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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第十三章 新世界

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第407話 超防御力特化型・ギガントゴーレムMARK95

 魔法剣ニュートリノに反応して【超覚醒オートスキル】が発動。

 あらゆるスキルが雪崩となってジークムント・ケッヘルへ飛んでいく。


 十、いや百はくだらないスキルが一斉に飛び出して激突。


 だが、魔法剣が防御した。



「マジかよ」

「どうした、サトル。お前の力はこの程度か」



 余裕顔のジークムント・ケッヘル。俺のオートスキルをモノともしないとは。コイツ、想像以上に強いぞ。


 レベルは飾りなんて言ったけど、実際のところは圧倒的な差があった。


 けど、それでも俺は諦めたりしない。



「分かったよ。超覚醒・世界終焉剣エクスカイザーでお前を倒す」

「そんな剣でニュートリノを超えられると思うか?」

「やってみなくちゃ分からねえだろ!!」

「そうか、なら試してみるがいい」


 挑発されたので俺は問答無用で剣を振るった。



「くらええええええええええ、超覚醒・世界終焉剣エクスカイザー!!!!!!」



 ブンッと全力で振りかぶり、膨大な魔力を飛ばした。

 超覚醒・世界終焉剣エクスカイザーの刃から高出力の大魔法レーザーが飛び出し、ジークムント・ケッヘルへ襲い掛かる。



「この程度おおおおおおおおお!!」



 ニュートリノで防御しやがった。

 しかも、振り払い天井へ弾き飛ばした。


 エクスカイザーの大魔法レーザーは、城の天井を破壊しながらも宇宙(ソラ)へ飛んでいった。

 なんてこった。魔法剣ニュートリノには、そこまでの力があるのか……!



「参ったぜ、皇帝は伊達ではなかったか」

「当然だ。私は神聖国ネポムセイノの第9999代皇帝ジークムント・ケッヘル。そこらの皇帝と一緒にするでない。それにな、まだ本気ではないぞ」


「――!?」



 まだ本気ではない!?

 これ以上の実力を出せるというのか……!


 身構えていると、ジークムント・ケッヘルは呪文を唱え始めていた。詠唱だと! まずい、なにかを召喚するらしい。


 妨害してやる!


 俺はオートスキルを強制発動させて対抗するが、スキルは全てニュートリノによって弾かれた。くそ、あの魔法剣……厄介すぎるだろッ!



「詠唱は完了した。いでよ、ギガントゴーレムMARK95よ……!!」



 ギガントゴーレムMARK95だとぉ!?


 まてまて。


 以前はギガントゴーレムMARK85だったはず。


 バージョンアップしたのかよ!!


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……と、轟音がすると城の端が崩れて、それがゴーレム化した。おいおい、そんなのアリかよ。


 それはやがて巨大なゴーレムに変化した。


 で、でけぇ……城が崩れてゴーレムになるとか反則だ!



「今までのゴーレムとは少し違うな」

「そうとも、サトル。ギガントゴーレムMARK95は超防御力特化型。そう簡単には沈められんぞ」


「そうか……そうかよ。なら、これでいく!!」


「なに!?」



 もう遊んでいる暇はない。

 俺の最強スキルでぶっ倒してやる――!


 全魔力を集中させ、俺は怒りを放つ!!




「怒りと悲しみのエンデュランス―――――!!!!!!!!」



 これならさすがのゴーレムも耐えられまい。


 最強の光がギガントゴーレムMARK95に激突。

 激しく拮抗するが、やがて俺のエンデュランスが飲み込んでいく。


 勝ったか……!?

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