幕間「世界の運命は誰の手に?」
結局、奇跡も魔法もあった。
偶然だったかもしれない、必然だったのかもしれない。
世界は狭かったかもしれないし、思った以上に強かったのかもしれない。
一番強かった頃の誰かは、実は一番弱かった頃だったのかもしれない。
運命を握る男は、実は手のひらで踊らされていたのかもしれない。
全部「かもしれない」で終わってしまうが、だから何だというのだ。
多くの人が犠牲になったかもしれない、実際に犠牲者も出たし、とりあえず労働者も居た。
運命を握っていたのは信条戦空だったかもしれないし、それは疑いのようのない事実だ。
だから何だというのだ?
結局、世界の運命は握っていなかったとしても。
だったら、世界の運命は誰の手に有るのだというのか?
わからない、わからない、わからない。
誰も教えてくれないし、誰もその答えに返事は返っては来ない。
理解者は居るがそれとは別の話だ。
では結局、自分は何と戦っていたのか?
答えは自分、巡り巡って結局自分。
そうでなければならないし、そうじゃないといけない。
つまり、自分で選択して決断しなければならないわけだ。
泣いたり笑ったり喜んだり怒ったりするかもしれない。
答えが解らぬまま今日も日が暮れて、また明日が始まろうとしていた。
あれは光そのものだったかもしれない。
その力を信じる信じない、信じられる、色々あっただろう。
変われる強さに変わらぬ想いもあったかもしれない。
だが、生きている限り。
1つだけ、解っていることがあった。
――明日もたぶん、【めんどくさい】1日が始まると……。
by 双矢鏡。




