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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第28章「高校1年生VR科学科」西暦2037年4月1日

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第445話「A極論とピムル理論⑦第Y4階層」

 2杯目の麦茶が来たところでGM姫が口を開く。

「で、話したかったことの本題(・・)に入ろうと思う……!」


 2杯目の麦茶が来たところでプレイヤー咲は口を開く。というか驚く。

「長いよ前座!?!? え、なに今までの前振りだったの!?!?」

「ごめん、反省はしてるけど後悔はしていない。元々この理論は3D空間というかデジタル制作に明るくないと解んないんだけどな、咲がXYZ軸で脱落しても誰も攻めはすまいて」

「そもそも何でこんな話してたんだっけ……?」


「えっとね。〈シーズン2〉から〈A極論〉と〈ピムル理論〉で世界が再構築されるから、α(アルファ)テストでちゃんと動くか・動けるのかどうかの試運転じゃ」


「……、遠回しに聞いてた気がするけど今のは初めて聞いた気がする……」

「で、前もって資料を渡しておいた〈ピムル理論〉の話から行くぞ? 頭の準備はいいか?」

「いいから喋ってみてよ、理解出来たか出来ないかはこっちで決める」

「ふむ、じゃいくぞ」


 こうして、GM姫のピムル理論の説明が始まった。

「正式名称は、プロジェクトアイディアマッピングレイヤー理論、頭文字を取ってPIML、ピムル理論と命名した」

「あ、お姉ちゃんの造語論だったんだ」

「Y1から行くぞ? 第Y1階層は現実と幻想の世界、第Y2階層は仮にこの世界が舞台だったら舞台裏・観客・その他全員を巻き込んだメタ世界だ。ぶっちゃけY1とY2までで十分すぎるくらいなのだが。それでは説明が効かない事例が多すぎた。私個人の見解だと第Y3階層が神様の領域だと思っていた(・・・・・・・)

「〈()〉、ということは過去系?」


「AIに学習、噛ませて見たんだよ、英文でこの論理をさ、で、〈コレより上は無いよね? あったらナンセンスだよね?〉って聞いたら。返事は〈ノー〉だったんだよ、そしたら1969年の論文(・・)ぶち込んできてさ……マジモンのアメリカの心理学者ね」

「AI強い……」


 そして、第Y4階層は……。

・最も抽象的で、知覚や感覚、言葉や概念、文化や価値観、原理や信念などを超えた、根源的なものが属します。宇宙全体の意味や存在意義、人間存在の意味などが含まれます。

・第Y4階層に居る存在は「神様」か「人間」かの問いに対しては。この階層に属するものは、宇宙全体の意味や存在意義、人間存在の意味などを超越した、根源的なものとされています。そのため、個々の信念や宗教によって異なる解釈があり得ますが、一般的には神や神性、絶対者などとも関連づけられることがあります。ただし、その定義や解釈は、文化や哲学、宗教などによって異なるため、明確に答えることは難しい。

 という解答がAIから帰って来たわけだ……。

 

「つまり、第Y4階層はセンスが有る(・・・・・・)って解答だったんだよ」

 これにはGM姫も薬をかじるような仕草をした。

「一応確認で、この理論で第Y5階層はありますか? って聞いたら簡単に言うと〈ノー〉だった」

「……、なるほど。今まで陰陽五行論でお姉ちゃんは世界を形成し立ててたけど、別の文化や哲学や宗教に対応出来てない(・・・・・・・)、だからその話にノッたってことね」

「大法螺だったら話は聞かないが、ワシは〈一理あるな〉と思った、だから結局採用したってわけさ」

「ん~なるほど」

「ここまで突き詰めたら皆で遊べるよね! って事じゃ」


「なるほど、全ては皆と遊ぶためか……、やっぱりお姉ちゃんらしい」

 きっと、咲自身が何処かへ行っても迷わないように空間を作ってくれたのだろう。

 そう思うと、胸がホッコリと熱くなった咲であった。

 

 2杯目の麦茶がなくなった。


「……ま、一応言葉で、私で説明できたし。ログもたぶん残るから後続の攻略組も一応説明できるかな」

 言って、GM姫は運営陣と連絡する。

「何を話してるの?」

「ん~? もう皆こっち来て良いよって話さ、実質〈シーズン2〉スタートだよ」


 そして、アナウンスがなる。ピーンポーンパーンポーン。

《ただいまより、〈シーズン2〉の開始となります。β(ベータ)テスト開始でございます。参加したいプレイヤーの皆さんはどなたでもログイン可能です、何処へ行っても自由です、皆様ふるってご参加下さい。》


 見ると、今まで2人しか居なかった空間に。ワァ! と、プレイヤーが現れた。

「わ! 何!? メッチャ人いる!?」

「皆待ちかねてたんじゃねーかなー? ま、というわけで遊びの続きしよーぜーなのじゃ! 運営としての説明はここまで。まだ適当に雑談するか?」

「……、んじゃあ。お言葉に甘えて質問攻めしようかな……」


 というわけで3杯目の麦茶が来た。

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