表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

173/215

173.外の様子

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 どうやら災禍の波ってやつが発生しているらしい。

 なんじゃそりゃ!


 私はロボメイド・シェルジュと、奴隷ちゃんズを連れて、工房のとある場所へとやってきた。


 魔水晶で作られたモニターがいくつも並んでいる。

 外の映像がモニターに映し出されていた。


「……セイ様、これは?」

「魔道具【魔法監視モニター】よ」


 外を偵察する魔道具、【記録の宝珠ドローン】で撮影した映像を、光魔法を応用して、このモニターに映し出すことができる。


「うーんうーん、むつかしぃのですぅ~……」


 ダフネちゃんにはちょっとむずかしかったか。

 私はかみ砕いて説明する。


「ようは、おうちの中にいなから、おうちの外の様子を見張ることができるのよ」

「なるほどー! おねえちゃんすごいのですっ!」


 ぴょんぴょんと飛び跳ねるダフネちゃん。そしてスィちゃんもマネしてぴょんぴょんしてる。

 あ~~~心が、癒やされるんじゃあ……。


 モニターには聖王国の外の映像が映し出されている。

 ……って、なんだこれ……?


「空がなんか、紫色してない……? モニターの不調かしら?」

「不調ではありません。空は魔素の雲で覆われております」


「はぁ!? うそでしょ。これ雲じゃなくて、可視化するほどの濃い魔素なの!?」

「ええ、通常ではあり得ない現象です」

「マジか……」


 こてん、とトーカちゃんが首をかしげる。


「魔素とはなんでござるか?」

「魔力の源となるガスのことよ。通常は目に見えないの。ただ、高濃度の魔素は魔物を産む……」


 こんな濃い魔素みたことないわ。

 てゆーか、こんなのが空を覆ってるって……やばいんじゃあないの?


 だって魔素は集合すると、魔物になる。

 そらをあんな高濃度の魔素がたまってるってことは……。


「お察しの通り、空から魔物が次々と降り注いでいるのです。しかも、全てがSランク」

「やっぱり……」


 魔物は基本、魔素のたまりやすい場所にしか発生しない。

 ダンジョンとか、森とかね、暗くてじめっとしてるところ。


 それらの外で魔物が発生することはありえない。魔素がその場にとどまらないからだ。

 でも……。


「あの空を覆う魔素の雲のなかで、魔物が形成されて、地上へと降り注いでくるわけね」

「ご明察です。その現象を災禍の波、と呼ぶそうです」


 シェルジュがストレージから、1冊の古文書を取り出す。


「いにしえの大賢者が記したとされる手記です」


 該当するページをシェルジュが開いて私に見せる。

 ……なるほど。なるほど……。


 災禍の波。天を高濃度の魔素が覆い、空から魔物の群れが、まるで津波のように襲ってくる現象のことを言う。


 この現象を止めるには、魔素の雲を払う必要がある……か。


「聖王陛下はこの波から聖王国民をまもるべく、地下にこもってあれこれやってる。それがおつとめ」

「聞いたことないわよそれ……誰よ、言い出したの」


「いっつみー」

「てめえかぁあ変なこと吹き込んだ元凶はぁああああああああああ!」


 シェルジュの肩をつかんでがっくんがっくんと揺らす!

 私そもそも、外がどうなってるのかとかしらなかったし!


 こもっているのは、ものづくりに没頭していただけだから!

 別に波をどうこうしようとしてたわけじゃない!

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『大魔導士は田舎でのんびり人生を謳歌する~「おっさんは必要ねえんだよ」と勇者パーティをクビになった俺、実は仲間にレベルを奪われてただけだった。呪いが解けて弱体化したみたいだが俺にはもう関係ない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



https://book1.adouzi.eu.org/n0797ip/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ