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【完結】宣誓のその先へ  作者: ねこかもめ
【著者備忘録】
263/269

【著者備忘録5】メインキャラクターまとめ

〜超絶ネタバレ注意報〜

是非とも本編からご覧下さい。

──いや、マジで。

〇ユウ

 砦街出身、18〜19歳の男性。受けた力を任意方向に反射する能力を持つ。バランスの取れた安定感のある攻撃を得意とする。

 幼少期は怠惰な生活を送っていたが、幼馴染「サラ」の喪失と、幼馴染「アイシャ」の涙によって騎士を志した。当初の目的は「魔物」を撃滅するこであった。

 約10年の時を経て優秀な騎士となったユウは、志を同じくして騎士となったアイシャと共に「魔族討伐特別作戦班」通称、魔特班の所属となった。そこから始まる戦いの中で彼は、己の心、仲間の心、そして敵である魔王の心さえも知る。

 当初ユウは、「アイシャの傍に居てやることで彼女に悲しい顔をさせない」ことを信条としていた。しかし、戦いの中で己の心と向き合い、それは本心の理解を避けるため、自分自身すらも騙すための嘘であると気付いた。己の心の根底にあったのは「アイシャに傍に居て欲しい」と言った真逆のものであった。そんな弱さを乗り越えたユウは、最終的に自らの手で過去を断ち切った。



〇アイシャ

 砦街出身、18〜19歳の女性。好物は肉で、特に羊肉には目がない。霊魂に干渉する能力を持つ。持ち前の運動神経を活かしたスピードと立体感のある攻撃を得意とする。

 幼馴染「サラ」の喪失をきっかけに、幼馴染「ユウ」と共に騎士を志した。幼少期よりユウへの恋情を抱いており、将来は彼と結婚をするのだと言い続けていた。

 魔特班の一員となった彼女は、ユウへの恋情を更に強めていたが、幼馴染「サラ」の一件が心を押し殺していた。一向に進む気配のない二人の関係にもどかしさを感じていたのは、彼女だけではない。

 過去との戦いの最中、遂に殻を破ったユウは、アイシャに対して本音を吐露した。それを聞いた彼女もまた、一言ではあったが自分の想いを口にすることが出来た。



〇サラ

 「ユウ」「アイシャ」の幼馴染の少女。正誤を判断する能力、予知夢を見る能力、1度だけ回生する能力の3つを持つ。

 世界に魔物が再出現して間もなく2人の前から姿を消した。この1件に関して調査が進められたが、10年経っても未解決のままで、ユウ、アイシャの2人が騎士になるきっかけとなった。

 失踪には、人間でも魔物でもない生命体、天魔の青年が関与していた。他の要素を取り込むことの出来る力、受容力が人並外れて高かったサラに目を付けた天魔「慈悲」によって、死亡したと見せかけて攫われたのであった。



〇ルナ

 ユウやアイシャの所属する魔特班の班長を務める女性騎士。21〜22歳。治癒や浄化を行う能力を持つ。体の柔らかさを使った柔軟な攻撃を得意とする。

 仲間から「見た目は美人」と称される外見の持ち主だが、同時に、後輩に自身のことを「お姉ちゃん」と呼称させるとんでもない人物でもある。が、班長として振る舞うべきポイントでは、まるで別人のように豹変し、若くして魔特班の班長を務める人物としての風格を見せる。ユウ曰く「この人はオン・オフの差が無限大」との事。



〇リーフ

 魔特班所属の男性騎士。21〜22歳で、ルナとは同期。10m以内の任意地点または目印のある

視界内の地点に瞬間移動する能力を持つ。柔軟なルナとは異なり、力を持って相手を叩くような攻撃を得意とする。能力と攻撃スタイルの相性が良い。

 大柄な体と強面のせいで怖い人と思われがちなようだが、性格は至って普通。多少、口の荒さが目立つこともあるが、本人に悪意は無い。むしろ、変人揃いの魔特班では唯一の常識的な人物。寒い地域の出身であり、寒さ耐性が非常に高い。



〇エリナ

 王都の魔特班屋敷専属のメイドと魔特班員を兼任する女性。20〜21歳。溜めた熱量を自在に扱う能力を持つ。溜めた熱は他の物体に与えたり、光線や砲弾のように放ったり出来る。彼女はこの能力を用い、剣に超熱を与えて攻撃手段としている。普段は冷静な攻撃を行うことが多いが、いざと言う時には先述のように強気な攻撃に出ることもある。

 騎士の父、メイドの母を持つ。幼少期より、憲兵をやっていた父に憧れを抱き、騎士をめざしていた彼女。時間が経ってもその夢は変わらず、騎士養成校に入る。成績は非常に優秀で、魔特班試験合格にまで至った。しかし、卒業間近に状況が一変。憲兵をやっていた父が他界し、母からは騎士の夢は諦めるように言われた。人の笑顔を護る父に憧れていた彼女は、母を笑顔にするため、母同様メイドになる方向へ舵を切った。卒業までの間にメイド資格を獲得し、卒業後は上級メイドになるためのメイド修行に出た。

 かくして上級のメイドになったエリナは、騎士校時代の先輩であるルナに選ばれる形で、王都の屋敷を持つ事になった魔特班の専属に。班員や派遣のメイドに出会い仕事を行ってきた彼女は、魔特班の人手不足をきっかけに参戦を依頼される。騎士になりたかった夢と、母の笑顔を護りたかったという心。2つの感情に板挟みにされて涙を流したエリナは、ユウの「貴女自身が笑顔じゃない」という指摘に気付かされ、夢と心のどちらも兼ねる道を選び、専属メイド兼、魔特班配属騎士となった。余談だが、騎士校時代にルナの世話になっていた事もあり、一部、彼女の嗜好に侵食されている節がある。



〇ノエル

 魔特班所属の女性騎士、18歳。好物は甘いもの。当初は能力を持っていなかったが、魔王の側近との戦いの中でピンチに呼応して覚醒。任意の大きさの魔法陣型バリアを6枚まで生成出来る。応用次第で使い方は無限に考えられる。魔物を囲って動きを封じるも良し、防御として用いるも良し。加えて、ユウの反射、ルナの治癒、リーフの目印、エリナの超熱など、他の能力との合わせ技が可能。戦闘スタイルはバランス型だが、特筆すべきは跳躍力で、高い位置にある部位を攻撃することに長けている。

 貧乏な家庭に産まれ、幼少期から貧しい生活を強いられて来た。自身の夢など持たせて貰えず、上級騎士になって公務をする様にと言い聞かされていた。家庭を飛び出して騎士校に入ったことによって多少の経済的余裕が出来たノエルは、過去の自分を変える為、外見を飾って明るい女の子を装った。入学から暫くした頃、騎士校の廊下でユウに出逢う。これが彼女の人生におけるターニングポイントとなる。ユウに一目惚れしたノエルは、アイシャと模擬戦で戦ってユウを貰おうと試みた。が、結果は惨敗。自分には手の届かないモノだと半ば諦めていたノエルだったが、親友マイの励ましにより、再び前進する。

 約1年の時を経て、彼女はアイシャにリベンジをする。かつては惨敗であったが、成長した彼女はなんと、アイシャから1本取る事に成功。模擬戦の結果としては敗北であったが、ノエルにとっては、余りに大きすぎる進歩であった。その後、ユウとアイシャが魔特班に入る予定である事を知り、ノエルもまた同班への配属を目指すようになる。生まれて初めての「恋」をした彼女は、これを機に初めて両親の言いつけでなく、自分自身でやりたい事を見つけたのであった。ちなみに、魔特班配属後においてもなお、ユウの嫁ポジションを狙っているようだ。



〇クリス

 ユウが騎士校時代に出逢った親友の男性騎士で、仲の良い4人組の1人。18〜19歳。第1班の所属。普段はふざけた事を言ういじられ役の彼だが、迷いに支配されたユウの立ち直りに一役買うなど、稀に善い事をする。近くにユウとアイシャがいた影響もあってか、騎士の中では優秀な部類に入る。もっとも、騎士になった理由が「モテそうだから」であるが……。過去に、騎士校のトイレに入ったら紙がなかったと言う事件を起こし、その後何年もの間、アイシャから事件ネタを擦られ続けるはめになった。



〇ミラ

 アイシャが騎士校時代に出逢った親友の女性騎士で、仲の良い4人組の1人。18〜19歳。クリス同様、優秀な部類に入る騎士であり、第1班の所属。そういう遊びの経験が多そうな見た目や格好をしているため、ユウを初めとした3人から「ビッチ」と称されているが、ミラは清楚清純を自称している。真偽は不明。密かにユウに恋心を持っているようだが、「ユウとアイシャ」という組み合わせを推しているため、そこに自分が入り込む余地はないとしている。

 常に一緒に居るユウとアイシャ(他称 おしどり夫婦)だが、ミラとクリスも何かと行動を共にすることが多い。傍から見れば完全にカップルだが、本人らは真っ向から否定している。



〇マイ

 ノエルが騎士校時代に出逢った親友の女性騎士、18歳。所属は第6班。ノエルの進路や恋路を、まるで自分の事のように応援していた。その名残か、ユウに会う度に、ノエルの彼氏になるように迫る。騎士としてはそれなり。大きな声では言えないが、入学当初は痩せていたクセに、僅か半年から1年ほどで宝玉()を持ち始めたノエルに一種の嫉妬をしている……?



〇慈悲

 天魔と呼ばれる生命体の青年。青年と言っても人間の尺で言うと高齢で、500年前の大戦終結とほぼ同時期に産まれた個体。人間ほど複雑な感情を持たない天魔だが、彼は特別、感情を理解するように教育された。ある程度成長した頃、祖母であり天魔の指導者を務める「頭領」からの指示で、人間界に潜伏することを命じられた。そんな任務を退屈に感じていた慈悲はある時、生物を改造する倫理に反した開発を成し遂げる。またその後、人類同士の殺し合いを見た事により、「この世界は悲しみに包まれている」と思うようになる。人間だけでなく、全ての生命体を巻き込む憎しみの渦を憂いた彼は、自らの手で「神」を創造し、悉くを滅してもらおうとの結論に至った。その足掛かりとなったのが、人並外れた等という表現では収まらないほどに高い受容力を持った人間の少女、サラであった。ユウの祖父を仲間にする等の暗躍を続けながら、10年の時を経て「神」想像の準備を整えた彼は、最期には自信すらも天魔の要素を与えるパーツとして、サラの身体が遵守の力を取り込んだモノに取り込まれた。



〇魔王、騎士団長、オーネット

 人間と天魔、そして魔物が出逢って暫く経った頃、人間を統治していた王はいわゆる愚王で、圧政、恐怖政治を行っていた。逆らえば処刑という恐ろしい状況が続いており、王に仕える騎士団ですら例外ではなく、更には家族を人質にされていた。そんな悪夢のような世の中を変えるため、愚王を討つ為、騎士団は天魔と「遵守」の取り合いで消耗した魔王の軍勢を叩き、王の命令でもあった「遵守」の獲得を成した。そこに一切の悪意は無く、己を正義と信じての遂行であった。騎士団は持ち帰った遵守を用いて容易に愚王を下し、代わりに政治の実権を握った。しかし、力を目の当たりにした人類は欲望に目覚め、同士討ちを始めてしまう。

 一方、遵守を奪われた魔王だが、怒りの原因はそれではなく、人間の攻撃によって妻を失った事だった。激しい怒りを感じる魔王ではあったが、ふと見た騎士団長の表情には「謝意」があった。なぜ申し訳なさそうにするのか、なぜこの人間は動けない自分を生かすのか。怒り云々以前に、ただ困惑するばかりであった。

 人間界の紛争状態を作ったのは自分だと、自責の念に囚われた団長は遵守を隠し、その資料や歴史書の類と共にその身を焼いた。続いて騎士団長に就任したオーネット。彼は前団長の甘さによって活動を強めていた改革派を徹底的に弾圧し、ついに指導者を処刑した。それだけに留まらず、騎士団に反対す者を次から次へと逮捕していった。その姿は、かつて騎士団が「悪」として討ち取った愚王とまるで同じであった。やがて反感を強めすぎたオーネットは捕まり、処刑されることとなった。獄中にて自身の行いを省みた彼は、悲しき憎しみの歴史は伝承しなくてはならないと考え、サルの童話として歴史を遺した。

 それから900年ほどの時が経ち、封印された魔物が再び放たれた時代。魔物たちを使って人間への攻撃を再開する魔王であったが、この頃の彼に「憎しみ」は感じられない。未だにあの時の騎士団長の表情を理解出来ずに居た。人間を滅ぼすことに対して迷いを感じていた。結局、人間を滅ぼすほどの行動に出られなかった魔王は、天魔と魔特班の連合に敗れ、最期は似た境遇の人間、ユウに忠告を遺してこの世を去った。



〇先代魔特班

 ルナやリーフが魔特班に入る前まで、突如魔物が出現して混乱していた騎士団を支えた非常に強力な騎士の集まり。人々が絶望する中、彼らは次々と戦果を挙げる。すると、魔特班への憧れを抱く者が増え、騎士を目指す者全体の士気が大きく上昇。結果として、僅か10年で人間は魔物勢力との膠着状態にまで押し返すことに成功した。

 そんな一種の希望たる魔特班であったが、ある時突然、壊滅してしまう。一切の原因は不明で、未解決事件の1つとなった。ユウらの戦いの中で、この事件の真相は、「慈悲による実験体との戦闘で壊滅」であると判明した。



〇ユーリ

 大戦時代の人物で、ユウの祖先にあたる男性騎士。比較的大人しい性格をしている。出身は砦街。幼少期のある日、ストロングホールドが魔物に蹂躙されるという惨い光景を見た彼だが、目覚めるとそんな事実は存在しなかった。不思議に思いつつも、あれは悪夢だったのだと自分に言い聞かせた。幼馴染のリーズに恋心を抱いているが、本人の性格もあってなかなか言い出せずにいた。

 騎士となったユーリは、リーズと共に第1部隊の所属になり、第一線で戦う。やがて隊長就任した彼が率いる魔王討伐作戦にて、魔王に扮した天魔と出会う。そこで、ユーリには何かを犠牲に何かを封じる能力がある事、昔起きた現実と記憶の齟齬はその能力を無意識に使って起こした事であると知らされる。また、その力を使えば魔物を封じ込めて平和を手に入れることが出来るとの説明を受けた。妻となったリーズが第1子妊娠中であり、その2人が魔物のいない世界で生きられるのならと、彼は自分の命を捨てて魔物を封じ込める案に乗った。が、それは天魔の策略であり、一時的に魔物を止めておく為でしかなかった。500年後、ユーリは霊魂となってユウやアイシャと接することになった。



〇リーズ

 ユーリ同様、大戦時代の人物。彼と共に第1部隊所属の女性騎士。一定範囲内にいる仲間の戦意を上昇させる能力を持っているが、心優しい性格の彼女は、これを好かなかった。当時はまだ能力者が貴重であり、そんな中で支援型の力を覚醒させていたリーズは、しばしば作戦の要にされた。が、その能力を用いた事により、仲間が立て続けに大怪我を追う。この事を嘆いたリーズに、一定範囲内にいる仲間の戦闘能力を強化するという、2つ目の能力が目覚めた。この事例は、能力の選択的覚醒に関する最も分かりやすい出来事である。

 結婚を機に騎士を引退し、ユーリとの間に第1子が出来た。未だ見ぬ子と共に夫の帰りを待ち続けた彼女であったが、魔物をその身に封印したユーリが戻ることは無かった。



〇クラウズ

 砦街所属の男性騎士。ユーリやリーズが幼少の頃から世話を見ていた。2人が騎士を目指し始めると、剣や座学を教えた師匠でもある。人に好かれるような性格で、騎士仲間や街の人達からの信頼が厚い。ユーリとリーズの恋心を知っているため、時折からかいに来る。



改めてこの様なキャラクタまとめを書くと、キャラクター毎の作り込みに差があるなぁと感じましたね。エリナとノエルが露骨に作られてるぅ!


何はともあれ、ここまでご覧いただき、本当にありがとうございます。割り込み投稿なのでこの下にも番外編がありますが……。


勝った! 宣誓のその先へ 〜完〜!

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