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【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


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116.大量じゃーい!



 私ことセイ・ファートは天空上で! 飛行石げっとしたぜええ! いええええええええええええええええい!


「ふぅわっはっはー! 大量じゃーい! 飛行石~! FU~♪」


 奴隷ちゃんズに囲まれながら、ずんどこ踊ってしまう私!

 普段のおしとやかな私とは違って、このときばかりはテンションマックスっしょぉ!


「マスター」

「なんだロボ!」

「飛行石なんて大量にとって、何か意味があるんですか?」


 ああん?

 意味ぁ……?


「ねえよ」

「ないんか-い」

「めったにとれないレア素材があったから、取りに来ただけよ! いつ使うかわからないけども!」


 レアな素材をゲットしたって事実が重要なのだ!


「なるほど、レアだからとりあえず集めておいて、しかし使うタイミングがなく、ストレージの漬物にしてしまう。狩りゲーでよく見るやつですね」

「お! よくわかってんねー! ロボちゃーん!」


 狩りゲーって意味わからねえけどな!

 がっはっはー!


「おねえちゃん、ご機嫌なのです! らびも、ご機嫌になるのです~!」


 うさ耳奴隷ちゃんが嬉しいこと言ってくれる!

 私はダフネちゃんを持ち上げて高い高いしてあげる。


「…………!」

「すいちゃんも、っていってるです!」

「しゃー! かもーん!」


 トーカちゃんにゼニスちゃんも要求してきたので、私はそれに応えてあげた。

 今日の私はテンションマックス女だからよぉ! やったるでえ!


「ではマスター、ワタシも」

「さ、帰るぞ皆のしゅュー!」

「ワタシは? ねええマスター。ワタシも高い高いしてくださいよ」

「おまえ今回何もしてなかったから、お預け!」

「なん……だと……」


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