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モブ、腹芸を問う。

「ねえヴィー、私顔に全部出てる?」

ヴィルヘルム様に聞いてみました、

「どうしたリリー、何かあったのか」

という訳で、ライラとの一件をお話します。


「なるほど、上手く隠したつもりが全て筒抜けで見抜かれたと」

「はい」

「いや、しかし俺の前では、・・・、ん?・・・、」

「え?」

ヴィルヘルム様が言葉を途中で切って、何かを考えるように黙り込みました。

「ヴィー?」

「ああ、すまない、思い返してみるとリリーが取り繕った顔を見た事が無かった気がしてな」

「え、そうですかね?

あ、公的な場に一緒に出て居ないからでは、いつも2人の時が多いですし」

ヴィルヘルム様と一緒で取り繕ったのは、精々、国王陛下と顔合わせした時位ですかね

「そう言えば、愚問かも知れませんがヴィーはどうなんですか、社交は」

「あー、俺は、そうだな社交は上手くない、と思う」

「思う?」

「ああ、この顔で相手も引くか、来ても録な者が居なくてな、言葉少なにまともな対応が必要無かったから、そんな事が続けば勝手に散って行った、だから」

上手いか下手か問われても、一般的な社交の判断が付かないから解らない、といった所ですか。

「まあ、場数だけあって慣れては居るからそれなりに、だ」

経験の多さは王族ならでは、ですね

私も下手な分、数を積み重ねて頑張りたいです。

「でも、ヴィーはこんなにかわいい方なのに皆様は何処を見ているのでしょうね」

ヴィルヘルム様の銀髪に手を伸ばして、サラリとした感触を楽しみながら梳いて、なでなでします、ふふ。

嫉妬したり、野営を心配してガチガチに装備固めたり、帰ってきたら・・・、いえ何でもないです・・・

色々思い出しながらヴィルヘルム様を撫でていると

「俺をかわいいなどと言ったのは、幼い頃に言った母上をおいて他には居ない」

「あら、なら今では私が唯一なの?」

「ああ、俺の唯一だリリー」

嬉しいです、言おうとしたら突然視界がくるっと・・・

「あら?」

私は何故ソファーに押し倒されているのでしょうか

「ヴィー?」

「リリー、君はよく煽る」

「煽っ、煽ってなど居ませんわ!」

「男の頭を愛おしそうに撫でて、唯一などと言っておいて煽っていないと?」

ええっ!?なんでそれが煽った事になるの。

「ヴィー、お、落ち着いて、ね!」

「大丈夫、俺は冷静だ、何、最後まではしない」

「さささ、最後!?」

カッと一瞬で顔が熱くなり、そのままキスを落とされる

「ん、」

そして、まあ、アレです

色々されまして、ええ・・・




ヴィルヘルム様の膝の上に抱かれながら

「リリー、怖くは無いのか?」

「?、何がですか?」

「いや、その、こういうスキンシップは」

何でしょう、やり過ぎたと焦っていますか?

「好きですよ、ヴィーに触られるのはとても幸せになれます」

と言ってハッとして気付く、私、はしたない!?

「逆に、こんな私は嫌いですか、はしたないと」

「いや、決してそんな事はない、俺はもう君を離してやれないぞ」

「ふふ、それは嬉しいですね」

と言えば

そうか、とヴィルヘルム様は安心したような顔になり

「リリー、俺との子は何人欲しい?」

はいっ!?

「えっ!今そういう話でした?」

「ああ、そういう話しさ」

んん?何か意味が分かりませんがヴィルヘルム様には、そういう意図があったのでしょう・・・

「では沢山、1男1女は基本ですね!」

ええ、そこは譲れませんと力強く宣言します。

「そうか、沢山欲しいか・・・」

と、蕩けるような穏やかな笑顔で額にキスされました

きゃー!最近何故かヴィルヘルム様のスキンシップも激しいし、こ、子供の話なんて!

私を骨抜きにしに来てますわね!?

「今から始めても良いが」

ひぃやぁぁ!何、そんな事言ってどうにかなってしまいますわ!

「ヴィー、私は未だ、その身体が出来て無いので、その・・・」

残念ながら、

「ああ、分かっているとも、何、心持ちの話だリリー」

結婚が楽しみだ、と言われて

私、結婚したら大丈夫ですかね・・・?

若干冷たい汗を感じます。

嬉しいのですけど、嬉しいのですけど、ね

こう、限度と言いますか

うーん、と考え込んでいるとそれを見たヴィルヘルム様が何を思ったのか

「リリー、俺に全て任せろ、君は何も不安に思う事は無い」

「っ!」

ヴィルヘルム様、今日は甘い空気を大量生産し過ぎです

こ、こんな、「俺に任せろ」なんて・・・

もう全て投げ出したくなる気になってしまいます

もう!そんなに色気を撒かないで下さいまし!

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