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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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191/215

191.強くなった奴隷ちゃんず



 奴隷ちゃんズとともに、私は城の奥へと進んでいく。


「剛竜槍!」


 火竜人のトーカちゃんが、合成獣キメラに槍を突き出す。

 竜の闘気オーラをまとった一撃が合成獣キメラたちを吹き飛ばしていく。


「主殿! 見てください! 拙者、闘気オーラを身につけたんです!」


 闘気オーラとは自然界に存在するエネルギーを取りこみ、爆発的な運動エネルギーに変える技術のことだ。

 トーカちゃんってば、いつの間に!


 ゼニスちゃんがすかさず説明を入れる。


「……皆、セイ様がおつとめをしている間に、独自に訓練したのです」


 どうやら私が聖王国でポーション作成してる間に、奴隷ちゃんズはいろいろ頑張って強くなったらしい。

 あそこには各地から集めた書物があったものね。


 それを元に自ら強くなろうと訓練した、と。偉い。偉すぎるぞ皆!


「上からたくさん獣さんがくるのです!」


 ダフネちゃんが指さす先から、飛行型の合成獣キメラが飛んでくる。


「とう!」


 ダフネちゃんがジャンプ! そして、合成獣キメラの背中に乗った!

 

「あ、危ないわよダフネちゃん!」

「大丈夫なのです! よーしよしよしよし!」


 ダフネちゃんは合成獣キメラの下顎をなでまくる。

 すると合成獣キメラの動きがおとなしくなった。


「テイミングね!」


 野生の獣を飼い慣らす技術だ。

 ダフネちゃん、テイマーの素質があったのね!


「だふねも戦うのです!」

「……私も。ママ、見てて」


 ダフネちゃんが合成獣キメラを操り、リーンフォースが光の魔法を使って、敵を蹴散らしていく!


 うーん、みんなほんとうに強くなったわねえ。

 主人として誇らしいわ!


「まあマスターは何もしてないんですけどね」


 うるせえよロボメイド。

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好評につき、連載版をスタートしました!


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