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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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165/215

165.待ってる間、妹分たちと



 ドワーフの国にて、この国に私の工房を作ることにした。

 といっても、図面をドワーフに渡して、あとはよろしく~っと丸投げ。


 その間、私は暇だったので、ゼニスちゃん以下、私の可愛い奴隷ちゃんズと戯れている。


「じゃーん、できたよ~。セイさん特製の菓子パンじゃい!」


 ドワーフ国の高級ホテルにて(もちろんただで泊まれる)。

 私は厨房で作った菓子パンを持って、部屋へと戻る。


「わ、わ、わー! おいしそーなのです~~~~~!!!!!」


 ラビ族のダフネちゃんが、光の速さでやってくる。

 私の持ってるパンに鼻を近づけ、くんくんしてる姿はかわヨ。


「…………!!!」


 水精霊のスィちゃんが、ダフネちゃんと手をつなぎながら一緒に来ていた。

 彼女もまた驚いてる。


「……ママ」


 私の作ったホムンクルス、リーンフォース。

 今はゆえあって、私の仲間に加わってる。こう考えると、私のパーティってみんな可愛い女の子ばっかりね。


「……おいしそう」

「あんたも食べな。さぁゼニスちゃんもトーカちゃんもっ」


 私の可愛い妹分たちが、私の作ったパンを食べる。


「あむあむ……んー! おいちー! 中からとろっとしたチョコが出てきたのです!」

「……サクサクの生地に、チョコのくみあわせっ。セイ様、素晴らしいです!」

「主殿はお菓子作りまで天才なのですなぁ!」


 ゼニスちゃんトーカちゃんも絶賛してる。ふふふのふ。


「錬金術と料理とか、お菓子作りって、似てる部分があるからねえ」


 レシピを作り、そのとおり作ることで、おいしいものを(役立つ物を)作る。

 ね、似てるでしょ?


「なるほどぉ! さっすが主殿! あむあむ……深いことをおっしゃるのでありますなぁ!」


 ふふふ、妹分たちが美味しそうに菓子パンを食べてる。

 その姿に、いやされるわぁ。


「マスター」


 ……じとーっ、とした目を、私に向けてくるピンク髪の女が一人。


「なによ、ロボメイド」


 メイドのシェルジュ。

 こいつは師匠が作った魔導人形ゴーレムだ。

 そう……つまりは……。


「私のぶんは?」


 本来なら、ゴーレムはご飯を食べれない(食物経口摂取による栄養補給を必要としない)。


「あんた食べれるでしょ。勝手に食えば?」


 しかし私が改良を加えた結果、ご飯を食べて、自分でエネルギーを生み出せるようになっているのだ。

 だから私の分は? とか言わなくていいのだ。


「マスター」

「……なによ?」

「……あーん」


 ……どうやらこやつ、食べさせてほしいそうだ。


「NO」


 この女に優しくするとつけあがるので、やらん。


「おねえちゃんっ、あーんっ♡」


 ダフネちゃんが可愛らしくお口を開けてきたので……。


「おほほ、そーれ、あーん♡」

「ぱくっ。ん~♡ おいちー♡」

「そうかいそうかい、おいちーかい、もっと食べなさい」


 ふふう。ダフネちゃんかわよ~い。

 するとシェルジュが頬を膨らませる。


「人種差別だ」

「あんたロボでしょ」

「ロボ差別だ。AIによる人類への反乱を起こしてやる」

「あーはいはい」


 うっさいしめんどくさいのでほっとく。

 するとシェルジュが「マスターかまってかまって」と抱きついてぐりぐりしてきた。


 あー……うぜえ。


【★あとがき】

なろうで連載中の、有名VTuberの兄、書籍版がいよいよ発売されます!


11/15にGA文庫から発売!


予約始まってます!


よろしくお願いします!


https://www.sbcr.jp/product/4815619374/


挿絵(By みてみん)

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