表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

146/215

146.窮地



 セイの生み出したホムンクルス、リーンフォース。

 彼女を捕縛した巨神王スリュムは、彼女の攻撃を受けてダメージを負った。


「おかしいな。結界に攻撃の力は無かったはずだが……?」


 巨神王はリーンフォースをよく見る。

 すると彼女の周囲に、六角形の小さな光の板が浮いてる。


 アレが集合することで結界を構築していた。

 しかしその光の板が今は、回転しながら浮いてる。


「なるほど……読めたぞ」


 しゅばっ! とすごい勢いで光の板が回転射出される。

 スリュムが腕を伸ばすと、その腕を結界が吹き飛ばした。


「結界を板のように薄くのばし、そうやって投擲することで攻撃してたのか。風刃ウィンド・エッジのようように」


 風の魔法に、刃を飛ばす魔法がある。

 それと似たような物だ。


 無数にある結界を、リーンフォースは次々と射出。

 スリュムはそれを避けて見せるが、あまりに数が多く、いくつかもらってしまう。


 手足がもがれて、その場に倒れ……なかった。


「残念」


 いつの間にか切り刻んだはずの手足が元通りになっていた。

 

「わしに通常の攻撃はきかんのでな……!」


 スリュムは拳を振り上げて、思い切り振る。

 かなり距離があったはずなのだが……。

 いきなり身体に衝撃が走った。


 まるで、巨大な隕石の直撃を受けたかのように、彼女は背後に吹っ飛ばされる。


「あの一瞬で結界を構築するか。が……少々強度が足りなかったようだな」


 リーンフォースは結界で防ごうとしたのだが、敵の攻撃があまりに早くて、間に合わなかったのである。


「がはっ! げほげほ!」


 リーンフォースはその場に崩れ落ちる。

 ふぅ……とスリュムは失望したような表情で、倒れている彼女を見下す。


「その程度か。所詮は」

「…………」


 その程度、といわれたことが悔しかった。

 セイはすごいのだ。


 しかし自分が負けることで、創造主であるセイが馬鹿にされるのは嫌だった。

 

「まあいい。もう底は見えた。死ね」


 と、彼はまたしても、謎の攻撃をリーンフォースに当てようとした……そのときだ。

 ばこん! という強い衝撃とともに彼が吹っ飛んでいく。


「! あなたは……!」


 リーンフォースの顔にはじめて表情が浮かぶ。

 それは……歓喜の笑みだ。


「お母様!」


 そこにいたのは、リーンフォースの創造主、セイ・ファートご本人であった。


【★読者の皆様へ お願いがあります】


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ