167.全自動ポーション生成マシーン
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ドワーフ国にて。
テテロロを含めたドワーフたちの暴走により、立派なお城(※錬金術師の工房)が完成しましたとさ。
……どうしてこうなったんだ、ちくしょうめ!
ま、まあ……外観はどうでもいいんだ。中身がきちんと、私のオーダー通り作られてたらね。
ということで、テテロロに城の中を案内してもらうことにした。
「わ! わ! すごいよおねえちゃん! お城の入り口、噴水があるのですー!」
エントランスとも言える場所。
吹き抜けになっておられましたとさ。そして入って正面には馬鹿でかい噴水があって……。
「テテロロ。あの噴水のど真ん中に立ってる女の像って……もしかして……?」
「はい! 聖女様の像でございます!」
やはりかー!
なんか髪が長くて、背がたかくて、すらりとした足に、ビッグボインな女の像が建っている!
これが私!?
現実の私と全然似てないじゃあないの!
「現実のマスターとは全く似てないですね。特に、胸部装甲のあたりが」
「スクラップにするぞボケメイド……」
まあたしかにシェルジュの言う通り、胸のサイズがあってないんだが……。
「おねえちゃん、そっくりー!」
「主殿の美しさを見事に表現なさってますなぁ~」
私の可愛い妹たちが、像を絶賛なさっておった……。
え、ええ……?
「君たちから見て、私ってこんなの?」
「「はいっ! 美の化身です!」」
ダフネちゃんとトーカちゃんが即答なさってる……。
スィちゃんもこくんこくん、と何度もうなずいていた。大興奮の表情をしてるし。
「ゼニスちゃんはどう思う?」
「やや……盛りすぎかなと」
「だよねー! ゼニスちゃんわかってんねえ!」
私はゼニスちゃんを抱き上げる。カノジョは硬直してしまった。いきなりでびっくりさせてしまっただろうか。
「せ、セイ……様……その……はずかしい……」
「すまんすまん、子供扱いいやだったよね」
ゼニスちゃん小柄に見えて、立派な大人の女性だもんね。
ゼニスちゃんはぷるぷると首を振る。おん? なんか違うのかな。
「マスター」
「拒否」
「のー! 何故ですか!」
「てめえの胸に聞いてみろボケ」
私の胸を馬鹿にしてきたロボ馬鹿メイドは、しばらく放置する。
テテロロが泉の近くで説明した。
「聖女様のご要望通り、ポーションの湧き出る泉を設置しました」
「おー、ないすぅ」
きちんと私の要望通りのものは作ってるのね。
まあ、ポーションを出すところが、聖女像からってのがしゃくだけども……。
「セイ様、これはどういう原理なのですか?」
「簡単よ。まずスィちゃんに協力してもらって、超神水を無限に湧き出す、精霊石を作ったのよ」
えっへん、とスィちゃんが胸をはる。ダフネちゃんもそれをまねる。トーカちゃんも。か、かわわ……。
「精霊石……たしか、精霊の力が凝縮されたアイテムでしたね」
「そ。んで、水精霊の精霊石を作ったら、あとは単純。くみ上げた地下水のなかに精霊石を投入。無限に超神水が湧き出る仕組みを作って、あとはポーションを自動生成する簡易錬金工房をセットした次第」
ポーションはちょ~簡単に言えば、水に薬草をぶっ込んで、なんやらかんやら加工して作る。
水と薬草があれば基本的にOK。
薬草については、ゴーレムを使って、工房の中に薬草を自生させ、それを自動で採取するようにしてある。
採取した薬草は錬金工房(空間操作の魔道具)を小さくしたものの中に入れておく。
あとは錬金工房が勝手に薬草と超神水を取り込んで、無限にポーションを作るって次第よ。
「はー、これでポーションをいちいち自分で作らなくていいから、いいわー。自動化ってらくねー」
「素晴らしい発明です! 聖女様! これでみな喜びます!」
……んん?
みんなが喜ぶってどういうことなのかしらね。
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