表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】天才錬金術師は気ままに旅する〜500年後の世界で目覚めた世界最高の元宮廷錬金術師、ポーション作りで聖女さま扱いされる〜  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/215

111.怪物の女王



 セイ・ファートが向かう先にいる、炎の魔神ドゥルジ。


 炎の王たる自分は、竜どもが作った城の玉座に悠然と座っている。


『ふん……ここにこれる物ならきてみろ。もっとも、ソンなことは不可能だがな』


 ドゥルジが生きてるだけで、摂氏数千度の熱を発生させる。

 彼は生きてるだけで人類の脅威となりえる……歩く災害だ。


 任意の物を燃やさないふうにコントロールできる。

 そうでなければ、この城は一瞬でドロドロに溶けて、消えて無くなっているだろう。


 炎と熱を手足のように操る……いや、操るという概念すらない。

 人は歩くときに、体をコントロールしていると思わない。表現しない。


 あんまりにも当たり前にできることに対しては、言葉すら不要。

 ドゥルジの辞書には敵や攻撃、という自然界で生きる動物が、誰もが持っている概念を持ち合わせていなかった。


 ……その日までは。


「なーんかむっしあついわねー」

『なっ……!?』


 驚くしかなかった。誰も近寄れないほどの、凄まじい熱を周囲に発しているはずなのに。


 城の中に入ってきた女は……平然と、あまりになんともないような表情で立っていたのだから。


「あんたが空の王さま?」


 にぃ……とそいつが笑う。ぞくっ、と背筋に悪寒が走った。

 目の前に居るのが、ただの人間ではない……。


 人間の皮を被った、化け物に……ドゥルジには見えた。

 そしてその予感は……見事に的中することになる。


 怪物の女王の手によって、いやというほどに、思い知らされる。

 本物の、暴力を。

【★読者の皆様へ お願いがあります】


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ