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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第10章「四獣王ジゲンドン討伐攻略戦」西暦2037年11月10日

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第711話「承・メリークリスマス」

 現実世界、西暦2037年11月14日16時15分。

 多層世界、今現在歴6451年、冬の月、第6の街戦乱都市アスカ。


 咲は1時間ほど待ったが、何も起こらないことに困っていた。

 というか、ステータス画面を観ても、天上院姫が1時間ほどログインしていない、現実世界で何かあったのか……? それを知る事は咲には出来ない、何せ彼女はプレイヤーなのだから。

 そう、間違えちゃいけないのは彼女はGM姫が作ったゲーム事態を遊びたいプレイヤーであるという点だ。

 成り行きで家族の善神なんてやっているが、本来彼女はそれらとは縁遠い存在なのだ。なっちゃっただけで……。


「待っても来ない……動くか? いやでも動くなって言われたしな……」

 そんな事を呟いていたらワールドアナウンスが鳴った。


《ワールドアナウンス、エレメンタルワールドサーバーに、極神速歴サーバーを繋げました》


 どうやら、運営陣だかお姉ちゃんだか、そのへんがゲームの外でまた何か繋げたらしい。サーバーはこれで全部で5つ。最古来歴、今現在歴、最未来歴、亜空間歴、極神速歴のサーバーだ。

「あーだから1時間居なかったのか……」

 お姉ちゃんがハグレてからゲームにログインしていない理由がよくわかった。メンテナンスはしなかったが強引に繋げたんだな。

 とはいえ、その極神速歴というのが、具体的に何なのか咲にはまだ良くわからない。情報不足だ。

 続けてアナウンス。


《存在優先度の可視化をしました、詳しくはステータス画面の説明欄を観てください。スキル、キングダムルームを追加しました》


 存在優先度……、どうやら前にお姉ちゃんと話していた戦闘力、じゃなかった氣力値を発展させたのがこの存在優先度らしい。

 なるほど、詳細をちゃんと読むと作り込まれているのがよく分かる。その場しのぎで考えて無いんだなというのは良くわかった。

 と、そんな事を関心しながら観ていたら。ゲーム内の風の動きが止った――。

 否、止ったんじゃない。時間が物凄くゆっくり流れ始めた。でも眼で見た感じこれはもう時間が停止しているのと同義であった。

「ん、止った……」

 何が何だから判らないが、これが極神速歴サーバーの影響かな? とかぼんやりと思った。


 そんな中、シャンシャンシャンと鈴? ベルの音が鳴り始めて、おっきい犬がこっちにやって来た。

「こんにちは、家族の善神のお嬢さん、今までありがとうね、言いたいことは沢山あるけれど、この子を育ててくれないかしら? ニックネームをつけてあげて」

 見ると影の中から子犬がワンワンと鳴き始めた、咲は可愛い子犬だなと思った。


 多層世界、極神速歴0.01秒。


《守護霊獣メリークリスマスとルリに出会った》


 チャット欄にそのように流れる。この文脈からだと守護霊獣だという事しか読み取れない、詳細は不明。


「この子犬をですか? 別に良いですけど、名前……えっと……眞井(マイ)とかですか?」

 名前を付けられてその子犬は咲の足にすり寄って来た、何もしてないのに滅茶苦茶懐かれている。


「ふふ、良い冒険者は動物に好かれるって本当ね、じゃあ後はよろしく」

 そう言って、メリークリスマスというおっきい犬さんは空へ向かって、何処かへ駆け上がって行った。


 咲にとっては訳が解らなかった……。

「……言葉足らずが過ぎる……、まあ預かっちゃったからこの子犬はちゃんと育てますかね……」

「わんわん、きゃん!」

 この子犬、可愛い……。


 そんな和み空間が終わったと思ったら、時が止ったような空間、否、滅茶苦茶ゆっくり動いていた空間が元に戻った。元の今現在歴6451年だ。


 そんな事をやっていたら時空が歪み出して、ようやくそれらしい船艦がやって来た。

 最果ての軍勢の救護班の乗った船、暦時空艦りゅうおう、だ。

「ごめん、遅くなった。準備に手間取ってな~」

 真城和季が艦内から出来て、咲を艦内に誘う。その出入り口には天上院姫も居た。

「ごめーん、遅くなったのじゃ~」

 何で先に姫お姉ちゃんが船に乗っているのかというツッコミは置いておいて、とりあえず最果ての軍勢の船内に入る咲、一緒に子犬の眞井もついて来る……。


「何もするなって言ったはずなんだけどな……」

「すんご!? もう極神速歴のモンスター? 動物をテイムしてるじゃないか!? お姉ちゃんビックリだよ!?」

 和季と姫のリアクションに対して咲は「何もやってないし向こうから来ただけ何だけどな……」と口を濁すばかりだった。


 咲は真城に聞く。

「次の目的地は?」

「最未来歴に有る船か、最古来歴に居る2人だな、咲はどっちから行きたい?」

 咲はちょっと考えてから。

「じゃあ最未来歴の船から行くよ、まだ運転してないし。運転しながら2人を回収しよう」


 ということで、暦時空艦りゅうおうの次の目的地は、最未来歴4454年、第2の街雲の王国ピュリアとなった。

 ドラ○もんのタイムパトロープばりの飛行能力で最果ての軍勢の船艦は時空を移動した……。


 名前◇存在優先度

 希少◇R

 分類◇±6の変動幅_権力の数値化_種族ごとに固定

 解説◇±1から6数字で、で種族別にランクを区別する。1はNPCやAI、2はプレイヤーや現実世界のモブ人間、3が種族以外に名前を付けられたネームド、4が絶大な威力を誇る心氣・秘奥義の所持者、5が最果ての軍勢の関係者、6が神王系やGM系。

 発言権、行動権、実行権など権力の優先度化、数字がないと不便だが数字が大きすぎても不便なので、ゲーム的にランダム要素の入る余地の在る6面ダイスを基準になった。戦闘面、交渉面で影響を与える。存在優先度が高いほど権能や加護が通りやすい。存在優先度は名前を与えられて完成した時から、基本変動はしない。

 変動幅は、キャラクターのスキル内容によって変動する。

 基本的に各種族は、種族ごとに固定範囲で、戦闘や交渉の技術により稀に変動する。


 名前◇キングダムルーム

 希少◇R

 分類◇スキル_存在優先度-6_王族系しか権能が所持できない

 解説◇このスキルの発動条件は、ワンアクション中一番最後に発動しなければならない。摩訶不思議な城壁の空間をつくる。使用者の技量で、最大1日間から最短1時間まで領域結界を張り、存在優先度が低い存在から行動できるようになる。キングダムルーム発動中は、存在優先度が一番低いキャラクターから順番に行動していく。

 通常の行動順決定方法は、存在優先度が高い者の権能や加護が通りやすいが、キングダムルーム内では存在優先度が逆転する。

 スキルの効果範囲はゲーム盤全体。

 現在の使用者は天上院姫、桜愛夜鈴、真城和季の3名とこのスキルを使えるものは少ない。


 名前◇極神速歴

 希少◇SSR

 分類◇神速の歴史_神族や王族_神速の世界線

 解説◇EW世界線018D・極神速サーバー。極神速歴は、1アクションで0.01秒の時間世界。通常の人間・プレイヤーやNPC・AIが認識・知覚出来ない刹那的な歴史の暦、なので0.01秒単位で刻む。

単純に時間が速すぎるため、人間の五感や通常の記録方法では、出来事が刹那的に過ぎ去ってしまい、詳細な記録が困難になる。限られた極少数の者しか、存在を認識できない。

この暦は、神族や王族など、限られた頂点の者が「神速の歴史」という曖昧になってしまう歴史を刻むために作られた。

 なので、このサーバーを使うものは。刹那的な時間を行動したい上で、その情報を記録・保存したい者となる。

 この暦を認識出来るのは、手段や方法は問わないが、存在優先度4以上でないと速すぎて認識出来ない。


 名前◇メリークリスマス

 希少◇SSR

 分類◇幻獣種_神速の世界線_守護霊獣

 解説◇呼び名はメリー、大型の幻獣種の犬。ドラゴン・炎タイプ。神速の世界線を歩くサンタさんの犬「メリークリスマス」が名前。眞井〈ルリ〉の母親。今現在歴6451年に出会った。


 名前◇眞井〈マイ〉

 希少◇SR

 分類◇幻獣種_守護霊獣_真名はルリ

 解説◇咲のペット。過去ではなく、未来人に育ててもらったほうが良いと判断して、メリーから託された。フェアリー・鋼タイプの子犬。真名はルリだが、眞井と命名したのは天上院咲。最初から持っているスキルに〈廻生〉〈天罰〉〈影移動〉〈神速〉がある。今現在歴6451年に出会った。


 名前◇暦時空艦りゅうおう

 希少◇SR

 分類◇最果ての軍勢_救護班_戦艦

 解説◇最果ての軍勢トップ4が救護用に乗った戦艦。滅茶苦茶強い船艦のはずだが詳細は不明。


 名前◇暦時空艦まんとら

 希少◇SR

 分類◇最果ての軍勢_迎撃班_戦艦

 解説◇最果ての軍勢5系統トップ5が迎撃用に乗った戦艦。滅茶苦茶強い船艦のはずだが詳細は不明。


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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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