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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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139/215

139.大聖女リーンフォース、到着



 セイ・ファートがドワーフの国を救っていく……一方。

 セイが立ち去った街に、一人の美しい、聖女が舞い降りた。


「…………」


 どこか人形めいた美貌を持つ女だ。

 天導教会てんどうきょうかいの聖女が着る、法衣に身を包んでいる。


「おや、あんたは……?」


 入口で、荷物を担いでいたドワーフが、女に問いかける。


「リーンフォース……」

「りーんふぉーす……って! 天導の大聖女じゃねえか! どうしてそんな重要人物がここに……?」


 大聖女リーンフォースは周囲を見渡す。

「母の……」

「は、はは……?」

「母の気配がする。母を知ってる?」

「母……いいや、あんたのようなでっかい姉ちゃんの、お母さんはしらねーよ」


 ずい、とリーンフォースが顔を近づける。


「嘘。だって……母の気配がする。温かい……魔力を感じる……」

「魔力……まさかと思うが、聖女さまのことじゃあねえよな?」

「聖女……?」

「ああ、綺麗な人でよ。奇跡のポーションでたちどころに、おれらのことを癒やしてくださった……」


 述懐するように、ドワーフが目を細める。

 リーンフォースは、ドワーフの額に、自分の額を重ねた。


「う、うぉお! な、なんだァ……!?」


 驚くドワーフをよそに、リーンフォースは得心がいったようにうなずいた。


「母だ」

「え、ええ!? じゃ、じゃあ……あんたが聖女さまの娘!? あんな若い嬢ちゃんが、こんなでっかい人間の嬢ちゃんを産むなんて、おかしくないか……?」


 ふるふる、とリーンフォースが首を振る。


「私は、人間じゃない」

「は!?」


 それだけ言うと、リーンフォースはニサラキの街を去って行く。

 目指すは、母のもと。


 母……セイ・ファートのもとへと、リーンフォースは向かうのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 食いしん坊聖母様というわけですね
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