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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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193.仮説と覚悟



 災禍の波のなかにいる私。

 空中要塞を奴隷ちゃんズたちとともに駆け抜けていきながら、私は……ある仮説を立てていた。


 ……黒幕が誰なのか。

 こんな巨大建造物を建て、何千何万もの合成獣キメラを作り、そしてポーション技術を衰退させた……犯人。


 ……正直、思い当たる人物は一人しかいないのだ。

 答えはもう出ている。でも、わからないのはその動機だ。


 なんであの人は、こんなバカみたいなことをしてるんだろうって。


「マスター。まもなく、黒幕の居る部屋に到着しますよ」


 隣を走るシェルジュが言ってくる。

 ……彼女の表情には変化がない。怒りも、悲しみも、ない。それはロボだからじゃない。多分……もう本当に【あの人】に対して、なんとも思っていないのだろう。


 つまりまあ、この女もおそらくは黒幕に気づいているのだ。


「覚悟は、できてますか?」

「…………………………」


 覚悟。覚悟だって?

 そんなの……。


 脳裏をよぎるあの人との思い出。

 あいつはロクデモない人だ。でも……。


 孤児だった私をひろい、一人前の錬金術師に育ててくれた。

 親を失った私の代わりに、不器用ながらも愛してくれた。

 だから……。


「ええ、もちろんよ」


 だから、私の手でこんな茶番を終わらせるんだ。

 大広間に到着する。


 そして、玉座にあほみたいに鎮座してる、そいつに向かって言う。


「おい、来てやったぞ黒幕……ニコラス・フラメル師匠」

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