番外編52「神のゲームの教訓」
姉妹は3時のおやつタイム、他愛のない会話? をしていた。
「仮にさあ、吸血鬼大戦のせいで、〈禁忌目録〉とか〈十の盟約〉とかが作られたって、解ったら……どう思う?」
「どうって、……さあ? 解んない」
「答え、次のゲームの邪魔になる。もしくは歴史と化す」
「はぁ……」
妹はポッキーを食べる。
「多くが正しい隣人を演じ、そのルールが正しいと信じて疑わない。まあ、アレより良い出来のが無いからそれに縋るのは解るが。未来に住む私達の足かせにしちゃいけないって話だ……」
「はぁ……つまり?」
「ルール、……作り直したい……」
一瞬、咲は間を置いてから、考える。
「それは〈元のルール〉なの? 〈次のルール〉なの?」
「どっちかというと、咲のルールが無い……」
「……そりゃあライフワークなんだから、無くて当たり前じゃん」
「ならそういうルールを書いとくべきじゃん?」
「……ふむ」
言いたいことは、解らなくもない。
「それってルールなの? 掟なの?」
「どっちかと言うと、【教訓】が近い? 【神のゲームの教訓】ていう文言」
「ふむ、じゃあとりあえず教訓を言ってみようか」
こうして、家族の善神と自由の悪神の教訓をいい始めた。
《神のゲームの教訓》
【01】心が強いほうが勝つ。
【02】世界は白紙、空には何色を塗っても良く、自由である。
【03】独りで遊んではいけない。
【04】数字は誤魔化しが効かないので気をつけよう。
【05】ルールは他者ではなく、自分達で決める。
【06】家族に迷惑をかけずに、自由に遊ぶ。
【07】滅茶苦茶愛が強くなったら、じゃんけんで勝敗を決める。
【08】世界規模や場外乱闘になったら、ポ○モンバトルで勝敗を決める。
【09】作家なら作品で勝負をしろ。原稿より健康。
【10】思考放棄は自動的に負けとなる。制限時間は決めよう。
【11】困った時は陰陽五行論で廻すか、誰かに相談する。
【12】無意識に選ぶと、ろくな事がない。意識して選択しよう。
【13】よーく考えよう、お金は大事だよ。
【14】ゆっくり、確実に、一歩づつ歩こう。
【15】愛がなければ描けないものは実在する。
【16】雑談は雑談であり、それ以上でも以下でもない。
【17】小説も漫画もイラストも動画も、優劣はなく平等である。
【18】一番いけないことは、お腹を空かせること。
【19】ルールは破る為にある。守破離の精神を忘れずに。
【20】〈神〉の定義とは、全次元をコントロール可能な存在であること。
咲と姫は書き散らした草案を凝視する……。
「ま、草案はこんなもんか」
「ほーい、増やしたくなったらもっと増やせば良いね」
「そうじゃな、あと気になるのは。仕事とか社会情勢とか平和についてとかだけど……、まあそれは追い追い追加しよう」
そう言って、この話は盛り上がった。




