191.強くなった奴隷ちゃんず
奴隷ちゃんズとともに、私は城の奥へと進んでいく。
「剛竜槍!」
火竜人のトーカちゃんが、合成獣に槍を突き出す。
竜の闘気をまとった一撃が合成獣たちを吹き飛ばしていく。
「主殿! 見てください! 拙者、闘気を身につけたんです!」
闘気とは自然界に存在するエネルギーを取りこみ、爆発的な運動エネルギーに変える技術のことだ。
トーカちゃんってば、いつの間に!
ゼニスちゃんがすかさず説明を入れる。
「……皆、セイ様がおつとめをしている間に、独自に訓練したのです」
どうやら私が聖王国でポーション作成してる間に、奴隷ちゃんズはいろいろ頑張って強くなったらしい。
あそこには各地から集めた書物があったものね。
それを元に自ら強くなろうと訓練した、と。偉い。偉すぎるぞ皆!
「上からたくさん獣さんがくるのです!」
ダフネちゃんが指さす先から、飛行型の合成獣が飛んでくる。
「とう!」
ダフネちゃんがジャンプ! そして、合成獣の背中に乗った!
「あ、危ないわよダフネちゃん!」
「大丈夫なのです! よーしよしよしよし!」
ダフネちゃんは合成獣の下顎をなでまくる。
すると合成獣の動きがおとなしくなった。
「テイミングね!」
野生の獣を飼い慣らす技術だ。
ダフネちゃん、テイマーの素質があったのね!
「だふねも戦うのです!」
「……私も。ママ、見てて」
ダフネちゃんが合成獣を操り、リーンフォースが光の魔法を使って、敵を蹴散らしていく!
うーん、みんなほんとうに強くなったわねえ。
主人として誇らしいわ!
「まあマスターは何もしてないんですけどね」
うるせえよロボメイド。
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