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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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127.神の【まま】



 私は奴隷ちゃんズといっしょに、氷雪の国カイ・パゴスにきていた。


 ご飯休憩を取るため、いったん馬車を止める。

 魔法コンロで火をつけて、なかで煮ているのはシチューだ。


 調理いらず、あっためるだけでどこでも美味しいシチューが食える、ポーションである。


「さて、食べますかい」

「「「わーい!」」」

「パシリ2号、ついでやりなさい」

「うーっす……」


 パシリ2号こと邪神竜ヴィーヴルが、お椀にシチューをよそっていく。

 今は人間の姿をしてるが、れっきとした魔神の1柱だ。

 

 パシリだがな。


「てゆーか、こういう雑用こそ、奴隷にやらせる仕事じゃあないんすか?」

「何言ってるの? 奴隷ちゃんズは私の癒やしっていう、大事な仕事があるんだから」

「ちぇー……自分はかわいくないってか~……」

「そうね」

「即答! ひ、ひどいぃ~……」


 私があらかじめ作っていたシチュー。

 奴隷ちゃんズに行き渡る。


「じゃ、いただきまーす」

「「「いただきまーす!」」」


 わっ、と奴隷ちゃんズがシチューをすすっていく。


 ずず……。 

 ずずずずうぅ……!


「どうかしら?」

「「「おいしー!」」」


 笑顔のみんなを見て、ほっこりする。

 そうそう、彼女らはこのためにいるようなもんだ。


「セイ様。とても美味しいです」

「こんなうまいシチュー初めてでござるよー!!」

「あのええと、とってもおいしいー!」


 思い思いに褒めてくれる。

 いやぁ、いいわー。いやされるー。


「セイ様は本当になんでもできるのですね」

「逆に何ができないのか聞いてみたいでござるなぁー!」

「あのあの、お、おねえちゃんっ!」


 うさ耳奴隷のダフネちゃんが、もじもじしてらっしゃる。


「おかわり?」

「はいなのです!」

「よかろう。おい2号」


 2号も顔パンパンになりながら、シチューを頬張っていた。

 ぶつくさ文句言ってたわりにちゃんと食べてるじゃ無いのよまったく……。

【★☆新連載スタート!】


先日の短編が好評のため、新連載はじめました!

タイトルは――


『伝説の鍛冶師は無自覚に伝説を作りまくる~弟に婚約者と店を奪われた俺、技を磨く旅に出る。実は副業で勇者の聖剣や町の結界をメンテする仕事も楽々こなしてたと、今更気づいて土下座されても戻りません』


ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!

リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://book1.adouzi.eu.org/n6008ia/

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