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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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119/215

119.ストーカーが増える

【★おしらせ】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。


 セイ・ファートは魔神を討伐した後、竜王子カイルーンから求婚された。


 あまりにしつこかったのか、セイは怒り、麻痺ポーションをぶつけて逃亡。


 その後のことである。

 カイルーンの仲間……神竜族の面々が、竜王都ナザカへとやってきた。



「おお! 熱くない!」「魔神による影響が消えている!」「すごい!」


 竜王国スカイ・フォシワは炎の魔神ドゥルジの影響で、灼熱地獄と化してた。

 

 竜の住めぬ国となって困っていた。そこに現れたのが……。


「聖女さまのおかげだ!」「聖女さますごい!」「お礼を言わねば!」 


 もうすっかり神竜族たちのなかで、セイ=聖女扱いであった。

 さて。


「カイルーン様! 大丈夫ですか!!!」


 麻痺してて動けないカイルーンを、部下が発見する。

 解毒の木の実を飲ませるもの、全然治る気配がない。


 しばらく動けないでいるカイルーンに、部下が心配そうに尋ねる。


「何があったのですか!? まさか、魔神の呪いじゃ……?」

「いや、違う。聖女さまに袖にされてしまってな」

「なんと。こんな強力な麻痺の力もつかえるなんて! すごい……!」


 カイルーンがしびれた状態のまま、しかし、その瞳は爛々と輝いていた。


「やはり……あのお方は、我が国に必要だ! というか、我はあのお方が欲しい! 心底惚れてしまったのだ!!」


 メラメラ、と執念の炎が宿る。カイルーンはもうすっかり、セイの信者であった。


「麻痺が解けたら、彼女を追うぞ! 準備を整えておくのだ!」

「ハッ……!」


 ……かくして、セイの新たなるストーカー……もとい、信者ができたのだった。

【★☆★新作、投稿しました!】


先日の短編が好評だったので、連載版はじめました!


タイトルは――


『転生魔女の気ままなグルメ旅~婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔物討伐?人助け?いや食材採取です」』


ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!

リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://book1.adouzi.eu.org/n6260hz/

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