五回目ーー配列ーー
今回は配列、複数の値を纏めて扱う方法についてです。
今回は「配列」です。
「配列」とは、複数の値――文字列や数値を纏めて扱う場合の方法です。
例えば、アニメ、漫画、音楽、映画……いくつも値がある時、今までなら変数(let)や定数(const)を使い一つずつ定義していました。
しかし、数が多くなると打ち間違いや忘れる場合が増え、管理もややこしくなるでしょう。
その方法を学んだのが今回の「配列」となります。
1.配列
複数の値を纏めて管理=「配列」
その形は
[“値1”,”値2”,”値3”]
[数値1,数値2,数値3]
このようにまとめます。
今までと同じ流れで、文字列は『””』が必要で、数値には不要です。
この時の値を『要素』と呼びます。
使い方は今までと同じく
const anime = [“凪のあ○から”,”ギルティ○ラウン”,”花咲く○ろは”];
console.log(anime);
定義した定数や変数の中に[]内の値を代入します。
しかし、このまま出力すると
[“凪のあ○から”,”ギルティ○ラウン”,”花咲く○ろは”]
と、全部出てしまいます。
これは、今の段階では入れ物の中に全てを入れ、全てを取り出していることになるからです。
2.要素の取得
では、どのようにしたらいいのでしょうか。
そこで出てくるのが『インデックス番号』と呼ばれるものです。
『インデックス番号』は要素にそれぞれ振り分けられる番号のことで、【0から】始まります。
[“凪のあ○から”,”ギルティ○ラウン”,”花咲く○ろは”]
0 1 2
これで入れ物に入れた値を一つずつ取り出し出力することが出来る様になります。
使い方は『配列[インデックス番号]』
console.log(anime[0]);
console.log(anime[2]);
凪のあ○から
花咲く○ろは
animeという入れ物の中から『凪のあ○から』の取得をするために、インデックス番号の『0』を使い取り出した、ということです。
『花咲く○ろは』はインデックス番号『2』を使い出力させます。
3.要素の更新
もしかすると、好きなアニメが変わった、若しくは好きではなくなったとします。
そこで入れ替えたいのですが、今回は書き換えるのではなく『上書き』したいと思います。
方法は今までと同じなので難しく考える必要はないです。
インデックス番号0の『凪のあ○から』を『キル○キル』に変更。
const anime = [“凪のあ○から”,”ギルティ○ラウン”,”花咲く○ろは”];
anime[0] = “キル○キル”;
これでコンソールすると『キル○キル』が出力されるようになります。
4.配列の繰り返し
では、次に入れ物に入れた値を一つずつ全て出力していきます。
繰り返しの処理を行うということなので前回の『for文』を使います。
console.log(anime[0]);
console.log(anime[1]);
console.log(anime[2]);
これを省略しようということです。
for文の形は『for (条件式)』です。
コードは、インデックス番号を0、1、2とループさせanimeに入れた値を一つずつ出力する、という物になります。
const anime = [“キル○キル”,”ギルティ○ラウン”,”花咲く○ろは”];
for (let i = 0; i < 3 ; i = i + 1) {
console.log(anime[i]);
}
変数『i』に0を代入
『i』が3以下(3を含まない間)の時だけ
『i』に1を足して増やす
条件式はこのようになり、1ずつ増える『i』をインデックス番号の場所に入れコンソールして出力します。
3までの0、1、2の三回分繰り返して処理するので、animeに入れた三つの値が一つずつ出力されるようになりました。
また『length』を用いることで要素数を自動で取得可能となります。
分かりやすく言うと
今の段階では三つしかないのでインデックス番号の数(条件式の2番目)が分かりやすいですが、何個も増えると間違えやすくなるので自動で要素数の数になってくれる『length』を使いましょう
ということです。
for (let i = 0; i < 3 ; i = i + 1)
for (let i = 0; i < anime.length; i = i + 1)
要素の入っている入れ物に対して『.length』を付けます。
『.』を付けるので注意が必要です。
逆に、要素の数が知りたい場合は
console.log(anime.length);
このようにコードを書いてコンソールするといいでしょう。
最終目的
・勿論手に職を付ける、若しくはお金を稼ぐ
・簡単なゲーム(リバーシや簡易シューティングなど)を作る
・フリーソフトで販売
短期目標
・大まかな流れを覚える
・プログラミングを理解する
上記の内容は覚える中で変わることがあると思います。




