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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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199/215

199.特級



 襲い来る英雄レプリカたち。

 トーカちゃん達が頑張って相手してるけど……。


「だめです、セイ様! 相手の数が多すぎます!」


 ゼニスちゃんが魔法で敵を吹っ飛ばしながら言う。

 うーむ、確かに。


 トーカちゃん達が倒しても、人工生命体ホムンクルスたちは次から次へと生み出されている。


 師匠の足下には錬成陣。

 そこから、無限錬成されているようだ。


「アレを壊さないとだめね。シェルジュ」


 ロボメイド・シェルジュがうなずくと、両手に銃を構える。

 ずだだだだだ!


 銃弾が錬成陣を吹き飛ばそうとする。

 だがその前に英雄レプリカ達が集まって、銃弾を体で止める。


 ったく、ほんと厄介ね!


「シェルジュ! 特級ポーションよこせ!」


 シェルジュがうなずくと、スカートをめくって、その中からポーション瓶を取り出す。


 特級ポーション。

 上級ポーションのさらにうえのポーションだ。


 魔法効果が付与されたポーションが、上級ポーション。

 ならば、その上位にあたるポーションは、いったい何が付与されているのか……?


「くらえ!」


 私がポーション瓶をぶん投げる。

 シェルジュが狙撃して瓶を破壊。


 上空から降り注ぐ特殊な液体。

 それを浴びた人工生命たちが、ドロドロにとけていく。


「わはは! 見たか! 特級ポーションが一つ!【反転ポーション】!」

「はんてん……?」


 ダフネちゃんが小首をかしげる。


「錬成したものを、錬成する前に戻すポーションよ!」


 物質の構造を理解、分解、再構築するのが錬金術の一連の流れだ。

 基本的に一方通行のそれを……逆転させる。

 再構築した人工生命体ホムンクルスの体を、元の物質へと返す!


「生まれた命を無に返すなんて……まるで……神……」


 魔法を付与したポーションが上級ポーションならば、神の力を宿したポーションが、特級ポーションってわけよ!

 

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