしな~。絶対結婚式の参加が目的っていうよりかは観光が目的になってそぉ。」
「っフ、薄雪さんならありえそう。ま、とにかくオフになるのかどうかも今日の試合次第だよ!今日の決勝で日本勝ってトロフィーもらって日本に帰ろうぜ!」
「だな!よし行こ、圭ちゃん!」
あの卒業式から6年が経った今。俺は今日本代表としてフィールドに立っている。今ここに立てるのも全て俺は草華のおかげだと思う。
沢山かっこ悪い弱音を吐いても全て受け止め次に繋がるパスをくれる。そんな草華の存在があの時もそして今も俺にとって大切だ。
あれから草華は、高校を卒業したと同時に何かに解放されたかのように様々なことに怖がらずチャレンジしていた。もちろんこれまで以上に高く分厚い壁に何度もぶつかっていたと思う。でもそれさえも楽しんでいるように見えた。
本当すごい人だよな…。
壁にぶつかって、壊すために考えて、突破して…それを何度も諦めず進んできて今がある。草華は、今も俺に追いつくためにも頑張ってるなんて言うけど、正直追い抜かされてるんじゃないかと口にはしないが思っている。
だから…というのもどこかおかしいけど、追い抜かれないために。いや、俺も草華のように自分の求めていた道でこれからも走り続けられるように…今日も心臓の音がうるさいことを隠しながらフィールドに立って相手とそして自分自身と戦う。
草華、本当有難う。
てことで、行ってくる。
(「それが勇気というのなら…」完結)
改めて「それが勇気というのなら…」を最後までお読みいただき有難うございました!
勢いで投稿を決意したものの、連載が始まると読んでいただけるか、表現が独特すぎて伝わらないのではないかといった様々な不安でいっぱいになることが何度もありました。その度に手が止まってしまう事が何度もあって、時々投稿が遅くなってしまうこともありまだまだだなと反省をすることが何度もありました。しかしそんな中、私を見つけ読んでくださるだけでなく、いいねや感想を伝えてくださったりと連載当初は予想もしなかったことも多々あってとても感謝と嬉しい気持ちでいっぱいでその度に連載を決意してよかったと思えました。
この作品を通して今まで自分の頭の中で完結していた物語を文字という形として残すことの楽しさ、そして読んでいただけることの喜びを知りました。
まだまだ未熟者の私ですが、ジャンル問わず様々な物語をかきたいと思っておりますので今後もお付き合いいただけると嬉しいです!
改めて、私の初となる作品を最後までお読みいただき有難うございました^^
ゆきん子⛄




