119.ストーカーが増える
【★おしらせ】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
セイ・ファートは魔神を討伐した後、竜王子カイルーンから求婚された。
あまりにしつこかったのか、セイは怒り、麻痺ポーションをぶつけて逃亡。
その後のことである。
カイルーンの仲間……神竜族の面々が、竜王都ナザカへとやってきた。
「おお! 熱くない!」「魔神による影響が消えている!」「すごい!」
竜王国スカイ・フォシワは炎の魔神ドゥルジの影響で、灼熱地獄と化してた。
竜の住めぬ国となって困っていた。そこに現れたのが……。
「聖女さまのおかげだ!」「聖女さますごい!」「お礼を言わねば!」
もうすっかり神竜族たちのなかで、セイ=聖女扱いであった。
さて。
「カイルーン様! 大丈夫ですか!!!」
麻痺してて動けないカイルーンを、部下が発見する。
解毒の木の実を飲ませるもの、全然治る気配がない。
しばらく動けないでいるカイルーンに、部下が心配そうに尋ねる。
「何があったのですか!? まさか、魔神の呪いじゃ……?」
「いや、違う。聖女さまに袖にされてしまってな」
「なんと。こんな強力な麻痺の力もつかえるなんて! すごい……!」
カイルーンがしびれた状態のまま、しかし、その瞳は爛々と輝いていた。
「やはり……あのお方は、我が国に必要だ! というか、我はあのお方が欲しい! 心底惚れてしまったのだ!!」
メラメラ、と執念の炎が宿る。カイルーンはもうすっかり、セイの信者であった。
「麻痺が解けたら、彼女を追うぞ! 準備を整えておくのだ!」
「ハッ……!」
……かくして、セイの新たなるストーカー……もとい、信者ができたのだった。
【★☆★新作、投稿しました!】
先日の短編が好評だったので、連載版はじめました!
タイトルは――
『転生魔女の気ままなグルメ旅~婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔物討伐?人助け?いや食材採取です」』
ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
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