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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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97.雷の竜もワンパン



 私は竜王国へと向かう途中、その行く手を竜王子カイルーンとやらに邪魔をされた。

 雷で攻撃してくるあいつの攻撃を、私はポーションを使って防いだ。


 で、私のターンって訳。


『はっ! 人間ごときが、この誇り高き神竜王の息子に勝てるはずがなかろうが!』

「やってみなきゃわかんねーつの」


 さてどうやるか。爆撃で倒してもいいんだが、ここは酸素が薄いからなぁ。

 あんまり効果がないかも。


 かといって、半端な攻撃では竜は殺せない。

 となると相手の特性をうまく利用させてもらいますか。


「シェルジュ。作戦を伝えるわ。トーカちゃんも協力して」


 私は二人に指示を出す。

 ふたりはうなずいてくれた。


「了解」「合点!」


 よし、じゃあ行動開始。

 私はポーションを即興で作り、投げ飛ばす。


『くらうか、こんなもん!』


 ばしっ、と竜が尾でポーションを破壊してくれた。 

 仲から鉄粉のようなものが宙を舞う。よし。


 気をそらしてる間に、シェルジュが細長いロープのような物で、竜王子カイルーンをぐるぐる巻きにする。


『こんなものでおれを捉えられるとでも!?』

「ええ、もうあんたは負けてる」

『は! ほざけ! こんな細いロープなんぞ、引きちぎってくれる!』

「ロープじゃ無いわ。それは金属の細長いロープ……ま、コイルの代わりよ」

『コイル……なん……だ……』


 変化は突然訪れた。

 竜王子の体が徐々に、くっついていく。


 頭とお尻が、びたーん! ってくっついた。


『なんだこれは! 不思議な力で! くっ……! 体がひっつけられてる!』

「うし、うまくいったみたいね。せんきゅー二人とも」


 トーカちゃんと、まあいちおうシェルジュにも労をねぎらっておく。


「主殿、あれはいったい何が起きてるのでござるか?」

「電磁石化してるのよ、あいつの体」

「でんじー……?」


 難しい説明してもわからないなこれは。

 ゼニスちゃんが感心したようにつぶやく。


「なるほど……セイ様はやつの体をまず鉄にして、そのあとコイルを巻いて電磁石にした。やつは体に電気をまとっているから、コイルを通ってあの体が磁石になったのですね!」

「そのとおり。最初に投げたのは体を鉄のように硬化させるポーションよ」


 あとはゼニスちゃんが解説したとおり。

 電気を流し続けるかぎり、やつは磁石化を解くことができない。


「す、すごいのです! あっというまに、倒しちゃったのですー! すごーい!」



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