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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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194/215

194.使命



 天空城で私を出迎えたのは、私に錬金術を教えた師匠、ニコラス・フラメル。

 前会ったときは女の格好をしていた。


 だが今は、男の姿になっている。

 白いスーツを身につけて、優雅に玉座に座っていた。


「よく着たね、愛弟子」

「……なんだか、別人みたいですね」


 ゼニスちゃんたちは一度師匠に会っている。

 そのときは、テンションの高い女の姿をしていた。だから、今とのギャップに、ゼニスちゃんは驚いてるんだろう。


「そうね、見た目はね。でも、中身は同じ。フラメル師匠は、外見をコロコロ変えられるの。そして、外見に引っ張られるように中身を変化するのよね」


 フラメル師匠は椅子に座ったまま微笑んでいる。

 ……ああ、いらついてきた。


「あんたさ……なんなの? 私にさ、助けを求めてきておいてさ。で、黒幕は自分でしたって? アホじゃないの!」


 あー、ほんと、心配して損した! 

 このクソ師匠め! こっちがどんだけ心配したのかわかってなさそうなのが、まー、腹立つ!


「悪かったね、セイ」

「ふん! まあいいわよ。さっさと帰りましょ」


 するとフラメル師匠はフルフルと首を横にふるった。


「それはできない。まだ、最後の役割が残っている」

「はぁ? 役割? なによそれ」


 するとフラメル師匠は自分の胸に手を当てる。


「セイに、黒幕として倒される、という使命がね」

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