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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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161/215

161.全て私のもの!




 私はドワーフたちを救ったことで、報酬として、魔銀ミスリル鉱山をまるっとひとつゲットしたのだった……!



「主殿! 魔銀を回収してくるでござるっよ! 拙者、体力に自信ありでござるからな!」



 火竜人のトーカちゃんが、ツルハシ片手に、やる気満々にそういう。



「最近主殿のお役に立ててなかったから、頑張ってはたらくでござる!」

「だ、だふねもがんばる!」「…………!」



 妹たちが私のためにやる気を出してくれてるわ。

 うれいしけど……女の子にそんな肉体労働なんてさせられない。



「ということで、取り出したのはこの便利ポーション! 名付けて……収納ポーション!」

「「「しゅーのーぽーしょん?」」」



 ダフネちゃん、スィちゃん、トーカちゃんと並び、娘のリーンフォースも首をかしげる。 

 あらかわ。



「この便利なポーションをですね、ちょろりと洞窟の前でたらします。するとあらふしぎ!」



 水がどぱっ……! と吹き出して、それが魔銀の鉱山のなか、隅々まで行き渡っていく。



「……スライム状の液体ですね」

「そのとおり。スライムから着想を得てるのよ。この粘液にふれると、物体がとけて、液体の中にまざるのよ」



 ずぞぞぞぞぉ、と液体が戻ってきて、ポーション瓶のなかにおさまる。

 魔銀たっぷり!



「使いたいときに、こうやってちょろっとポーションを垂らすと……」



 液体の中から、魔銀が取り出される、というわけだ。



「……すごいです。この広大な鉱山のなかの魔銀を、すべて回収してしまうなんて」



 ゼニスちゃんは鑑定眼もちだからか、この鉱山にもう魔銀がのこっていないことがすぐわかったみたい。


「すごいのでござる!」「さすがお姉ちゃん!」「……ママはすごいっ」



 いやいや、照れますなぁ。

 すると一部始終見ていた、ロボメイドが一言。



「強欲で草」


 

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