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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
EX第10章「四獣王ジゲンドン討伐攻略戦」西暦2037年11月10日

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第701話「結・元滅種による被害報告書」

 最未来歴1年、第1の街ライデン、ギルド本部、受付前。


 湘南桃花とオーバーリミッツはギルドの受付嬢として、書類の整理をしていた。

「あー、また、胡散臭い書類来たわ~~~~……」

 冒険者達が書類による報告をしてくれるのはありがたいが、事務処理が〈ココ〉に集中しているのが厄介である。


 内容は〈元滅種による被害報告書〉という、冒険者が頑張って調査して集めてくれた書類である。……ありがたい報告書だが、ギルドの受付嬢としてはありがた迷惑である、仕事が増えるので……。


 オーバーリミッツが桃花の顔を横から覗かせて見つめる。

「桃花的にはこの事件、どう思う?」

「ん~、四獣王ジゲンドン倒さない限り収集尽きそうに無いわね~これ~、まあ倒した後もどうなるかは未知数だけど……」


 渋い顔をしながら報告してくれた冒険者に「ありがとうございました~~」と笑顔で接待する。

 現実でも多想でも愛想笑いを振りまくので疲れが貯まる桃花であった。


 書面に眼を通す感じ、一番事件が片付きやすそうな案件は、闇の大精霊シャドウ・ダークサイドだった。

「ん~、最未来歴5年は丁度、咲ちゃん達も居るし、ついでに調査依頼送ろうかしら~?」

「ありがた迷惑なのか、または強化イベントなのか……」

 まさに鬼と出るか蛇と出るか、といった感じである。



 元滅種による被害報告書。


 時代、最古来歴1000年。

 観測者、プレイヤー。

 解説、四獣王ジゲンドンが元滅種を従えている。ジゲンドンにより元滅種が招集され〈大お食事会〉が開かれたのこと、狙われたのは第4の街北九京都。周辺の村や街の文献・書物・工芸品・文化遺産が〈大戦〉程ではないが大量に食われたとの報告がある。


 時代、今現在歴2020年。

 観測者、プレイヤー。

 解説、悪の組織ダイアウト団が元滅種を従えている。コロナの時代に紛れて悪さをしているらしい。これにはNPCのみならずプレイヤーも加担・悪さをしているとの報告がある。

 悪の組織ダイアウト団は悪のNPCとプレイヤー両面で被害が出ているので一筋縄でわいかないものと思われる。目的は四獣王ジゲンドンをこの時代に呼び出すことで。

 かなり悪質である。狙われた場所は、第5の街魔王城ロキ。

 ダイアウトとは、絶滅・死に絶える、という意味。


 時代、最未来歴5年。

 観測者、NPC。

 解説、闇の大精霊シャドウ・ダークサイドが元滅種を従えている。発見場所は、原生生物自然保護区〈西の大門区域〉の大空洞の地下最深部とのこと。こちらは甚大な被害報告はなく、ただ従えているという報告があっただけ。しかし、自然放置するほど、被害が拡大するものと思われる。


 時代、亜空間歴。被害報告なし。



 報告メモ1。

 元滅種本体は悪なのか闇なのかという議論がある。

 元滅種生物個体としては、文化を食べなければ生きていけない生物なので、善悪や光闇と分類してもお腹が減れば食事をしてしまう生物である。よって善意で食べる時もあるし悪意で食べることもあるので分類的には〈闇〉である。

 では、この闇に実体が有るのか無いのかの議論だが、基本的に実体はある。

 これは、〈自由の悪神〉の事例が〈実体がない闇〉という特殊すぎる例なだけで、NPC・AIであれば普通に〈闇の生物〉として害獣として処理できる。


 報告メモ2。

 人々の影からいきなり空間転移してきたとの報告がある。

 これは人間に住む闇の心の匂いを嗅いで空間転移してきたものと思われるので真偽不明の詳細不明。太陽と影の関係性も明らかになっていない。引き続き詳細を追ってゆく。


 報告メモ3。

 〈怪獣除けの鈴〉に効力があるらしい。

 プレイヤーは元滅種を倒すことは出来ないが、鈴の音を聴くと、元滅種は活動範囲が鈍化するらしく。逃走しやすくなるとの報告を受けている。比較的戦闘や冒険に不向きなプレイヤーは〈怪獣除けの鈴〉を買う・または入手することで〈護身用〉とすることを強くおすすめする。


 報告メモ4。

 闇の大精霊シャドウ・ダークサイドの詳細が不十分で情報提供を求めている。


 ――報告書の内容は以上となる。


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